なかなか整理整頓できない部屋はどこ?一番整理整頓したい部屋・場所 調査
大掃除で自宅をきれいにし、改めて自宅環境について振り返る機会の多い年末年始。きれいに磨く以前に、ものが多くて片付かないなと感じている方は多いのではないでしょうか。でも、新年はよりきれいな自宅にしたいと願い、整理整頓や断捨離を頑張っておられる方も多いでしょう。そこで今回は、より良い自宅環境をつくるヒントを探るべく「整理整頓したいけれどなかなかできない部屋・場所と具体的な悩み」について調査しました。共感できる・参考になるポイントがたくさん詰まったアンケート結果となりましたので、より良い自宅環境を目指す上で役立つアイデアが見つかるかもしれません。
整理整頓したいのにできていない部屋・場所がある方は約9割
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(35.5%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、整理整頓したいけれどなかなかできない部屋や場所があるか尋ねました。
整理整頓したいけれどなかなかできない部屋や場所があると答えた方は関東・全国とも約9割(関東90.1%・全国88.8%)でした。関東は僅差で全国よりやや高い結果でした。
関東の地域別では、神奈川県(96.4%)・埼玉県(92.3%)で特に高い割合でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けの住居の方が単身向けより整理整頓が気になっている部屋・場所がある方の割合が高い傾向があり、ファミリー向けマンション(95.3%)・戸建(92.2%)・単身向けマンション(90.9%)・ファミリー向けアパート(83.3%)の順に高い割合でした。
どの地域・住環境タイプでも非常に高い割合になっており、いかに整理整頓が気になる部屋や場所がある方が多いかがわかる結果となりました。
一番整理整頓したい部屋・場所は?
アンケートでは次に、一番整理整頓したい部屋・場所を尋ねました。
荷物が集まるクローゼット・押入れがトップ2
関東・全国ともに第1位は「クローゼット(関東27.6%・全国25.4%)」で最多でした。それに迫る多さで関東第2位・全国同率第1位の「押入れ(関東18.9%・全国25.4%)」も多く、荷物が集中するクローゼット・押入れ等の収納スペースを整理整頓したいという方が多いことがわかりました。
関東の地域別では、クローゼットは千葉県北部(42.9%)・神奈川県東部(34.8%)で高く、押入れは東京都23区内(26.9%)・東京都23区外(24.0%)で特に高い割合でした。
限られたクローゼット・押入れ等の収納スペースに荷物をまとめて入れることでぎゅうぎゅう詰めになっているケースも多く、整理整頓したいけれど荷物を出すのが量的にも作業場所・作業労力的にも大変で、整理整頓された出し入れしやすい収納にするスペースの余裕がないというさまざまな悩みがあるようです。
くつろぐ時間の多い寝室・リビングも気になる
普段過ごすことの多い「寝室(関東第3位17.3%・全国第4位11.0%)」「リビング(関東第4位13.4%・全国第3位13.5%)」という意見もよく見受けられました。
関東の地域別では、寝室は神奈川県西部(50.0%)・神奈川県東部(30.4%)で高く、リビングは神奈川県西部(25.0%)・埼玉県南部(21.1%)で特に高い割合でした。
よく使うからこそ整理整頓したいけれど、常に使っていてまとまった整理がしにくい・すぐ散らかってしまう・整理整頓された状態を保ちやすく散らかりにくい部屋にしたいけれど、スペースの余裕的にも作業労力・時間的にもなかなかできていないという悩みが多いようです。
整理整頓したい理由
整理整頓したくてもなかなかできていない部屋・場所がある方は多く、中でも収納スペースや普段長く過ごす寝室・リビングが気になる方が多いことがわかりました。では、整理整頓したいと感じる理由は何でしょうか。アンケートで尋ねてみました。
関東・全国とも最も多かったのは「ものが多い(関東53.1%・全国54.0%)」で半数を超え、突出していました。
関東の地域別では、埼玉県北部(66.7%)・埼玉県南部(57.9%)で特に高い割合でした。
第2位は「収納先が少なくごちゃごちゃしている(関東24.6%・全国22.9%)」で、神奈川県西部(50.0%)・埼玉県北部(33.3%)で特に高い割合でした。
他にも「何がどこにあるか分からない(関東10.8%・全国11.8%)」「整理整頓して無駄な買い物を減らしたい(関東10.8%・全国11.0%)」という意見が続きました。
これらの状況は、使える収納スペースに対してものが多く、整理整頓された環境に整えるのが大変であること、また、収納されているものと収納場所を把握しづらいということが共通していました。
自宅にものが多いと感じる方は約8割
整理整頓したい理由で最も多かったのは「ものが多い」であり、それ以外の理由でも収納スペースに対してものが多いことに起因している悩みが多く見受けられました。そこで、アンケートでは次に、回答者全体を対象として、自宅について全体的にものが多いと感じているかを尋ねてみました。
自宅にものが多いと感じている方は約8割(関東82.4%・全国80.3%)でした。関東は全国より若干高い割合でした。
関東の地域別では埼玉県(84.6%)で高く、また詳細エリアでは東京都23区内(86.7%)で突出して高い割合でした。全体として関東都市部ではどうしても狭くなりがちな自宅スペースに対してものが多いと感じやすい傾向がわかる結果でした。
住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)では、戸建(90.6%)において特に高い傾向にあり、中でも東京都の戸建では自宅にものが多いと感じている方が95.5%という高い割合になりました。また、ファミリー向けマンション(81.4%)においても東京都においては93.8%で高い割合でした。東京都においては特に、都市部のために限られがちな自宅スペースに対し、ものがどうしても多くなりやすい傾向があるようです。
自宅スペース確保のためにトランクルームの利用はあり?
自宅のスペースに対し荷物が多いと感じている方は非常に多く、約8割でした。中でも東京都を中心とした都市部ではどうしても自宅スペースが限られてしまい、そのスペースに対して必要なものだけでも「ものが多い」と感じられがちな傾向が見受けられます。
また、アンケートでは自宅で場所を取っていると感じるものについても尋ねました。
【自宅で場所を取っていると感じるものトップ5】
・衣類(関東第1位 75.4%・全国第1位 71.6%)
・寝具(関東第2位 20.8%・全国第2位 26.8%)
・バッグ・靴(関東第3位 20.0%・全国第4位 17.3%)
・家電(関東第4位 16.2%・全国第5位 17.0%)
・家具(関東第5位 14.6%・全国第3位 20.0%)
どれも共通して言えるのは「かさばるもの」であり「シーズンオフのものやあまり使わないものが場所をとっている」という点です。使っていない時にこそ場所を取っているのが気になるけれど、まだ使える・使う予定があるから処分はできないという状況が多いようです。
“礼服やジャンパーなど、使用目的や使用期間が限られている衣類が嵩張って、スペースを取っていると感じます。”
(40代・主婦)
“服の衣替えもきちんと分けられておらず、着てない服もまた着るかもで、捨てられない。”
(30代・無職)
“スキーウェアなど季節限定の衣類をどうにかしたいです。”
(40代・専業主婦)
“アウトドア用品、クリスマスツリーなどの季節限定の飾りがかさばる”
(30代・公務員)
“お客さんの布団や毛布など一式が場所をとっている。夏用と冬用があるので倍場所を取っている”
(50代・保育士)
“使用しない時に収納するために置いてあるシーズン家電(扇風機とかファンヒーターとか)の空き箱”
(40代・自営業)
“家電はそのまま収納することになるので、どうしたってスペースをとる”
(20代・会社員)
“収納がせまいので、扇風機などしまう場所がないです。”
(30代・主婦)
自宅で必要なものに対してスペースが足りないと感じる時や、季節ものの荷物等が場所を取ることが気になる時には、トランクルームを利用するという方法もあります。
そこで、自宅スペースを確保するためにトランクルームを利用するのはありだと思うかを尋ねてみました。
最も多かった「条件によってあり(関東54.2%・全国52.8%)」と「あり(関東9.9%・全国11.0%)」を合わせて、自宅スペースを確保するためにトランクルームを利用する選択肢を評価している方は約6割(関東64.1%・全国63.8%)でした。
「なし(関東35.9%・全国36.3%)」にも共通して言えることとして、トランクルームを使って安易にものを増やしていくのは良くないと考える方が多く、原則的には自宅のスペース内で収めることが大事と考える方も多いようです。
しかし、都市部の多い関東では特に、どうしても必要なものが十分に収納スペースに入り切らない・いっぱいであるという状況の方は多く、特に関東の地域別では、千葉県湾岸部(あり・条件によってあり80.0%)・神奈川県西部(75.0%)等をはじめとしてトランクルームを利用する選択肢を良い方法として評価している地域が多い傾向にありました。
トランクルームのメリットとしては
・荷物量に応じた必要最低限の広さ・必要な期間にしぼってリーズナブルに利用できる(収納の大きな家に引っ越すより経済的)
・シーズンオフの荷物・使用頻度の低い荷物等が場所を取っているのが気になる場合等、トランクルームを活用することで、自宅のスペースにゆとりを持つことができる
・収納スペースにできたゆとりを使って、部屋の床や壁際等に置いているものをしまうことで部屋がスッキリと片付く
・収納スペースや自宅の整理・荷物の棚卸し作業が効率的にしやすくなる
・自宅の収納スペース等で荷物の出し入れがしやすく何をどこに収納しているかわかりやすい「ゆとりある収納」を実現するために必要なスペースをトランクルームでプラスできる
というさまざまなメリットがあります。
所持するものを自宅で使えるスペースに収まるものだけにすることが必ずしも美徳ではありません。家賃等の居住費に出費が上乗せされると考えられがちなトランクルームですが、必要最低限のスペースを必要な期間のみ利用することで、例えばより広い収納スペースのある家に住むよりもトータルの出費を抑えることも可能です。また、ゆとりのある整理整頓された快適な収納スペース・生活スペースはお金に変えられない生活の質を上げることにもつながります。
総合的に考えて、トランクルームを上手に活用するには、改めて自宅の荷物を把握し、効率的に使うためには何をどこに配置・収納すると良いかを検討した上で、必要最低限のスペースをプラスする方法が良いと言えるでしょう。
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整理整頓したい気になる部屋・場所がある方が多いエリアにも!
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「収納スペースがいっぱい」「ものの多さが気になる」という方が多いエリアにも!
◆東京都23区内のトランクルーム
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東京都江東区
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◆東京都23区外のトランクルーム
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、整理整頓をしたくてもなかなかできていない部屋・場所と具体的な悩みについてお話しました。
整理整頓したいのにできていない部屋や場所がある方は約9割で、ほとんどの方が整理整頓したいと気になっている箇所があることがわかりました。特に、荷物が集中するクローゼット・押入れ等の収納スペースの整理整頓がしたいと気になっている方が多く、寝室やリビング等、長い時間過ごす・すぐ散らかりやすい部屋が気になっている方も見受けられました。整理整頓したい理由として突出して多かったのは「ものの多さが気になる」ことであり、その多さによって収納内容の把握ができなかったり、出し入れが大変になっている状況がありました。中でも、衣類・寝具・家電等の季節ものの荷物やすぐ使わない荷物が収納スペースを圧迫しているケースも多いようです。
自宅のスペース・収納スペースが足りないと感じるとき、トランクルームを利用するのも良い方法の一つです。特に、都市部等、必要最低限の荷物でさえ十分ゆとりを持って収納できるスペースがない場合はなおさらです。
あなたもこの年末年始、改めて自宅の荷物や収納を見直し、トランクルームを活用して、より使いやすい収納環境に整えて、新年をスタートしてみませんか。
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調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年11月10日から11月15日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査