お正月は家事をしない?お正月明けに感じる自宅の場所を取るモノ調査

2024.01.24

新しい年の始まりを祝うお正月。自宅や帰省先でゆっくりと過ごす方が多いのではないでしょうか。「お正月らしい過ごし方」をするために、この時期だけは家事をできるだけ減らして過ごす方も多いでしょう。そこで今回は、お正月時期の家事の実施状況と、そこから見えてくる大変な家事、そして日々の家事における悩みについてもアンケート調査しました。家事をスムーズにする上で大切なポイントがよくわかる興味深いアンケート結果となりました。お正月と新年の生活をもっと快適にするためのヒントが見つかれば幸いです。

お正月はなるべく家事をしない?

今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(37.3%)における結果を中心に分析していきます。

アンケートでははじめに、お正月は家事をしないかを尋ねました。

今回のアンケートでは、最も多かった「最低限する(関東53.7%・全国53.0%)」と「しない(関東8.1%・全国5.3%)」を合わせてお正月に家事を普段より減らしていると答えた方は約6割(関東61.8%・全国58.3%)で、関東は全国より若干高い割合でした。この差約3%は関東で「しない」が多めであることが要因であり、関東が実家の帰省等で自宅を離れる(つまり自宅の家事ができなくなる)方が多いことが影響しているようです。

関東の地域別では、お正月に家事を普段より減らすと答えた方が多かったのは東京都23区外・千葉県東部・神奈川県西部で同率の75.0%でした。

また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、集合住宅(75.0%)・ファミリー向けマンション(72.0%)・単身向けアパート(71.4%)で家事を減らしている方が高い割合でした。

一方で戸建では家事を普段通りやる方(46.7%)・減らす方(53.3%)でほぼ半々なことも特徴的でした。

お正月にしない家事

年末に大掃除をしたり、お正月におせち料理を準備して祝う昔ながらの日本の風習は「きれいな家・思いを込めたおめでたい料理で新年を祝う」ためのものですが、同時に「年末に家事をまとめて済ませてお正月はゆっくり過ごす」という意味もあるとよく言われます。いわゆる「お正月らしい過ごし方」とは「ゆっくりのびのびと過ごして新年を楽しむ」ということなのかもしれません。

今回のアンケートでも、約6割の方がお正月に家事を普段より減らすことがわかりましたが、具体的にどのような家事を減らして負担を軽くしているのか尋ねてみました。

掃除を最小限にする方が多数

トップ4と第6位を占めたのは「掃除」でした。

関東・全国とも第1位は「床拭き(関東52.2%・全国56.4%)」でした。

関東の地域別では埼玉県南部(75.0%)・千葉県東部(66.7%)・神奈川県西部(66.7%)・東京都23区内(63.6%)で高い割合でした。

なお、以前のアンケートでは、大掃除を重点的にする場所として「床周り」という意見が上位にランクインしています(第6位・53.5%・「大掃除はいつから始める?大掃除期間と大掃除の範囲調査」より)。年末にしっかりと大掃除をして、お正月に掃除をあまりせずに済ます方が多いようです。

また、第2位以降にも掃除を減らすという意見が多くランクインしました。

  • ・掃除機かけ(関東第2位・50.0%・全国第2位・53.4%)
  • ・ホコリ取り(関東同率第2位・50.0%・全国第3位・46.6%)
  • ・トイレ掃除(関東第4位・42.4%・全国第4位・44.1%)
  • ・お風呂掃除(関東第6位・33.7%・全国第6位・35.6%)

掃除は、作業をする人はもちろんですが、家でくつろいでいる人にも場所移動等の協力をお願いすることになったり、バタバタとした感じになりがちです。家事の負担を減らすのみならず、家族みんながお正月にゆっくりくつろぐ雰囲気に水をささないという意味でも掃除を減らしている方がいるのではないでしょうか。

買い出し回数を減らす方も

関東・全国第5位は「買い出し(関東35.9%・全国40.7%)」を減らすという意見でした。

関東の地域別では神奈川県東部(56.3%)・東京都23区外(52.9%)・埼玉県南部(50.0%)で高い割合でした。

日常の買い物に出かける手間と労力の削減という意味に加え、年始の混雑を避けたり、感染症予防対策も兼ねて買い出しを減らすケースや、近年浸透してきたネットスーパーを利用するケースもあります。

また、年始に買い出ししないで良いように年末にまとめ買いをしたり、少なくなった日用品ストックを確認して買い足しておく等、事前準備をしておく場合も多いようです。

お正月明けの家事が大変・・・

お正月の家事をしない期間についてもアンケートで尋ねたところ、内訳は次のとおりでした。

【お正月の家事をしない期間】

  • ・元日のみ(関東第3位・12.2%・全国第3位・15.0%)
  • ・2日まで(関東第2位・21.1%・全国第2位・24.8%)
  • ・三が日まで(関東第1位・50.0%・全国第1位・47.9%)
  • ・5日程度(関東第4位・7.8%・全国第4位・6.4%)
  • ・1週間程度(関東第5位・5.6%・全国第5位・3.8%)
  • ・1週間以上(関東第6位・3.3%・全国第3位・2.1%)

お正月期間に家事を減らす方のうち、三が日は家事をしないという方が約半数で最も多く、元日のみ・2日までの方と合わせると8割以上(関東83.3%・全国87.7%)でした。また、仕事の休み時期に合わせた5日程度や1週間程度・1週間以上の方も合わせて1〜2割程度(関東16.7%・全国12.3%)でした。

三が日を中心に家事をしない方が多いようですが、お正月期間が明けると、日常が動き出し、たまっていた家事をこなすことが加わる等、大変に感じることが何かと多いのではないでしょうか。そこでアンケートでは、お正月が終わってからの家事は大変・やりたくないと感じるかを尋ねてみました。

お正月が終わってからの家事は大変・やりたくないと「感じる(関東41.3%・全国38.1%)」・「少し感じる(関東42.1%・全国42.9%)」と答えた方はそれぞれ約4割で、合わせて8割以上(関東83.4%・全国81.0%)」でした。大多数の方がお正月明けの家事を億劫に感じるようです。作業の大変さはもちろんですが、また慌ただしい日常が始まっていくのを実感するという意味でも、億劫さを感じやすいのではないでしょうか。

関東の地域別では、お正月が終わってからの家事を大変・やりたくないと「感じる」または「少し感じる」と答えた方が多かったのは千葉県(88.5%)・神奈川県(87.5%)で多く、詳細エリアでは東京都23区内(87.5%)でも高い割合でした。

また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けマンション(90.5%)が特に高い割合でした。

家事が大変と感じる理由とは

約8割の方が、お正月が終わってからの家事を大変・やりたくないと感じることがあると分かりましたが、どうしてそう感じるのかをアンケートで尋ねてみました。

とにかくやることが多く時間がかかる

「とにかくやることが多く時間がかかる」という家事の性質が問題となっている場合が多いようです。

関東・全国とも第1位は「やることが多い(関東63.6%・全国60.9%)」でした。

関東の地域別では千葉県北部(75.0%)・千葉県湾岸部(75.0%)・埼玉県南部(72.7%)で高い割合でした。

やることの多さも影響して「時間がない(関東同率第3位・27.3%・全国第4位・24.4%)」もランクインしました。また、新年という区切りも相まって、今年こそはと「完璧にやろうとしてしまう(関東11.1%・全国12.8%)」という意見が第5位でした。

また、第2位は改めて「家事が好きではない(関東43.4%・全国47.0%)」ことを実感してしまうという意見でした。

生活に必要なこととはいえ、エンドレスに続くかのようにやることが多く、とにかく時間がかかる家事は何かと大変です。

スムーズな家事を阻む原因は「モノの多さ」

ランクインした理由の中で唯一、家事自体のスムーズさを阻む要素がありました。それは、第3位の「モノが多くて家事がやりづらい(関東27.3%・全国27.4%)」でした。

関東の地域別では埼玉県南部(45.5%)・神奈川県東部(29.4%)で高い割合でした。

また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身向けアパート(55.6%)・単身向けマンション(30.0%)・戸建(28.6%)で高い割合でした。

ランクインした他の理由と異なり「対処ができる」要因であり、モノが多いという問題を解消することで家事の進行がスムーズになり、大変さを軽減できる可能性があります

 

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自宅のモノが多い・・・どんなモノが多いのか?

自宅のモノの多さが家事のスムーズさを阻む要因となっていることが分かりましたが、具体的に多くて困っているものはどのようなものなのでしょうか。アンケートで尋ねてみました。

「衣類」をはじめシーズンオフの荷物が気になる

関東・全国とも突出して多かった第1位は「衣類(関東81.8%・全国68.4%)」でした。

関東は全国に比べて13.4%も多いのも特徴的で、関東都市部で収納スペース・居住スペースが限られる傾向にあり、収納する衣類の多さが気になりやすいことも影響が大きいようです。中でも、東京都23区内(87.5%)・埼玉県南部(83.3%)で衣類の多さが気になる方が特に高い割合でした。

日々使う衣類の多さはもちろんですが、シーズンオフの衣類が場所を取っていることが気になる方が多く、特に、冬服の収納がかさばると感じているケースが多いようです。

他にもシーズンオフに収納しておくものとして、次のような意見がありました。

  • ・寝具(関東第5位・18.2%・全国第6位・18.9%)
  • ・家電(関東第6位・15.2%・全国同率第4位・24.2%)
  • ・季節の飾り等(関東第7位・12.1%・全国同率第8位・15.8%)

普段の生活ですぐに使うことがないのに場所を取っていることが気になるだけでなく、収納スペースのモノの出し入れがスムーズにできなくなったり、収納しきれず生活スペースに置いておかざるを得ない状況も多々あるようです。確かにそれでは掃除がしづらかったり動線の邪魔になったりと、家事にも影響が出ることが考えられます。

生活必需品でないものは多く感じがち

シーズンオフの荷物等の「日々の生活で使わなくてもよいもの」という点で共通するのが、関東・全国とも第2位の「趣味のモノ(関東27.3%・全国35.8%)」です。

関東の地域別では東京都23区外(50.0%)・神奈川県東部(40.0%)・東京都23区内(37.5%)で高い割合でした。

また、関東第3位・全国同率第4位の「子供のおもちゃ(関東24.2%・全国24.2%)」という意見も多く、関東の地域別では千葉県東部(66.7%)・埼玉県南部(50.0%)で高い割合でした。

 

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これまでの結果を総合して、自宅内で多さが気になりやすいものの特徴をまとめてみましょう。

【自宅に多いことが気になりがちなものの特徴】

  • ・生活必需品でないが持っている必要がある
  • ・頻繁に使わない、またはシーズンオフ等すぐに使わない
  • ・年を経るとともに所持数が増えがちである
  •  (増えた数のぶんだけ処分するのが難しいことがある)
  • ・保管時にかさばる、またはサイズが大きい

生活スペースや収納スペースを圧迫しがちな荷物をすっきりさせて頻繁に使うものの出し入れをスムーズにしたい時、トランクルームを利用するという方法もあります。

シーズンオフの荷物や頻繁に使わないものの保管のためにトランクルーム利用を考える場合には、

  • ・使用頻度に応じて荷物を配置することで荷物の収納場所がわかりやすくなり、取り出しやすくなる
  • ・シーズンオフの荷物等、すぐに使わないものや使用頻度の低いものをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりを持つことができ、日常生活ですぐ使う荷物を中心に収納できる
  • ・収納スペース・生活スペースにおいてすぐ使わない荷物が邪魔にならない
  • ・新たに必要になったモノも収納スペース不足を理由に購入を諦めなくて済む

というメリットがあります。

頻繁に使わない荷物や季節の変化に応じて必要になる荷物等は、収納場所がわからなくなる・奥にしまったものを出してくる必要がある・取り出しやすくしまっておくと邪魔になる等の悩みがつきものです。トランクルームを上手に活用すると収納場所がわかりやすくなり、日々の荷物の出し入れもぐんと快適になるのでおすすめです。

 

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調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、お正月の家事の実施状況と家事における困りごとについてお話しました。

アンケートではお正月に家事を減らす方・しない方は約6割で、掃除関係の家事が減らされる傾向にあり(約5割が掃除を削減)、他にも約4割の方が買い出しを減らしていることがわかりました。

お正月が過ぎてからの家事を億劫に感じてしまう方は8割以上に上り、とにかく量が多く時間がかかる・家事が好きでないことを実感してしまう等の意見が並びましたが、注目すべきは「モノの多さが家事のスムーズさを阻んでいる」点で、この点が解消すれば家事がよりやりやすくなるということでした。

モノの多さが気になる方が多かったシーズンオフの衣類・家電等や使用頻度の低い荷物等の保管場所にはトランクルームの活用が便利です。

新年や新年度は家の収納を見直すのに最適な季節です。是非トランクルームを活用して使用頻度に応じた収納場所を検討し、荷物の出し入れ等がよりスムーズな生活を目指してみませんか。

 

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年12月8日から12月13日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査

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