冬の洗濯物は外干し?部屋干し?洗濯物を干すにはスペースが必要!
寒い冬の時期、なかなか洗濯物が乾かず困るという方は多いのではないでしょうか。気温の低さ、日照時間の短さや弱さ、そして冬服の分厚さも相まって洗濯物が乾きにくく、乾くまで干しておくと次の洗濯が進みづらくなる悪循環が起こったり、洗濯物を干すスペースが足りなく感じることもあるでしょう。そこで今回は、冬の時期の洗濯についてアンケート調査しました。外干し派・部屋干し派の割合やそれぞれのメリットと悩み、洗濯物の干し場所についても実態調査していきます。冬の洗濯をより快適にするヒントが見つかれば幸いです。
冬は外干し?部屋干し?
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(37.5%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、冬の洗濯物は外干し・部屋干しのどちらかを尋ねました。
今回のアンケートで最も多かったのは、冬の洗濯物を基本外干しすると答えた方(関東65.3%・全国49.3%)でした。関東は全国より16%多いことが特徴的でした。
関東の地域別では、外干し派が多かったのは東京都23区内(71.4%)・神奈川県西部(71.4%)・埼玉県北部(63.6%)でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建(75.3%)・単身向けアパート(66.6%)・集合住宅(66.6%)で外干し派が高い割合でした。
一方で冬の洗濯物を基本部屋干しすると答えた方も約3割(関東26.0%・全国34.0%)でした。関東は全国に比べて少ない割合でした。
関東の地域別では、部屋干し派が多かったのは神奈川県東部(33.3%)・千葉県湾岸部(37.5%)・千葉県北部(36.4%)でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身向けマンション(50.0%)・ファミリー向けアパート(38.4%)で部屋干し派が高い割合でした。
洗濯物を干す場所についても尋ねました。
【洗濯物を干す場所】
- ・ベランダ・テラス(外干し・関東第1位・64.7%・全国第1位・52.3%)
- ・リビング・ダイニング(部屋干し・関東第2位・12.7%・全国第3位・13.3%)
- ・庭(外干し・関東第3位・8.0%・全国第4位・11.5%)
- ・寝室など部屋(部屋干し・関東第4位・7.3%・全国第2位・13.5%)
- ・ランドリースペース(部屋干し・関東第5位・4.7%・全国第5位・5.8%)
- ・浴室(部屋干し・関東第6位・2.7%・全国第6位・1.5%)
- ・廊下(部屋干し・関東0%・全国第7位・1.3%)
外干しはベランダ・テラスで干す方が多く、一部庭に干す方も見受けられました。部屋干しはリビング・ダイニングと寝室など部屋で干す方が多く、エアコンの温風や浴室乾燥を活用するために部屋干しをする方も多いようです。
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千葉県千葉市
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外干し派・部屋干し派 それぞれの理由
洗濯物の外干し・部屋干しの判断は、気候・洗濯量・干し場所・時間帯等、さまざまな要因があります。そこでアンケートでは、外干し派・部屋干し派それぞれに、現在の干し方を選んでいる理由を尋ねてみました。
外干し派の理由:しっかり早く乾く・ニオイ防止・衛生的
洗濯物を外干しする理由として、関東・全国とも第1位は「よく乾く(関東72.9%・全国73.3%)」でした。「早く乾く(関東第2位・57.9%・全国第3位・54.2%)」とともに、しっかりスピーディーに乾くことが外干しのメリットと考えられているようです。
日光の力を活用して衛生的に保てることもメリットです。具体的には、「ニオイが気にならない(関東第3位・48.6%・全国第2位・54.6%)」「殺菌効果が期待できる(関東第4位・29.0%・全国第4位・31.9%)」という意見が集まりました。
また、「室内干しをするスペースがない(関東第5位・13.1%・全国第5位・16.3%)」という意見もありました。洗濯自体の問題ではなく、自宅のスペースによる制限で外干しを選ぶケースもあるようです。
部屋干し派の理由:天候と時間を気にしない・花粉黄砂対策・洗濯物が見えない
洗濯物を部屋干しする理由として、関東・全国とも第1位は「天候に左右されない(関東84.0%・全国66.5%)」でした。外干しでは天気予報を参考にしながら干す場所・タイミング・量を調整したり、雨が降ったら取り込んだりしなければならず、天気が悪いと洗濯が進まないという悩みもありますが、部屋干しだと天気による洗濯への影響を気にすることなく進められます。また、関東・全国とも第2位の「時間を気にしなくていい(関東64.0%・全国41.8%)」とともに、都合のいい生活リズム・タイミングで洗濯が進められることが部屋干しのメリットと考えられているようです。
他にも、「花粉・黄砂が付着しない(第3位・関東40.0%・全国29.9%)」「周囲から洗濯物が見えない(第4位・関東28.0%・全国23.5%)」という意見が集まりました。
また、関東ではなかったものの、全国では「外干しをするスペースがない(全国第5位・4.4%)」という意見もありました。やはり、洗濯物の干し場所は自宅のスペースによる制限に左右されるようです。
外干し・部屋干し それぞれのお悩み
洗濯物の外干し・部屋干しにはそれぞれメリットがあることがわかりましたが、逆に普段選んでいる干し方の方法でも、天候・衛生管理・時間の段取り等悩みはつきものです。そこでアンケートでは、外干し派・部屋干し派それぞれに、現在の干し方で感じる悩みを尋ねてみました。
外干し派の悩み:天候や時間帯による制限・花粉や黄砂・洗濯物が家の外から見える
洗濯物を外干しする際の悩みとして、関東・全国とも第1位は「天候に左右される(関東86.8%・全国89.1%)」でした。寒い日や晴れていない日には乾きづらい・雨の場合は干せない・日中仕事等で出ている場合には急な雨に対応して取り込めない等、天候によって洗濯がうまくいかない場合は多いものです。
第2位は「花粉・黄砂等の付着(関東50.0%・全国47.0%)」でした。洗濯物に付着した花粉・黄砂に反応してアレルギー症状が出る場合もあり、花粉症の時期は部屋干しにするケースも多いようです。
第3位「時間が(日中に)限られている(関東50.0%・全国47.0%)」・第4位「洗濯物が(近所に)丸見え(関東19.3%・全国21.4%)」という悩みもありました。
部屋干し派の悩み:乾きにくくニオイや湿気が気になる・部屋が狭く感じる
洗濯物を部屋干しする際の悩みとして「天候に左右されない(関東第1位・52.4%・全国第2位・55.8%)」という意見が多く見受けられました。日光に当てる外干しと比較して「乾きにくい(関東第2位・50.8%・全国第1位・62.8%)」場合が多く、生乾きの状態が続いたり雑菌が残ることによりニオイや衛生管理が気になることも多いようです。洗濯物自体のニオイ・雑菌残りはもちろん気になりますが、部屋干しをしている室内で過ごしている際に気になる場合もあります。また、部屋干しをすることで「室内の湿気(関東第4位・27.0%・全国第4位・27.4%)」が気になるという意見もありました。
さらに、部屋干しの洗濯物があると「室内が狭くなる(関東第3位・46.0%・全国第3位・42.3%)」という意見もありました。干し場所によっては動線や過ごし方にも影響が出たり、洗濯物が干してあることで生活感が出てしまい、来客等の際に困るケースもあるようです。
洗濯物を干すスペースの広さ
外干し・部屋干しのメリット・デメリットを考えたとき、洗濯物の干し場所は自宅スペースの制限によって左右されるという問題がありました。そこでアンケートでは、洗濯物を干すスペースの広さについてアンケートで尋ねてみました。
今回は、洗濯物を干すスペースの広さについて回答者がどう感じているかという視点で尋ねてみました。アンケートでは、洗濯物を干すスペースが狭いと感じている方が約3割(関東28.0%・全国29.8%)でした。
関東の地域別では、洗濯物を干すスペースが狭いと答えた方が特に多かったのは千葉県北部(45.5%)・埼玉県南部(45.0%)・東京都23区内(31.4%)でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けアパート(38.5%)・集合住宅(33.3%)で高い割合でした。
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埼玉県川口市
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埼玉県川越市
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東京都杉並区
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物干しスペースに悩みがある方は多数
約3割の方が洗濯物を干すスペースが狭いと感じていることがわかりました。スペースの狭さをはじめとして、自宅内での位置や使い勝手等、また他にも不満がある方もいらっしゃるかもしれません。そこでアンケートでは、洗濯物を干すスペースに悩みがあるかを尋ねてみました。
今回のアンケートでは、洗濯物を干すスペースに悩みがあると答えた方は3割弱(関東25.3%・全国26.0%)でした。約4人に1人は悩みがあるようです。
関東の地域別では、悩みがあると答えた方が特に多かったのは神奈川県西部(57.1%)・千葉県北部(36.4%)・埼玉県南部(30.0%)でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、集合住宅(33.3%)・戸建(29.2%)・ファミリー向けマンション(28.0%)で高い割合でした。
具体的な悩みについても尋ねてみました。回答者の声を抜粋してご紹介します。
スペースが狭く洗濯物が干しにくい
“大きなものをまとめて洗うと干す場所が足りません。また途中で雨が降ってきたり、生乾きだと、室内で干す場所も足りません。”
(50代・専業主婦)
“ハンガーの服同士の距離をなるべく広く取りたいが、干せるスペースが限られているので十分な距離が取れないことがある”
(30代・会社員)
“干すスペースに限りがあるため、まとめて干せない(12着が限界)さらに分厚い着衣(パーカーなど)のときは、幅をとるので干せる枚数がさらに限られるのが悩み”
(30代・専業主婦)
“シーツや布団などの大きな物を干すスペースがあまり無い為、1日で家族全員分を処理できない。また浴室乾燥も利用しないと干しきれないのですが、特に冬場は電気代にも悩まされています。”
(40代・パート)
部屋干しで部屋が狭く感じる
“部屋の4分の1を使っているため、部屋が狭くなってしまう”
(30代・会社員)
“居住スペースに無理矢理干しているので、部屋が狭くなってしまって不便。子ども達にも不評。”
(40代・アルバイト)
“廊下(通路)に洗濯竿を設置するように吊り下げ器具をつけているので狭くなっている。”
(60代以上・退職者)
洗濯物が生活の邪魔になっている
“リビングで干しているため、洗濯物があるとテレビが見づらい。”
(50代・自営業)
“洗濯物を干していると通るのに邪魔になる。”
(50代・会社員)
部屋干しで生活感が出てしまう
“リビングの窓近くにしか干す場所がないので昼間でも常に薄暗く、来客予定がある時は丸見えになるので干すことができない。”
(40代・専業主婦)
“カーテンレールとかに掛けて干してるから、見栄えが悪い”
(40代・無職)
“リビングのはき出し窓の前に干しているため、来客があるときは洗濯物をおろさないといけない。夏場はエアコンが効いているため、洗濯物が乾きにくい。”
(30代・診療放射線技師)
もっとスペースがあると使い勝手が良くなる
“もう少し広い方がいい、布団を干すスペースがもう少し欲しい”
(30代・会社員)
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洗濯物を干すスペースの確保をはじめ、自宅内でのスペース確保が大変と感じる場合、トランクルームを利用するという方法もあります。
洗濯物を干すスペース等、生活スペースの使い勝手を上げるためにトランクルーム利用を考える場合には、
・すぐに使わないものや使用頻度の低いものをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりを持つことができ、生活スペースに置いてあるものを収納スペースにすっきりしまえる
・リビング等、生活に使う部屋に置くものを必要最小限にとどめ、広々と使うことができ、必要に応じて部屋干しスペースとしても使いやすくなる
・荷物部屋になっている部屋があれば、トランクルームの活用で空き部屋として使えるようにすることも可能。生活スペースに部屋干しをしたくない場合等には特に有効
というメリットがあります。
収納を見直しトランクルームを活用することで、普段過ごしているリビング等の部屋の使い勝手まで見直せます。部屋干しの場所についての悩みも大幅に解消できるのでおすすめです。
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神奈川県相模原市中央区
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、冬の洗濯物の外干し・部屋干しそれぞれのメリット・デメリットと洗濯物を干すスペースについての困りごとについてお話しました。
アンケートでは関東で外干し派が7割弱・部屋干し派が3割弱でした。
外干しはすっきり早く乾く・日光に当てることでニオイや雑菌対策に有効ですが、天候に左右されやすく日中にしか干せない・花粉や黄砂等の問題がありました。
部屋干しは天候・時間の制限なく、花粉や黄砂の付着を避けて干せるものの、乾きにくくニオイや湿気が気になりやすいという問題がありました。
これらを考えていく上で、洗濯物を干すスペースの不足が洗濯のやり方を左右していることがわかりました。冬季に加湿器を利用している方は約7割でした。
洗濯物を干すスペースが狭いと感じている方は約3割で、4人に1人が洗濯物を干すスペースに悩みを抱えていました。
部屋干しスペース確保をはじめ、生活スペースの使い勝手向上にはトランクルームの活用が便利です。収納を見直すだけで、生活スペースに置いているものをすっきり収納させることができ、部屋の使い勝手がぐんと良くなります。
新年や新年度は自宅環境を見直すのに最適なタイミングです。洗濯をはじめ、日々の生活をもっとやりやすくするためにはどうすれば良いかという視点から考え、トランクルームを活用して収納スペースや生活環境をもっと使い勝手の良いものにしてみませんか。
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【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年12月18日から12月23日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査