暖房器具を使い始めるタイミングとは?ヒーターなど冬物家電の収納調査
つい最近まで暑い日々だったのに、一気に秋が深まり肌寒く感じる日々になりましたね。朝晩等冷え込む日には、暖房をつけたいと感じる方も多いことでしょう。あなたのご自宅ではどんな暖房器具を使っていますか。複数種類の暖房器具を使っていますか。今回は、暖房器具の所持・利用状況やシーズンオフ等の保管・収納状況についてアンケート調査しました。回答者の寒さ対策を参考に、今年の秋冬をもっと暖かく快適に過ごしてみませんか。
寒かったり、暖かくなったり…暖房器具はいつ使い始める?
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(35.5%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、暖房器具を使い始めるのは何月頃からかを尋ねました。
関東・全国とも、暖房を使い始める時期が「11月下旬(関東38.0%・全国31.5%)」が最も多く、次に多い「11月上旬(関東25.4%・全国27.0%)」と合わせて11月から使い始める方が約6割を占め最多(関東63.4%・全国58.5%)でした。
10月中までに使い始める方は関東12.0%・全国21.3%で、12月以降は関東22.5%・全国18.9%でした。また、暖房器具は使わないという方は関東で2.1%・全国で1.3%でした。
木々が色づき、一気に寒くなってくる11月。それまで「少し寒くても暖房はまだかな」と思っていた方も、11月の肌寒い日には、暖房をつけないと寒さがつらいと感じる方が多いようです。特に、千葉県・神奈川県や東京都23区外等の郊外地域ほど早め(11月中まで)に暖房を使い始める傾向が見られました。
自宅で主に使っている暖房器具はエアコンが最多
アンケートでは次に、主に使っている暖房器具は何かを尋ねてみました。
エアコンが関東7割弱・全国6割強で最多
関東・全国ともに第1位は「エアコン(関東68.8%・全国62.9%)」で突出して最多でした。
中でも関東圏の地域別で多かったのは千葉県北部(80.0%)と東京都23区内(77.1%)で、都市部でエアコンの割合が高くなる傾向でした。
もう一つ都市部で高くなる傾向にあったのが第2位の「床暖房(関東9.4%・全国6.6%)」で、埼玉県南部(11.5%)・東京都23区内(11.4%)・神奈川県東部(9.5%)で高めでした。
両方とも暖房器具の設置に居住スペースの場所を取らないことが、都市部の住宅事情にマッチしていると言えるのではないでしょうか。
関東は電気式が多めでガス・石油は少なめ
関東と全国では暖房器具の方式に違いが見られました。
電気で暖める暖房器具が関東では全国より好まれ、ガスや灯油を使う暖房器具が全国より少ない傾向がありました。
具体的な例としては、
電気ストーブ・ヒーター(関東5.1%・全国2.8%)
ガスファンヒーター(関東8.7%・全国9.1%)
石油ストーブ・ヒーター(関東1.4%・全国5.8%)
関東の都市部では、ガスを利用した暖房を使いづらい環境であることや、灯油をガソリンスタンド・巡回販売等で購入することが難しい環境であることも大きく影響していると考えられます。
そのため、関東、特に都市部では「家電製品の暖房器具を使う」ことがメジャーになっているようです。
メインの暖房器具以外にも暖房器具を利用する人は多い
続いて、メインの暖房器具以外に使っている暖房器具があるか尋ねてみました。
メインの暖房器具以外に使っている暖房器具があると答えた方は全国的に約6割(関東55.4%・全国63.5%)でした。半数以上の方がメインの暖房器具だけではなく複数種類の暖房器具を利用していることが分かりました。
関東の地域別では、埼玉県北部(75.0%)・東京都23区外(64.7%)で特に高い割合でした。
また、住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建(63.9%)が特に高く、戸建の東京都23区内(85.7%)・神奈川県東部(75.0%)で高い割合でした。
次に多かったのはファミリー向けマンション(52.1%)で、ファミリー向けマンションの東京都23区内(76.9%)・東京都23区外(66.7%)で高い割合でした。
なお、メイン以外の暖房器具で多かったベスト3は、
第1位: コンパクトヒーター(関東43.6%・全国41.4%)
第2位: ホットマット・ホットカーペット(関東30.8%・全国25.1%)
第3位: 電気毛布(関東21.8%・全国28.7%)
でした。
部屋全体の暖房に加えて身体のすぐ近くを暖める暖房器具を使うことで、より快適に、かつ、効率よく暖を取っている方が多いことが分かりました。
コンパクトヒーターなど寒くなってきた時にすぐ出せるようにしている?
エアコンを中心とするメインの暖房器具にプラスして、コンパクトヒーターやホットマット・ホットカーペット等を活用して暖を取っている方が多いことが分かりましたが、これらはシーズンオフには収納し、寒くなったら出して使う場合が多いと考えられます。そこでアンケートでは次に、暖房器具がすぐに出し入れしやすい状態で収納されているかを尋ねました。
暖房器具はすぐに出し入れしやすい状態で収納されていないと答えた方は関東で3割弱(27.7%)・全国で2割弱(19.4%)で、関東は全国より高い割合でした。
関東の地域別では、出し入れしやすい状態になっていない割合が高かったのは千葉県(37.5%)で、東京都23区外(31.3%)でも高い割合でした。
また、住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建(34.4%)が高い傾向にありました。
出し入れしやすい状態になっていない方のうち、暖房器具を使おうとした時、収納スペースの奥の方に入ってしまっていることがよくあると答えた方は約9割(関東94.4%・全国89.6%)で、季節が巡るうちに手前に物を収納して行って、いざ寒くなった時に出しづらくなりやすいという悩みを持っている方が多く見受けられました。
季節ものの家電やグッズなど出し入れが面倒と感じる
コンパクトヒーター等、シーズンオフに片付けて必要な時期にのみ出してくる暖房器具は、必要な時にすぐ出しにくくて困っている方が多いことが分かりました。使っていない時期にはどうしても優先順位が下がり、収納の奥の方に入ってしまいがちなようです。このような状況は、暖房器具のみならず、さまざまな季節ものの荷物において共通していることなのではないでしょうか。
そこでアンケートでは、季節ものの家電や衣類・グッズ等の出し入れが面倒と感じるかを尋ねました。
季節ものの家電や衣類・グッズ等の出し入れが面倒と感じると答えた方は8割弱(関東78.9%・全国75.5%)にものぼることが分かりました。
なお、関東の地域別では千葉県北部(90.9%)・東京都23区内(83.8%)で特に高い割合で、住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建よりマンション・アパートにおいて高い傾向にありました。
アンケートでは季節ものの荷物の収納について工夫していることも尋ねてみました。
そこで目立ったのは「どこにしまっているか分からなくならないための工夫」が多いということでした。しかし、それらの工夫には、場所が分かりやすくなる代わりにデメリットもあるものが多く見られました。
・季節ものの荷物の場所がすぐわかるように一箇所に固める
→季節ものの荷物を置いておくゾーンが収納スペースにおいて場所をとる
・買った時の箱のまましまう
→買った時点では緩衝材等が入っていたために本体よりかなり大きな箱に入っている場合が多く、その箱でしまうと本体だけを収納するより場所を取る場合がある
・すぐ出せるようにそもそも収納しないまま年中家に置いておく
→シーズンオフにも生活スペースで場所をとってしまう
季節ものの荷物の収納場所をわかりやすくしたい・出し入れしやすくしたい・生活スペースや収納スペースを圧迫しがちな荷物をすっきりさせたい時、トランクルームを利用するという方法もあります。
季節ものの荷物保管のためにトランクルーム利用を考える場合には、
- ・季節に応じた荷物の収納場所がわかりやすくなり、取り出しやすくなる
- ・シーズンオフの荷物等、すぐに使わないものや使用頻度の低いものをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりを持つことができ、すぐ使う荷物を中心に収納できる
- ・収納スペース・生活スペースでシーズンオフの荷物が邪魔にならない
- ・新たに必要になった季節ものの荷物も収納スペース不足を理由に購入を諦めなくて済む
というメリットがあります。
季節ものの荷物の出し入れが面倒な要因である「収納場所がわからなくなる」・「奥にしまったものを出してくる必要がある」・「取り出しやすくしまっておくと邪魔になる」等の悩みが一気に解消するトランクルームをあなたも気軽に使ってみませんか。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、暖房器具の利用状況とシーズンオフ等の収納についての悩みについてお話しました。
全国的に11月から暖房器具を使う方が半数以上を占め、自宅のメインとなる暖房器具はエアコンが大多数の6割以上でした。メインの暖房器具以外にも何らかのサブの暖房器具を使っている方は半数を大きく超え、部屋全体の暖房に加えてコンパクトヒーターやホットマット等を使って身体の近くを暖めて過ごしている方が多くいらっしゃることがわかりました。
暖房器具はシーズンオフには収納している方が多いといえますが、すぐに出しにくい状態の方が約3割で、季節ものの荷物の出し入れを面倒と感じている方は約8割でした。
季節ものの荷物の出し入れしづらさを感じているなら、シーズンオフの荷物置き場としてトランクルームを利用するのも良い方法の一つです。収納場所がわかりやすく、必要なときすぐ出せて、収納の奥から引っ張り出してくる手間も軽減されます。
季節ものの荷物が収納スペース・生活スペースを圧迫せず、出し入れしやすい状態で収納できれば、生活はぐんと快適になります。今年の冬は季節ものの荷物をすっきり整理収納して、寒さ対策を抜かりなく、暖かく快適な冬を過ごしてみませんか。
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回答期間:2023年10月13日から10月18日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査