【トランクルームに関するアンケート】引越しを便利で快適にするトランクルームの使い方とは

2021.09.09

人生や仕事の節目にある「引越し」。家族暮らしはもちろん、一人暮らしの場合でも、生活を丸ごと旧居から新居に移動するのは何かと大変です。特に、家具・家電等の大きい荷物や、家にある様々なものの荷造りと運搬は本当に手間のかかる大変な作業ですね。今回は、そんな引越しをもっと快適に、時間とスペースの自由度をより上げながらできる「トランクルーム」の便利な活用について、ユーザーアンケートを通してご紹介します。

約4割が引越しの際にトランクルームを利用、もしくは検討している

初めに、引越しの際トランクルームを利用または検討したことがあるかを調査しました。

引越しの際、約3割の人が実際にトランクルームを利用していて(30.3%)、結局は利用しなかったもののトランクルームの必要性を感じて利用を検討した(7.8%)人と合わせて、約4割(38.1%)が引越しの際トランクルームを利用した・利用したいと感じていたことがわかりました。

とはいえ、約6割(62.0%)はトランクルームの利用は考えず、まだ「引越し時の定番」ではないようです。これはごく近年トランクルームが増加してくるまでは個人利用の認知度が低く、やっと世間に浸透してきたところであることが大きな要因と言えそうです。

トランクルームを利用した時期は「短期派」と「継続派」に二分・「短期派」が優勢

次に、引越しに際しトランクルームを借りた人に、利用した期間について尋ねました。最も多かったのは同率1位(28.1%)の「2週間〜1ヶ月」と「4ヶ月以上」でした。

さらに「1ヶ月以上(2ヶ月以内・19.0%)」「1〜2週間(13.2%)」と続き、1〜2ヶ月の短期利用(グラフ赤枠)が約6割(60.3%)を占めました。

まとめると、引越し前後のみ利用する「短期派」約6割、引越しを機にずっと利用する「継続派」約3割(グラフ青枠)に2分され、前者が多いという結果になっています。

使いたいのにお金がかかるからとトランクルームを躊躇する場合でも、ごく短期の利用だけなら選択肢にできるかもしれませんね。

トランクルームを利用した理由のトップは「引越し先に搬入できないものの保管」

続いて、トランクルームを利用した人に動機を聞いてみました。分類すると3つの動機に集約される傾向がありました。

その1:引越し先に入らない荷物をトランクルームに

アンケートで浮き彫りになったのが「引越し先に旧居の荷物が入り切らないケースが多い」現実です。

回答のトップ2は「引越し先に搬入できないものの保管(28.9%)」と「引越し先の収納スペース減少(26.4%)」です。広い家に引越すのに収納スペースが減ることも多く、家賃を考慮しダウンサイズの引越しをした場合や、実家に戻って暮らすとき荷物までは戻れないという状況が多々見られました。

また、間取り等の関係で置けなくなった大型の家具・家電・楽器をトランクルームで保管した人もいました。引越しを期にそのまま「継続的な荷物の保管(16.5%)」を続けている人も多いようです。

その2:引越しの自由度を上げてマイペースに進められるトランクルーム活用

続いては「より便利にマイペースで引越しするためにトランクルームを使いたい」という動機です。

引越し作業の一時的な保管スペース(20.7%)」は、荷造りした段ボールを保管したり、引越し作業をするスペースを捻出するためにトランクルームを使う例が多くありました。

不用品整理・処分・譲渡前の一時保管(9.9%)」は、引越しを機に家の荷物をじっくり整理・判別し、不用なものを処分して最適化したい人が多くいました。不用品を譲り先や買取先に持って行くまで保管する使い方も人気です。「引越し日に縛られず荷物を移動するため(4.1%)」という意見にもあるように、引越し日のリミットを気にせず、納得いくまで荷物を整理して、都合のいい時に新居に運べる自由度が生まれます。

その3:引越したいのにできない!「引越し難民」の救世主となるトランクルーム

「引越し難民になってしまったときの対処法とは?ユーザーアンケートの実例から学ぼう」でご紹介したアンケートでは、引越ししなければいけないのに様々な事情でできない「引越し難民」を経験した人は6人に1人という結果が出ました。今回のアンケートでも「物件探し・完成待ちの間の荷物保管(12.4%)」「退去日と入居日のタイムラグ(11.6%)」「引越しが遅れた・遅れかけた(4.1%)」と、旧居から新居への引越しがスムーズにできない人が多く見られ、トランクルームが問題解決のカギとなりました。「自分自身で移動したい荷物の保管(6.6%)」の中には、引越し業者が手配できず自分で引越しをする人も含まれています。

User’s Voice

“その時住んでいた部屋より狭いところへ引っ越すことになり、荷物が入り切らないから。結局借りたままになっています。”
(50代・専業主婦)

“荷物が多すぎて趣味のものなどは一旦トランクルームに移動してゆっくり整理したくて借りました。自分のタイミングで運び出して移動できたので便利でしたし、限られた自宅のスペースよりも作業しやすかったです!”
(30代・自営業)

“転勤により1か月後に引っ越しをすることになりましたが、当時住んでいたアパートがちょうど2週間後に更新予定でした。残りの2週間、私自身は友人の家に泊めてもらえることになりましたが、荷物まで全て預かってもらうわけにはいかなかったので、トランクルームを借りて荷物置場にしました。”
(20代・会社員)

トランクルームを検討して借りなかったのは「自力でどうにかできた」場合が多い傾向

次に、トランクルームの利用を検討し、最終的に借りなかった人の意見を聞きました。検討した理由・借りなかった理由には2つの傾向がありました。

その1:困りごとを事前から把握し自力で調整できた

一つ目の傾向は、引越しに対する「困りごとの可能性」を事前から把握・予想してトランクルームを検討していた人が多かったといえます。結局、心配していた問題が起こらなかった人や、周囲に調整をしていたことがうまくいき解決した人が、トランクルームを借りずに済んだというパターンです。

そもそもトランクルームを借りたいと思ったきっかけの困りごとは「引越し先に搬入できないものの保管(19.4%)」と「引越し先の収納スペース減少(16.4%)」が特に多く、引越しがスムーズにできない可能性がある「退去日と入居日のタイムラグ(12.9%)」「引越しが遅れた・遅れかけた(9.7%)」を挙げた人も目立ちました。

その2:理想的にはトランクルームを使って丁寧な引越しをしたかった人も

不用品整理・処分・譲渡前の一時保管(16.1%)」は、実際にトランクルームを借りた人に比べて高い順位になっていることが特徴的です。「引越し作業の一時的な保管スペース(9.7%)」を確保し「引越し日に縛られず荷物を移動するため(9.7%)」という意見も多く見受けられました。

理想的にはトランクルームを使いながらマイペースに丁寧な荷物整理をしたいという思いがあったけれど、現実にはバタバタしていてできなかった、とりあえずなんとか荷物を引っ越した」という状況が多く、トランクルームを利用したかったけどできなかった思いが伝わってきました。

User’s Voice

“就職のタイミングで、配属先がまだ決まってなかったのできちんと部屋を借りて引っ越しすることができなかったので、とりあえず荷物だけトランクルームに入れようか検討した。結局、会社の寮の一室を借りることができたので、トランクルームは借りなかった。”
(30代・パート)

“引っ越し元の契約更新時期の関係から数日引っ越しまでの日数が足りなかったため。ただ、無理を行って最終的には調整してもらえました。”
(30代・会社員)

“荷物が思いのほか多く、引っ越し先がある程度片付くまで大物の荷物を退避、預けた方が良いかなと思ったからです。結局トランクルームは借りず、何とかしました。”
(50代・自営業)

調査結果を受けてのまとめ

今回は引越し時のトランクルーム活用についてお話しました。引越しの際、約4割がトランクルーム利用を考え、引越しの困りごとを解決した人・じっくり荷物の整理や見直しをした人・継続的に荷物を預け新居での生活を快適にした人等、賢く活用していました

引越しの予定が立ったら一度トランクルームのことを思い出してみてください。悩みを解決し、自分のペースで納得のいく引越しをするための大きな助けとなるかもしれません。

【調査概要】

調査対象:引越しに関するユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2021年8月11日から8月16日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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