【トランクルームに関するアンケート】コロナ禍におけるトランクルームの使い方の変化
2020年に始まったコロナ禍。私たちの生活は、感染拡大予防のための対策を行うだけでなく、「STAY HOME」をキーワードにそれまでと大きく変わることとなりました。外出自粛、テレワークやオンライン授業の推進、学校の休校…それに伴って「おうち時間」を充実したものにしようという思いから、自宅での楽しみ方を増やしたり、新しい趣味を持った人も多いでしょう。この生活スタイルの変化は、自宅環境の見直しや家の荷物の変化にも直結しているのではないでしょうか。そこで今回は、コロナ禍における生活の変化と、それに伴うトランクルームの使い方について分析していきます。
コロナ禍で自宅にいる時間が増えた割合はなんと8割以上!
コロナ禍での生活における一番の変化は、できる限り自宅で過ごす生活になったことではないでしょうか。
今回のアンケートでは、コロナ禍で自宅にいる時間が増えた人は81.6%という結果になり、今までと変わらない(16.7%)・減った(1.7%)を大きく引き離しました。テレワークが難しい仕事も数多くあることをふまえるとお出かけや外食等を減らして自宅で過ごすようにしている人が多いと言えるでしょう。
不要不急の外出を控えることに加え、仕事・学習・習い事・パーティー等の人と会うシーンのオンライン化が進んで「外出しないでもできるようになった」ことも、自宅での時間を増やす大きな要因となっているようです。
コロナ禍で自宅の荷物が増えた割合は7割以上!
コロナ禍の影響で自宅にある荷物の量は変化したのでしょうか。アンケートでは76%もの人がコロナ禍によって自宅の荷物が増えたと回答しました。
「STAY HOME」を実践するには、外出しないでも快適に生活するための物資の蓄えと、家での時間をできるだけ楽しむための道具が必要と考える人は多いようです。必要なものを自宅に置いておくことで、どうしても荷物が増える傾向にあると言えるでしょう。
逆に「減った(10%)」「変わらない(14.0%)」と答えた人に多かったのは「自宅にいる時間が増え、荷物を整理して減らすことができた」「コロナ禍で増えた荷物と整理して減った荷物が同じくらいなので増減がない」という意見でした。
家具・家電と日用品が特に増加・テレワークの荷物が増えた人は約2割!
コロナ禍で荷物が増える人が多い傾向にあるようですが、具体的に何が増えたのでしょうか。アンケートから興味深い傾向が浮かび上がりました。
ポイント1:最も増加した荷物は「家具・家電」ー テレワークが自宅を変えるきっかけに
第1位は「家具・家電」でした。家具は模様替えや収納スペースづくり、家電は加湿器・空気清浄機の購入やPC・テレビ周りの充実化をはかった人が中心でした。第3位の「テレワークの道具・資料」とともにテレワークのスペースづくりがお部屋整備のきっかけとなっている傾向にあるようです。
また、調理家電を購入したという声も多く、第11位の「調理器具」とあわせて自宅での料理を充実させたいと考える人が多いようでした。
ポイント2:コロナ禍での生活を守る備蓄品が増加
「家を出ず身を守る生活」のための備蓄の増加傾向が見られました。まず第2位の「日用品」はマスクや消毒液等の備蓄にはじまり、トイレットペーパーや洗剤等を買いだめしておく人が多いようです。
第6位の「食品」はインスタントラーメン・レトルトカレーや飲み物・お酒等を備蓄して食材を買う頻度を減らしたり、食べる物がないときの足しにしている傾向がありました。
ポイント3:おうち時間を豊かにするアイテムが増加
自宅で過ごす時間をできるだけ飽きずに充実した過ごし方ができるよう様々な工夫が見られました。子供の「おもちゃ」や「書籍・マンガ」「ゲーム」等の余暇を楽しく過ごせるものを増やす人、趣味に力を入れたりペットを飼い始めた人も多数見られました。
健康維持・自分磨きを心がける人も多く「屋内運動器具」を買った人が続出しました。「化粧品・美容グッズ」等と合わせて、コロナ禍以前にしたくてもできていなかった「より良い自分を目指すためのケア」を始めるきっかけとなったという声も頻繁に聞かれました。
コロナ禍の荷物増加でトランクルームを借りた・検討した人は4割以上!
コロナ禍で在宅人数が増える上に荷物も増加し、必要なスペースが取れないと悩む人は多いのではないでしょうか。その解決策としてトランクルームを借りた(13.0%)・検討した(28.7%)人は合わせて4割を超えました(41.7%)。まさにコロナ禍をきっかけにトランクルームの利用を考える人が増えたと言えるでしょう。
実際、トランクルームはコロナ禍のお部屋整備で重要な役割を果たしているようで、自宅に荷物を整理するスペースができたり、今まで活用できていなかったスペースが使えるようになったという声が多数あります。
トランクルームを借りた人・検討した人・違う方法をとった人それぞれの意見を詳しく見ていきましょう。
トランクルームを借りた人の意見
回答者の意見文面を趣旨に沿って分類わけし、まずはトランクルームを借りた人のきっかけと動機をまとめました。
(30代・会社員)
“近くにトランクルームがあったことと値段が意外と手ごろだったため。”
(30代・会社員)
トランクルームを検討した人の意見
続いてトランクルームを検討した人の状況と諦めた理由をまとめました。
実は今も「気になっているが未契約」という人が一番多く、バタバタして手をつけていない・借りる決め手に欠けてそのままになっているケースが多々ありました。おうち時間が増えたといっても、荷物整理の時間がゆっくり取れるわけではない人が多いのが現実のようです。
借りるのを諦めた理由としては、トランクルームが近くにない・費用がかかる・出し入れが大変・良い場所が満室という4点に集約されました。今後条件が合うトランクルームを見つけられたら活用したい人も多いようです。
(40代・会社員)
“リモートワークで自宅にいる時間が増えたことにより、自宅をスッキリしたくなったことと、モノが増えてきたため片付けに利用したいと考えて検討した。”
(40代・IT関係・会社員)
そのほかの対策をとった人の意見
最後に、その他の対策をとった人の状況をまとめました。
家の荷物を「断捨離して対応した」人が最も多く、収納スペースの見直しや持ち物整理で収納した人もいました。使えるものは売却して、それ以外を捨てる方法が多くの人に選ばれていました。
トランクルームを利用しないのは費用面・立地面(近くにあるか)がネックになっていて、調べる前から諦めていた人が多く見られました。トランクルーム利用者に「思っていたよりも安かった」という意見が多くありましたが、実際に調べたり新しくトランクルームができたら状況が変わって、トランクルームを利用して残しておきたいものを捨てずに保管する等、荷物整理の仕方も変化するかもしれません。
(30代・フリーランス)
“収納ボックスをクローゼットに増やして対応した。”
(40代・会社員)
調査結果を受けてのまとめ
今回は、コロナ禍における生活に伴う荷物量の変化、トランクルームの使い方をはじめとする荷物の整理・保管方法の変化について、アンケート結果をもとにお話しました。
できるだけ自宅で過ごす生活になったことで、荷物は増える傾向にあり、自宅の荷物整理に時間を使えるようになった人も増えたようです。これをきっかけにトランクルームの需要が高まりをみせています。
トランクルームは荷物の保管だけでなく、荷物を整理するためにとりあえずそのまま置いておき少しずつ整理していく使い方ができるのもメリットです。荷物の保管・整理をより柔軟に、無理なく行えるトランクルームを利用して、より快適な自宅環境を目指してみませんか。
【調査概要】
調査対象:コロナ禍における荷物の管理や対策をした方の調査
回答数:300サンプル
回答期間:2021年6月26日から6月26日までの1か月
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
※注意※
トランクルームの用途および収納できる物品はトランクルームごとに定められている場合があります。利用時には規約をよく確認し、周囲の利用者に配慮の上ルールを守ってご利用ください。