【トランクルームに関するアンケート】アンケートで発見!トランクルームを快適・便利に活用する賢い使い方

2021.07.27

日々の生活で何かと増えていく荷物の置き場所に悩み、トランクルームを見るとつい気になる方は多いのではないでしょうか。

しかしトランクルーム利用者の話を聞く機会がなく「我が家でも気軽に借りられるのか」「借りた後どう使うかイメージが湧かない」という疑問や不安があるかもしれません。そこで今回はトランクルーム利用経験者にアンケートを実施し、利用したタイミングと理由・収納したもの等について調べてみました。

回答を紐解くと「これは便利」と参考になる使い方から、目から鱗のびっくりする使い方までトランクルームの様々な活用術が見えてきます。あなたも利用者の知恵を参考にしてトランクルームを便利に活用してみませんか。

トランクルーム利用者の年代は30代が最多

初めに、トランクルームを利用する年代の傾向を調べてみました。利用者の割合は30代が39.3%と圧倒的に多く、次いで40代が27.0%、20代が20.0%となり、20〜40代を合計すると、何と86.9%もの割合を占めるという結果になりました。

これは、この後詳しくご紹介する「トランクルームを利用する理由」と比較するとよくわかるのですが、ライフスタイルが変化するタイミングでトランクルームを利用し始める人が多く、30代を中心に20〜40代で新しいライフステージを迎える人が多い傾向にあるからではないでしょうか。

つまりトランクルームは新生活への移行を支え、便利で快適なものにしてくれる頼もしいサービスと言えるでしょう。

利用期間は3ヶ月未満の「短期派」・1年以上の「継続派」の2派が拮抗

次は、トランクルームの利用期間の実態です。アンケート最多は1年以上(31.7%)で、家の倉庫がわりに現在も利用を続けている「継続派」が多い傾向でした。

次に多いのは1ヶ月〜3ヶ月(28.0%)で、さらに短い1ヶ月未満(7.0%)と合わせると3ヶ月以内の「短期派」が35%になり、継続派をやや上回る数値となりました。

つまり、トランクルームの利用は一時利用の「短期派」と長期継続利用の「継続派」に二分される傾向にあり、全体の約半数は半年以内で利用を終えていることが分かります。

トランクルームは利用したいけれど継続される固定費が気になる方には「期間限定でのトランクルーム活用」という選択肢もあるようです。

 

引っ越しの一時利用から普段使いまで。ユーザーがトランクルームを利用する理由とは?

続いて、トランクルームの利用を開始したきっかけや理由について見ていきましょう。まずは統計結果を踏まえて詳しくご紹介します。

トランクルームを利用する理由ベスト5
第1位: 転居・建替前の家財の一時保管 (25.7%)
第2位: 趣味の品物の保管 (21.3%)
第3位: 荷物が増えすぎたため (18.3%)
第4位: 自転車・バイクの保管 (15.3%)
第5位: 不用品整理・処分・譲渡前の一時保管 (11.7%)

 

第1位:転居・建替前の家財の一時保管(25.7%)

新しい住まいへの移行時のトランクルーム利用ということで、利用期間「短期派」が多いのもうなずけますね。

ひとくちに「転居」といっても、事情を詳しく見ていくと実に様々です。

転居(建替)時にトランクルーム利用を決めた背景
・建替中に家の荷物を運び出さなければいけない
・旧居を出る日程と新居へ入る日程にタイムラグがある
・近々住まいを見つけるまで荷物保管したい
・引っ越し日に間に合わせるのが厳しいのでゆっくり荷物を移行したい
・近い場所への引っ越ししなので自分のペースで荷物を移行したい

いずれにしても、共通して言えるのは「引っ越しの自由度が上がる」ということです。

決まった引っ越し期日に縛られることなく、とりあえず荷物をトランクルームに収納したり自分のペースで荷造り・荷解き・整理ができれば、新居をより快適なものにできるのではないでしょうか。

【User’s Voice】
「新居に引っ越ししてきたので荷物整理の為、一時保管場所として借りました。おかげさまで新居がキレイに片付きました。」
(30代・無職(未記入)・1か月~3ヶ月程度利用)

第2位:趣味の荷物の保管(21.3%)

「ついついあれもこれも欲しくなって、いつの間にか居室を圧迫していた」ということになりがちな趣味の品物。でも愛着があってなかなか捨てられませんよね。日常生活には優先度が低いこともあり一挙にトランクルームで保管という場合が多いようです。

アウトドアやスポーツ、車やバイク等のかさばる道具・家に置きにくい道具が多い趣味もあれば、一つ一つは小さいものでもコレクションが莫大になるという趣味もあります。中には時折、家族に責められて荷物移動を余儀なくされたお父さんの哀愁も垣間見られるのでした。

【User’s Voice】
「わたしが趣味で乗っているロードバイクを家の中に置いていたら家族に邪魔だと言われたのでトランクルームを借りました。」
(30代・無職(未記入)・1年以上利用)

第3位:荷物が増えすぎたため(18.3%)

家での生活が長くなると家の中に荷物が増えるもの。その新しく増えた分だけ古いものを捨てていくのはなかなか難しいものですね。

中でも特に多かったのが「子供の成長とともに荷物が増えた」という意見でした。

年齢が上がるたびに物も増え、残しておくべきか処分のタイミングに迷うものや、思い出があって捨てられない服やおもちゃ、ずっと残しておきたい絵・作品等「一定以上はどうしても減らせない荷物」になる場合が多いようです。

日々使う物より使わず残しておく物が収納される傾向にあるので、トランクルーム継続派に多い利用理由です。

【User’s Voice】
子供が大きくなり季節もののレジャー道具も増えてきたため、収納が足りなくなりました。クローゼットには入りきらないので部屋に転がしておいたのですが、子供が遊ぶスペースも少なくなるうえに、ケガのリスクもあったのでトランクルームを借りました。
(30代・無職(未記入)・4ヶ月〜6ヶ月程度利用)

第4位:自転車・バイクの保管(15.3%)

ちょっと意外かもしれませんが、トランクルームを日々の駐輪場として利用している人が多く見られました。もちろん、引っ越し用の一時保管や不要になり保管しているケースもありますが、普段使いの駐輪場にしている人が圧倒的に多い結果となりました。

一戸建てでも集合住宅でも必要台数分の駐輪場が確保できない現実がよくわかるだけでなく、雨風を避ける保管・いたずらや盗難防止に施錠保管がしたいケース、趣味として自転車・バイクを持ち愛車を保管したいケースも多く見られました。

【User’s Voice】
オートバイを所有しているのですが、自宅敷地内に停めていたところ何度か盗難未遂にあったので、完全に収納できる場所を確保したいと思い借りました。(50代・会社員・1年以上利用)

第5位:不用品整理・処分・譲渡前の一時保管(11.7%)

「期間をある程度決めて不用品を処分する」と決心したケースが第5位です。

利用期間が短期派で引っ越し以外の場合この項目が多く見られます。いざ不用品をまとめたけれど処分や譲渡に時間を要し、それまで家には置いておきたくないケースが多いと言えます。

しかし、それだけではありません。「整理していなくてもとりあえずトランクルームに入れて整理を開始する」「整理をする作業場所としてトランクルームを使う」というケースも多数ありました。

いわゆる「お尻に火をつける」状況とも言えるこの方法、これからトランクルームを利用する人にも活用できる裏技かもしれません。

【User’s Voice】
いらないものの一時保管庫として利用しています。定期的に訪れて使わなかったものや再びいらないと判断したものは売ったり捨てたりしています。
(40代・プログラマー・1年以上利用)

第6位以降で注目したい3つのポイント

その1:トランクルーム利用はライフスタイルの変化を反映する

トランクルームの利用を考えるきっかけとしては、独立・就転職・同棲・結婚・出産等のライフイベントが多い傾向にありました。

新しい家の収納に合わせたり、家は同じでもメンバーが増えて収納をシェアしないといけなくなったりした時「新しい生活に必要なものか」という検討・整理をし、トランクルームの必要性を感じたケースが多いようです。

思い切って捨てていくのも大切なことですが、トランクルームを使えば賢く保管したり、吟味して荷物を厳選していくことが可能になります。トランクルームは新しいライフスタイルを納得いくものにできるようバックアップしてくれる存在でもあるのです。

その2:おうち時間がライフスタイルの変化とトランクルーム利用に結びつく

近年、テレワークの普及や自宅にいる時間が増加したことで、ライフスタイルや自宅環境を見直す人が増えています。そして、下記のように様々なトランクルームの需要が生まれています。

「おうち時間」で生まれたトランクルームの需要
・家の荷物整理をして不用品や使用頻度の低いものをまとめて保管したい
・テレワークのスペースを作るために家の荷物を別場所に移したくなった
・新しい趣味が増えて趣味の品物を保管する場所が必要になった
・外出して楽しむ趣味を控えるため使用できる時期が来るまで収納したい

「おうち時間」は予想以上に多くの人のライフスタイルを変えたようです。

更に、このライフスタイルの変化で転職・転居し荷物整理の必要ができた人も多く、コロナ禍はトランクルームの需要にも大きな変化をもたらしたと言えるようです。

その3:収納物をすぐ使わずすぐ出せるトランクルームで生活を快適に

トランクルームの利用継続派にとって共通のキーワードとなっているのが「オフシーズンの家財・衣類等の保管(10.7%・7位)」です。

冬物のコートやブーツ等をはじめ、ストーブ・扇風機等のシーズン家電、ひな人形・鯉のぼり・クリスマスツリー等のシーズンイベントの用具等、家の中の保管スペースがあくと良さそうな心当たりがある人は多いのではないでしょうか。

近年はクリーニングの衣料・靴預かりサービスや箱単位での荷物お預けサービスも増えていますが、家に戻すにはタイムラグがつきもの。

気候の変化で急に必要になる季節の服や家電は、思い立ったときに自分の都合に合わせて取り出せるトランクルームが便利と感じるユーザーが多いようです。

注目したい「賢い使い方」
・リモートワーク用の部屋を作るために荷物を預けてこの機会に荷物整理
・転勤・転居が多いため何度も荷造りしないでいいよう使わないものを継続保管
・海外勤務や長期出張時の家財保管
・拠点をもたないスポーツチームの用具保管
・自営業でもう使わないが一定期間保存義務がある書類がかさばり保管

 

ちょっとびっくり「意外な使い方」
・頻繁にいく出張先の近くに重い資料や滞在時に使える日用品を保管
・トランクルーム自体を作業部屋として快適にセッティング
・副業やフリーマーケットの商品保管庫に
・彼女に内緒でアイドルヲタクをしているのでグッズをトランクルームに
・家族に内緒で夜のアルバイトをしていたときの仕事道具やプレゼントを保管

便利な使い方に納得!ユーザーがトランクルームに収納したものとは

次に注目したいのはユーザーがトランクルームに収納したものです。

具体的にトランクルームで何を保管すると便利なのか、アンケートを分析して参考になる使い方を探りましょう。

統計の結果、注目したい5つのポイントが浮かび上がりました。まずは、ユーザーの傾向がよく現れたグラフをご覧ください。

ポイント1:トランクルームに収納する2大定番は「家具・家電」と「衣類・靴・バッグ」

「家具・家電」と「衣服・靴・バッグ」がそれぞれ4割越えで突出しておりトランクルームに収納する2大定番になっています。

家電と衣類は季節外れのものをしまい、家具は引っ越しや模様替え等で家に置きづらくなったものを置いている傾向にあります。バッグも他種あるとかさばりますが、ランク外の別項目でスーツケースを収納するという声も多数ありました。

家の中でスペースを取りがちなこれらをスッキリさせるとお部屋のゆとりが生まれますね。

ポイント2:車・バイク・自転車関連はトランクルームでスッキリ管理

トランクルームを利用する理由として自転車・バイクの駐輪場にしたいというニーズをご紹介しましたが、他に多かった意見として交換用のシーズンタイヤを収納するニーズがありました。

確かに部屋の中にも駐車場にも置くのが厳しい場合は多く、雨風にさらされないトランクルームに置くと安心ですね。

またメンテナンスやカスタム用のパーツ・工具を置いておく使い方も人気でした。

ポイント3:自慢のコレクションはトランクルームで憧れのライブラリーに

トランクルームを利用する理由の2位は「趣味の荷物の保管」でしたが、特に、良い作品に出会えば出会うほど増えていくのが書籍・レコード・CD・DVDです。趣味のものとして家からトランクルームに移動し、箱などにまとめて保管する人が多いようですが、中にはこの状況を逆手にとって、棚に並べてライブラリーにする方もいらっしゃいます。

トランクルームに自慢のコレクションを並べたライブラリーがあるなんて、秘密基地みたいで憧れますね。

ご無沙汰になっていた作品を再発見する嬉しい出会いもあるかもしれません。

ポイント4:かさばる道具をトランクルームに入れれば趣味はもっと広がる

トランクルームに収納するものの第7位のスポーツ用品・第8位のアウトドア用品は趣味やレジャーの道具としてまとめて保管する人が多く見られました。

スポーツ用品で特に多かったのは、ゴルフバッグ・サーフボード・スキー・スノーボードで、アウトドア用品はキャンプ用具中心でした。

「収納場所さえあればやりたいのになぁ」と思っていたあなた、トランクルームに道具を置いて、のびのびと趣味を始めて・深めてみませんか

ポイント5:トランクルームで理想の防災対策を実現

避難袋に食料や水の備蓄…防災用品の大切さをわかっていてもつい後回しにしたり現実的に保管場所が厳しいと諦めていませんか。

アンケートでは避難に必要なものを除いた防災用品をトランクルームに保管するユーザーが多数見られました。

また、風水害による家屋損壊・浸水のため家の荷物をトランクルームに退避した例も数名ありました。万一の罹災時にも役立つのですね。防災の観点からは、トランクルーム自体が災害に強く自宅からも利便性のいい立地にあるものを選びたいものです。

その他納得の収納物・意外な収納物も…
・着物や喪服
・来客用ふとん
・両親の遺品(整理作業にも利用)
・写真アルバム
・扇風機
・釣り道具(釣り竿・ルアー等)

調査結果を受けてのまとめ

今回はトランクルーム利用者のアンケートから見えてくるトランクルームの利用実態についてお話してきました。

トランクルームはライフスタイルの変化を支え、生活を見直してより良くしていく時にも心強い味方になってくれる存在だと言えるでしょう。

住居と駐車場以外の空間を借りて利用するのに慣れていない日本人にとって、トランクルームの利用は敷居が高いものに感じていた方も多いと思いますが、アンケートを通じて、気軽に都合のいい期間だけマイペースに利用できることが伝わったのではないでしょうか。

トランクルームを利用することで生まれる「空間のゆとり」は、「生活のゆとり」ひいては「心のゆとり」を生み出します。あなたもトランクルームを活用してより豊かな毎日を目指してみませんか。

【調査概要】

調査対象:トランクルームを利用したことがある、または利用していた方
回答数:300サンプル
回答期間:2021年4月21日から5月21日までの1か月
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ※注意※
トランクルームの用途および収納できる物品はトランクルームごとに定められている場合があります。利用時には規約をよく確認し、周囲の利用者に配慮の上ルールを守ってご利用ください。

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