ほしくなってしまう便利家電!使い続けていない方も多い?使わなくなった便利家電の行方
近年、家電の進化は目覚ましく、機能性・デザイン性の高い家電が販売されています。「家電がひとしきり揃っている時代」だからこそ、オリジナリティに磨きをかけた様々な家電が登場し、お店に所狭しと並んでいます。生活の質や効率を向上させ、豊かにしてくれる家電。あなたは、そんな便利家電を購入し、使っていますか。買ってみて生活がぐんと良くなったという方は多いのではないでしょうか。一方で、買ってみたけれどなかなか使えていない、という方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回のアンケートでは、ちょっと気になる「便利家電の購入・使用・保管」について実態調査しました。あなたのご自宅と照らし合わせると面白い発見があるかもしれません。
便利家電の購入経験がある方は約8割
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(51.5%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、便利家電を購入したことがあるか尋ねました。
関東地域では 便利家電を購入したことがあると答えた方は8割強(80.1%)でした。
全国では7割強(73.5%)で、関東において便利家電を購入した経験がある方が多い傾向でした。
関東で便利家電の購入者が特に多かった地域は東京都(83.7%)と神奈川県(81.4%)で、特に東京都23区内(85.1%)は特に高い割合でした。
関東の都市部においては、住居の限られたスペースの中で効率的に生活したいというニーズが高く、また、販売店が豊富で便利家電を実際に目にして使ってみたくなる機会が多いことも購入者が多い理由のようです。
住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けアパート(87.5%)・戸建(85.1%)・ファミリー向けマンション(79.4%)の順に割合が高く家族暮らしの方が便利家電を好む傾向にありました。
ただし、地域別に詳しく見ていくと単身者向けマンションであっても東京都(92.3%)・千葉県(88.9%)では便利家電の購入者が多いという特色があることが分かりました。
購入した便利家電の種類
アンケートでは次に、購入した便利家電の種類について尋ねてみました。
キッチン・調理家電が大人気
関東・全国ともに第1位だったのは「キッチン・調理家電(関東82.5%・全国66.7%)」でした。特に関東では高い割合でした。
日々の調理を時短・効率よく行うだけでなく、炊飯器のご飯の炊き上がり等の食事の質を向上したり、マンネリ化しやすいメニューの幅を広げてくれるキッチン・調理家電は、日々を快適かつ豊かにしてくれる家電として非常に人気です。
関東圏の地域別で特に多かったのは、神奈川県(91.7%)でした。詳細エリアでは、埼玉県南部(91.7%)・東京都23区内(85.0%)でも購入者が集中している傾向でした。
購入した家電は電気調理鍋が中心で、電気ケトル・電気圧力鍋や、ノンオイルフライヤーやウォーターオーブンのような油をオフした調理に配慮した家電も人気でした。
家事向け家電で家事ルーティンを効率化
洗濯・掃除・衛生管理等をより効率化する家電も増えています。洗濯乾燥機・空気清浄機のような「ベーシック家電」の機能性がアップしたものから、ロボット掃除機のような家電まで、家事を効率化する多種多様な家電が販売されています。
このような「家事向け家電(関東26.5%・全国37.4%)」が関東・全国とも第2位でした。全国の方が関東より割合が高い傾向でした。
関東圏の地域別で特に多かったのは、千葉県(47.6%)と埼玉県(45.0%)で、特に千葉県湾岸部(66.7%)と埼玉県南部(50.0%)で多い傾向でした。
オフィス街の多い大都市部からは少し離れ、家族暮らしの方が多い地域において家事向け家電が好まれる傾向にありました。
購入した家電はロボット掃除機が特に人気で、多機能な加湿空気清浄機等を買った方も多く見受けられました。
購入した便利家電は今でも使っている?
続いて、便利家電の使用状況について掘り下げていきましょう。
アンケートでは、購入した便利家電を今でも使っているか尋ねてみました。
購入した便利家電を今でも使っていると答えた方は関東・全国ともに7割台(関東79.8%・全国72.2%)でしたが、注目したいのは、便利家電を購入してもあまり使っていない(時々使う・使っていない)方も2割台(関東20.2%・全国27.8%)でした。
便利に使うために買ったはずなのに、自宅では使いづらい・使う機会がない・使うのが面倒等の理由で使いこなせていない・しまってある・処分したという方が多いという、もったいない現実があるようです。
関東では千葉県(38.1%)・埼玉県(35.0%)であまり使っていない方が多く、中でも埼玉県南部(41.7%)で高い割合でした。
また、住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、あまり使っていない方が多いのは単身向けアパート(57.1%)・ファミリー向けアパート(42.9%)・ファミリー向けマンション(26.8%)・戸建(13.8%)の順となり、居住空間の狭さが便利家電の使用継続に多少なりとも影響を与えている可能性があることが推測されます。
使わなくなった家電や使用頻度の低い家電は場所を取り、便利になるはずだった家電がスペースを圧迫してしまう場合もあります。この問題について掘り下げていきましょう。
使用しなくなった家電の行方
アンケートでは次に、家電を使用しなくなった際、どう対処しているかを尋ねました。
まだ使える家電を必要な方へ譲る
最も多かったのは「リサイクルショップやフリマアプリで売った(関東42.3%・全国38.2%)」でした。ほぼ同率で多かったのは「他の人に譲った(関東41.5%・全国33.7%)」で、まだ使える家電を必要な方に使ってもらう方が多いことが分かりました。まだ使える場合が多いために廃棄処分する方は少なく「その他」に入る少数派でした。
家電を保管し続ける理由
一方で「自宅にしまっている(関東13.1%・全国23.6%)」という意見もありました。まだ使えるので保管したい方もいるようです。
「自宅にしまっている」方を中心に、保管をしたいという方に理由を聞いてみました。
本当は使いたいが生活スペースが狭くて使いづらい・置いておきづらいから
“部屋のスペースが狭くなるから”
(30代・建設業)
“リビングにスペースがあまりなく、必要な時に使いたいから”
(30代・建設業)
頻度は限られているが今後も使うことがあるから
“災害時に使うためにしまっています。”
(40代・自営業)
“冬の時期に利用することがあるからです。”
(50代・自営業)
今は使わないがまた使う可能性があるから
“いつか使える日が来ると思っているからです。”
(30代・会社員)
“また、使用したくなる時があるかもしれないから。”
(30代・会社員)
処分しにくい・処分の目処が立たない
“捨てるに捨てられないから。取り敢えず置いている。”
(40代・主婦)
“知人が欲しがったらあげようと思っているから。”
(20代・学生)
“捨てるにもお金がかかるから”
(50代・事務員)
意見に多く挙がったように、「保管しておいたらまた使いたいが、今は使わない」という場合が多いことが分かりました。また、「処分する目処がたつまで置いておきたい」というニーズもありました。
関東都市部ほど自宅保管率が低い
次に、使わなくなった家電を
・保管する(自宅にしまっている・その他のうち保管を続けている場合)
・処分する(リサイクルショップ・フリマアプリ・譲る・その他のうち処分している場合)
という2つの視点で考えてみましょう。
使用しなくなった家電について、
- ・保管している(関東13.3%・全国24.6%)
- ・処分した(関東86.7%・全国75.4%)
となり、関東では保管を選択する方が全国より大幅に少なく、処分を選ぶ方が多いことが分かりました。
中でも東京都(保管率7.0%)では保管せず処分する方が特に多く、東京都23区内では保管率がわずか3.6%でした。
また、住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建における関東・全国の保管率の差が顕著でした。
・戸建の保管率(関東9.7%・全国24.0%)
特に保管率が低かった地域
東京都の戸建 3.3%
神奈川県の戸建 8.3%
また、マンションでも関東の方が保管率が低い傾向にありました。
・単身向けマンションの保管率(関東10.0%・全国20.0%)
特に保管率が低かった地域
東京都の単身マンション 0%
神奈川県の単身マンション 0%
・ファミリー向けマンションの保管率(関東15.8%・全国24.6%)
特に保管率が低かった地域
千葉県のファミリー向けマンション 0%
東京都のファミリー向けマンション 13.3%
これらを総合して考えると、居住スペースの限られた関東都市部の住居では使わなくなった家電を保管しない・できない傾向にあるようです。
つまり、本当は保管してまた使いたいのに、置いておける場所がないために処分せざるを得ないケースが発生しやすいと考えられます。
使わなくなった家電を保管すると場所を取る?
アンケートでは次に、使わなくなった家電を保管することで収納スペースを圧迫していると感じるかを尋ねました。
使わなくなった家電を保管することで収納スペース等を圧迫していると感じると答えた方は関東・全国ともに約6割(関東60.9%・全国58.6%)でした。
関東で特に多かった地域は埼玉県(83.3%)でした。当コラムの他のアンケート調査でも埼玉県は収納スペースの圧迫・不足が気になっている方が多い傾向にありますが、今回も特に高い割合となりました。
住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと家電を保管している方のうち最も多くの割合を占めているのは戸建(関東39.1%・全国48.2%)でしたが、その戸建において収納スペースの圧迫を感じている割合が非常に高く(関東88.9%・全国71.4%)、関東では約9割にも上ることが分かりました。
まとめると、
- ・マンション・アパートでは使わなくなった家電を保管し続けるスペースの確保が難しい
- ・戸建では使わなくなった家電の保管はできても収納スペースへの圧迫を感じる場合が多い
- ・全国と比較して関東ではこれらのスペース確保がより厳しい傾向にあり、都市部はその傾向が顕著
という傾向がはっきりわかる結果となりました。
自宅内の生活スペースや収納スペースが不足しがちな場合、トランクルームを利用するという方法もあります。
家電の利用・保管を考える場合には、
- ・トランクルームを活用しながら生活スペースをすっきりと整理整頓し広く使うことで、機能的で便利な家電を使うスペースを確保できる
- ・たちまちは使わないが今後使う可能性がある家電を保管したい場合にトランクルームを活用して保管できる
- ・処分したい家電等を一時的にトランクルームに保管できる
というメリットがあります。
保管しておきたい家電自体をトランクルームに収納する方法はもちろん、普段使わないのに自宅の収納スペースを占めているシーズンオフの衣類や家電、使用頻度の低い荷物等をトランクルームに預けることで、自宅の生活スペースや収納スペースにゆとりが生まれます。
スペース不足の悩み解消に加え、広々とした生活スペースを確保することで日々の動線や生活をより効率的にし、すっきり快適に過ごすことが可能になります。
あなたも気軽にトランクルームを利用し、今よりもっと便利で心地よい生活を実現してみませんか。
【自宅を広々とした空間に!収納ピットのトランクルーム】
家電等の保管が難しい傾向にある都市部エリア
◆東京都23区内エリアのトランクルーム
東京都品川区
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/shinagawa-ku
東京都江東区
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/koto-ku
東京都世田谷区
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/setagaya-ku
東京都中央区
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/chuoku
収納スペースの圧迫が気になる方が多いエリア
◆埼玉県エリアのトランクルーム
埼玉県さいたま市
https://www.syuno-pit.biz/spot/saitama/saitama-city
埼玉県川口市
https://www.syuno-pit.biz/spot/saitama/kawaguchi-city
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、便利家電の購入状況・使用状況と使わなくなった家電の対処方法についてお話しました。
今回のアンケートでは、便利家電の購入経験者は関東で約8割と高く、キッチン・調理家電と家事向け家電が特に人気でした。しかし、約2割の方が購入した便利家電をあまり使っていないと答えました。使用しなくなった家電を9割弱が売却・譲渡等で処分していましたが、全国と比較し関東都市部では住居スペースが狭くなる傾向にあるために家電を処分せず保管するという選択が難しくなっている状況にありました。また、保管したとしても収納スペースの圧迫が気になる方が約6割であることが分かりました。
トランクルームを利用すれば、使用頻度の低い荷物等をトランクルームに移すことで自宅内の生活スペースや収納スペースによりゆとりを持たせることができます。便利家電をせっかく買っても自宅のスペースが狭くて使いにくいという声も多くありますが、トランクルームを活用して自宅をすっきりさせることで機能的な家電を利用しやすくなり生活の効率アップも期待できると言えるでしょう。
—
【TOKYO MX「ええじゃないか!!」で収納ピットのトランクルームが特集されました】
YouTubeで見逃し配信中!ぜひご覧ください。
これから「収納ピット」のトランクルームサービスを知ってみたい・使ってみたいという方にぴったりの情報が凝縮された特集になっています。
好奇心とユーモアあふれる楽しいトークは必見です!
詳しくはこちらへ…
【大反響御礼!】 TOKYO MX放送「ええじゃないか!!」で収納ピットのトランクルームサービスが特集されました!
【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年9月15日から9月20日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査