断捨離をした人は93.5%!捨てられないものの保管法を調査

2021.11.01

あなたは今まで、自宅の荷物の断捨離をしたことはありますか?日々の生活の中で、自宅の荷物は何かと増えてくるものです。家のスペースを圧迫している荷物をなんとかしたいと断捨離を考える人は多いでしょう。では、実際に断捨離を行動に移した人はどのくらいいるのでしょうか。そして、断捨離しがたい大切なものはどのように保管しているのでしょうか。今回はアンケートから、気になる断捨離事情を探っていきます。

9割以上もの人が断捨離を実施

家庭内での荷物の置き場所は、多くの家で課題となっているのではないでしょうか。自宅が手狭に感じるほど荷物がスペースを圧迫している場合もあるでしょう。

そんな時、不要な物に別れを告げて必要な物だけを持っておく「断捨離」を考える方は多いのではないでしょうか。忙しくてなかなか手をつけられない場合もあると思いますが、実際、どれほどの割合の人が断捨離をしたことがあるのでしょうか。

アンケート結果ではなんと93.5%もの方が「断捨離をしたことがある」と答えました。それだけ荷物の収納と整理処分が多くの家庭で共通の課題であると言えるでしょう。近年、自宅時間が見直されるとともに断捨離をした方も多いようでした。

どんなものを断捨離した?

次に、どのようなものが断捨離されたのかまとめました。

圧倒的1位は「衣類・靴・バッグ」等の身につけるもの

第1位「衣類・靴・バッグ(71.9%)」は突出して多い割合でした。衣服等は年齢や生活の変化とともに身につけなくなったり「古くなったがまだ着られる」「着る機会がないがいつか使いたい」「お気に入りだから着なくても取っておきたい」等、処分に踏み切れず場所をとりがちです。自宅の収納に入りきらなくなり断捨離する人が多いようです。

まだ使えると置いておきがちな「書籍・書類」「家具・家電」等が上位

第2位の「書類・書籍(26.7%)」第3位の「家具・家電(12.3%)」その後に続く項目も含めて「使い終わりがなく、また使えるから捨てるのはもったいない」と感じて残しておきがちなものが、思い切って断捨離される傾向にあるようです。

断捨離するときの処分方法は?

続いて、断捨離の際、物をどうやって処分したかをまとめました。

再利用の手段を尽くした上で「ゴミとして捨てた」人が多数

第1位は「ゴミとして捨てた(52.7%)」でした。しかし、複数回答だったこの質問を総合的に見ると、2位以下の手段で再利用ができるものはして、できなかったものは捨てるという流れが主流のようです。

ただし「自分では使えても他人に使ってもらうには忍びない」「再利用してもらうにも洗濯等の事前準備や持っていくときに手間やコストがかかる」ということからゴミにしてしまう側面もあるようです。

ものを大切に思う心がリサイクルにつながる

2位以下を見てみると、リサイクルショップ・フリマ等「そのまま誰かに使ってもらう」方法が上位を占め、難しければ下位に並ぶ「素材を再利用するリサイクル」を様々な手段で行う傾向にあります。

大切にしてきた物だからこそ「次のライフサイクル」に送ろうという意思と、現代における地球環境に配慮したリサイクル手段の多さを実感しました。

断捨離でどうしても捨てられないものはあるのか?

処分の仕方にも愛着や思いが見える結果となりましたが、断捨離する中でどうしても捨てられないものがある人はどのくらいいるのでしょうか。

捨てられなかったものがある人は7割超

必要なもの以外を処分する断捨離でも、どうしても取っておきたいものがあったと答えた人は72.7%もいました。例えば、子供が幼い時に着ていたお気に入りの服等の家族の思い出が詰まっているものや、絶版の本等もう売っていなくて買えないもの、趣味で集めた思い入れのあるコレクション等を捨てられない人が多いようです。

捨てられなかったものはどう対処したのか?

断捨離でどうしても捨てられなかった大切なものはどのように対処されたのでしょうか。

約9割が自宅内で保管している

まず、断捨離できなかった大切なものを自宅に保管している人は89.7%を占めました。詳しく見ていくと大部分は「元からの定位置にそのままになっている」パターンで、中には「思い出の品として普段開けない場所に収納している」ケースも多く見られ、「あえてもう一度飾ったり使ったりしている」人も散見されました。

自宅保管をやめた人の対処法・第1位は「取っておきたかったが処分」

「自宅での保管をやめた」と答えた人の対処法では、第1位は「取っておきたかったが処分(28.6%)」で、泣く泣く諦めた人が約3割を占めました。保管は諦めたものの、親族・友人に大切に使ってもらえるよう譲った人は17.9%でした。

自宅外で保管し続ける方法を選んだ人では、自分の裁量で利用できる自宅倉庫・物置等やレンタルのトランクルームに収納する人が合わせて35.7%、実家で保管させてもらう人が17.9%でした。

断捨離をきっかけにトランクルームを検討した人は?

ここまで見てきて、断捨離できない大切なものでも自宅で場所を取りたくない、でも諦めて処分したくない人にとって、自宅倉庫・物置やトランクルーム等は魅力的に感じられるのではないでしょうか。中でも、マンション暮らし等、自宅に倉庫等をおけなくても利用しやすいのがトランクルームです。

アンケートでは、断捨離を機に約2割の人がトランクルームの利用を検討し、そのうち約3割が実際に利用していました

トランクルームを利用した理由・きっかけは?

トランクルームを利用した人は、どのような理由・きっかけで利用を始めたのか探っていきましょう。

第1位は「収納場所が確保できなかった」必要に迫られて利用

自宅で生活スペースを確保した上で必要なものを収納する場所が足りないと判断し、トランクルームを利用する人が最も多く見られました。

他にも収納スペースの観点で「家に荷物を置きたくない」「多くのものが置ける」という意見も多くありました。

「利用したいトランクルーム」「収納したいものと使い方」も大切なきっかけに

「トランクルームが近くにあった・安かった」という、条件の良いトランクルームを見つけたことも大きなきっかけとなるようです。また「大切なものを取っておくため」「保管用の場所を作りたかった」「荷物を整理処分するため」という「もの・使い方主体」の理由も多く見られました。

トランクルームを利用してみて感じたメリット

これまでの話を踏まえ、ユーザーがトランクルームを利用してみて感じたメリットをアンケートからピックアップしてご紹介します。

User’s Voice

“トランクルームは足掛け20数年以上使用しておりますが、本当に便利です。使わないものは保管できますし、今は季節の衣類なども保管しております。”
(40代・会社員)

“すべてを捨てなくても部屋が片付いたところ”
(30代・会社員)

“やはり使う機会があるものがあり捨てないでよかったと感じたものがあった”
(10代・学生)

“部屋が物で溢れていると整理がつかず、掃除の効率も悪くなるので、一旦不要品を預けることで色々見直すきっかけとなりました。”
(30代・接客業)

トランクルームを利用したきっかけやメリットについてのユーザーの声は、こちらのコラムでもご紹介していますのでぜひご覧ください。

トランクルームを利用し始めたきっかけとは?アンケートからユーザーの本音を探ろう!

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケートに基づき、回答者の断捨離についての状況とトランクルームの利用についてお話しました。約9割もの人が断捨離を経験しているのは印象的だったのではないでしょうか。

また、断捨離できない大切なものがあるときや自宅の中の荷物をスッキリさせたい時に助けとなるのがトランクルームです。大切なものも泣く泣く処分する人が多い中、無理に捨てることなく、快適な暮らしとの両立も期待できる方法です。
今回はアンケートをもとに、トランクルームの利用に踏み切れない理由と求めるサービスについて調べました。クリアしたい課題は次の4つです。

【調査概要】

調査対象:トランクルームを利用していない人の調査
回答数:400サンプル
回答期間:2021年10月5日から10月6日までの2日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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