進学・就職を機に1人暮らし!実際に暮らし始めて感じた家のことの悩み
進学・就職を機に1人暮らしを始める方・始めた経験のある方は多いのではないでしょうか。ワクワクする自分だけの新生活…一方で、1人暮らしになって初めて感じる生活の大変さもあるものです。そこで今回は、1人暮らしを始めて感じたことについてアンケート調査しました。回答者の実体験は、1人暮らしを始める方はもちろん、そうでない方にも、日常生活を改めて振り返るきっかけと気づきを与えてくれるポイントがいっぱいです。
進学や就職を機に始める1人暮らし
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(50.0%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、進学や就職を機に1人暮らしを始めたことがあるか尋ねました。
今回のアンケートでは、進学や就職を機に1人暮らしを始めたことがある方は9割以上(関東94.5%・全国95.3%)でした。
進学・就職を機に家族暮らしの実家を離れて学校・職場の近くに1人暮らしを始める方は非常に多く、大学・専門学校等がある地域に出て1人暮らしをしたり、就職先の本社がある地域にまず勤務するために1人暮らしを始めるケース等も多いようです。
特に、実家が地方・郊外住まいの方は、進学・就職を機に首都圏や地方の都市部に引っ越して1人暮らしを始めることが多いようです。
また、1人暮らしを始めた際の部屋の間取りについても尋ねました。
【1人暮らしを始めた際の部屋の間取り】
関東 | 全国 | |
第1位 | 1LDK(31.1%) | 1K(34.0%) |
第2位 | 1K(30.5%) | 1DK(24.1%) |
第3位 | 1DK(23.2%) | 1LDK(21.5%) |
第4位 | 1R(11.1%) | 1R(15.2%) |
第5位 | 2K(1.6%) | 2DK/2LDK(各1.8%) |
関東・全国とも1K・1DK・1LDKの3タイプが主流で、この3タイプで約8割を占めました(関東84.8%・全国79.6%)。
1人暮らしにはコスト及び暮らしやすさの観点から、コンパクトなタイプの住居が人気のようです。
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1人暮らしを始めてみて家事など大変だった
進学・就職を機に1人暮らしを始めた方は、それまで実家で家族と暮らしていた方が多く、家事等を家族に任せていたり分担したりしていた方が多数を占めます。そこで、アンケートでは次に、1人暮らしを始めて家のこと(家事等)をするのは大変だったか尋ねました。
アンケートでは1人暮らしを始めて家のことをするのは大変だったと答えた方が関東で9割弱(85.6%)・全国で8割強(82.4%)でした。どの地域でも、8割を超える方が家事等を行う大変さを感じていました。
1人暮らしを始めて、自分のペースで自分好みのスタイルの暮らしができる嬉しさを感じると同時に、日々生活していくために必要な家事等の大変さと、これまで家族に頼ってこれたありがたさを実感する方は非常に多いようです。
自分自身が動かない限り家事・生活がスムーズに進まない大変さを感じたり、体調が悪い時にも自分でケアして、食事等も何とかしなければならない等、家族暮らしではなかなか気づけなかったことが見えてくるのも1人暮らしならではの経験です。
1人暮らしで大変だった家のこと
アンケートでは1人暮らしを始めて家のことをするのが大変だったと答えた方が8割を超えていましたが、具体的に大変だったことについても尋ねました。
洗濯・料理が大変と感じる方が約半数
全国・関東とも第1位は「洗濯物が溜まる(関東69.6%・全国59.7%)」でした。関東で約7割、全国で約6割で、関東で約10%高い割合でした。
また、洗濯に関しては、関東第2位・全国第5位の「洗濯物の取り込み・収納(関東49.1%・全国43.5%)」が大変という意見でした。関東は全国より若干多く、約5割でした。
他にも、約半数が大変だと感じていたのが、関東第3位・全国第2位の「1人分の料理(関東48.4%・全国55.0%)」でした。
学校・勤務先での新生活をこなすと同時に、疲れや緊張も残る中、自宅での日々の生活も自分でまわしていかなければならないのは大変です。洗濯や料理は、生活に必須だけれど手間や労力がかかる家事として、大変さを感じる方が多いようです。
掃除・片付けで生活空間を保つのが大変
続いて、掃除・片付けに関する家事が立て続けにランクインしました。
- ・風呂・トイレ掃除(関東第4位・41.6%・全国第3位・47.3%)
- ・部屋の片付け(関東第5位・34.2%・全国第4位・44.7%)
- ・整理整頓(関東第6位・14.9%・全国第6位・26.2%)
洗濯をしなければ着られる服がなくなる、料理をしなければ食べられない、というタイプの家事とはまた違って、自宅の快適な状態を保つための掃除や片付けは、人目をあまり気にしないことも多い1人暮らしでは、ついつい後回しにしてしまいやすい家事かもしれません。忙しい毎日の中で時間を取ってこまめに片付け・掃除をして快適な部屋を保つ大変さを感じている方が多いようです。
また、1人暮らしの部屋の限られたスペースに、生活で必要な荷物を全て保管することに加え、どうしても生活を続けていくうちに引越ししたてより荷物が増えていきがちな傾向もあります。荷物を上手に管理し生活スペースをしっかり確保することは、1人暮らしの生活における大切な課題のひとつだと言えるでしょう。
家のことが大変と感じた理由とは
洗濯・料理・掃除・片付け等、1人暮らしの生活の中で大変さを感じる家事が数多くあることがわかりました。アンケートでは、1人暮らしの家事等が大変と感じた理由についても尋ねてみました。
傾向1:限られた時間で面倒な作業をするのが大変
今回の結果では、大きく3つの傾向が分かりました。1つ目は「限られた時間で面倒な作業をしなければならないことが大変」と感じる傾向です。
- ・洗濯・取り込みと収納が面倒(関東第1位・45.6%・全国第1位・46.2%)
- ・風呂トイレ掃除・面倒(関東第3位・40.6%・全国第2位・44.3%)
- ・部屋の片付け・モノが多く面倒(関東第7位・26.3%・全国第7位・26.8%)
- ・全般・やる時間がない(関東第9位・14.4%・全国第9位・21.0%)
学校や仕事だけでも大変なのに、手間がかかる面倒な家事をしないと生活が進まず、自分自身で全てやらなければならないということが大変と思うケースが多いようです。
傾向2:1人分の料理づくりの配分が難しい
2つ目は料理に関する傾向で「1人分の料理づくりの配分が難しい」と感じる傾向でした。
- ・料理・適量を作れない(関東第2位・41.9%・全国第4位・37.6%)
- ・料理・材料等使いきれない(関東第4位・37.5%・全国第3位・39.5%)
1人で食べ切れる適量だけ料理を作るのが難しいことに加え、1人分でも大きな材料を買わなければならない場合が多いこと、材料を使い回して使いきりたいものの、どうしても難しい場合があること等が悩みとなっているようです。
傾向3:スペース不足とモノの多さが家事の悩みの元に
3つ目は「生活スペース・収納スペースの不足とモノの多さがさまざまな家事の悩みの元になっている」傾向でした。グラフの11項目中5項目(濃い赤の項目)がスペースとモノの多さに関するものでした。
- ・洗濯・干すスペースの不足(関東第5位・30.0%・全国第7位・26.8%)
- ・部屋の片付け・片付けてもすぐ散らかる(関東同率第5位・30.0%・全国第5位・34.4%)
- ・部屋の片付け・モノが多く面倒(関東第7位・26.3%・全国同率第7位・26.8%)
- ・整理整頓・出しっ放しにしてしまう(関東第8位・23.8%・全国第6位・30.6%)
- ・整理整頓・収納先がない・少ない(関東第10位・13.8%・全国第10位・19.1%)
全体を通して、1人暮らしでは生活スペース・収納スペースが限られ、そのスペースに対してモノが多く、収納しやすい状態になっていなかったり、生活スペースにモノが出て散らかった状態になりやすい傾向があるようです。
部屋のスペースがあればもう少し楽に家事などできたと感じる
1人暮らしの生活や家事においてスペース不足とそのスペースに対するモノの多さがネックとなっていることがわかりました。そこでアンケートでは、部屋のスペースや収納スペースがあれば家事などもう少し楽にできたかもしれないと思うか尋ねてみました。
アンケートでは部屋のスペースや収納スペースがあれば家事などもう少し楽にできたかもしれないと思うと答えた方が約8割(関東83.7%・全国77.2%)でした。関東は全国よりやや高い割合でした。
部屋のスペースや収納スペースがあれば、例えば収納スペースにしまいきれず居室に置いているものを収納できたり、出したものをしまいやすい収納が実現できて、片付けやすく散らかりにくくなったり、モノを置いて通りにくくなっていた場所の動線が改善できたり、洗濯物の部屋干しのスペースが取れたりと、日々の暮らしがより快適に・スムーズにできるようになります。
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アンケートでは、1人暮らしを始めてみて、生活・収納スペースやモノの多さに関して、もっとこうしておけばよかったと感じたことについても尋ねてみました。回答者の声を抜粋してご紹介します。
もっと広い・収納スペースの多い部屋を選ぶ方が良かった
“もっと収納スペースがある部屋を選べばよかったと後悔しました。”
(30代・主婦) ※他 同意見多数
“築年数が経っていても、同じ家賃なら広い部屋を選ぶべきだった。”
(30代・主婦) ※他 多少家賃が高くても広い部屋を選びたかった方 多数
入居時に持ち込む荷物を減らす方が良かった
“物を持ってきすぎた為、実家に置いておけばよかったと思いました。”
(20代・会社員)
“元々の物量をもっと少なくすればよかったと感じています。どんどん増えていくので。”
(30代・フリーランス)
物を買う・増やす際にもっと気をつけるべきだった
“収納スペースが少ないのに服やカバンや靴などを買いすぎてしまったことがあるので、厳選して購入すればよかった”
(30代・パート)
“物を買う際、部屋に置くスペースがあるかどうかをしっかり確認しておけばよかった。”
(20代・会社員)
“物を増やすときにもっとよく考え、一つ買ったら一つ処分するなど断捨離を徹底すればよかった。”
(30代・パート)
きれいに片付ける習慣づくりをしたかった
“よく雑貨や書類が部屋に散乱していたため「床に物を置かない」「埃が被らないよう蓋のある収納ケースにしまう」を意識し、汚れにくい環境づくりをすればよかった。”
(20代・家事手伝い)
“その日のうちに片付けは必ず全て終わらせる習慣をつける。置く場所を決めて片付けをしやすいようにすれば良かった。”
(20代・学生)
“学校やバイトに追われて家の事を後回しにしてたけど、ちゃんと片付けや掃除する時間をもうけるべきだった”
(30代・会社員)
全体を通して、部屋・収納スペースの広さや荷物量、片付けが徹底できなかったことについての後悔が残っているという意見が非常に多く見受けられました。
1人暮らしの部屋ではどうしても部屋の広さや収納スペースの数・サイズが限られてしまい、入居時の荷物も、生活の中で増やしていく荷物も、使えるスペースに応じて制限しなければ荷物があふれてしまって暮らしづらくなることがよくわかる結果となりました。
とはいえ、新しく学校・仕事を始めるためにスタートした1人暮らしです。アンケートでは1人暮らしを始めて、または暮らすうちにモノが増えたと答えた方は関東で約9割(91.4%)・全国で約8割(84.7%)でした。必要なものを揃えるためには、ある程度荷物が増えるのはやむを得ないことも多く、部屋の荷物の多さに困ったり、趣味や楽しみのための荷物までは増やしづらくなるケースもあるでしょう。
生活に必要な荷物に対して自宅スペースや収納スペースが不足していると感じる場合、トランクルームを利用するという方法もあります。
1人暮らしの部屋で不足しがちな生活スペース・収納スペースを確保するためにトランクルーム利用を考える場合には、
・必要なサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、広い部屋に引っ越すよりリーズナブルにスペースを増やせる場合が多い
・屋内トランクタイプのトランクルームを活用することで自宅の収納スペースに近い安心の保管環境で保管できる
・シーズンオフの家電・衣類・寝具等のしばらく使わない荷物をトランクルームに保管することで、自宅スペースにゆとりを持つことができ、自宅の収納スペースにもゆとりができる
・収納スペースをプラスすることで、自宅の収納スペースにゆとりができ、忙しい日々でもモノの出し入れや整理整頓をしやすい収納状態にできることで日々の生活が快適になり、部屋が散らかりにくく掃除も楽になる
・学校・仕事の荷物が多い・重い場合には、学校や職場の近くに荷物置き場としてトランクルームを借りることも有効
というメリットがあります。
家賃の予算や生活スタイルから、コンパクトになりがちな1人暮らしの部屋・収納スペース。社会生活・日常生活に必要な荷物を考えると、どうしても手狭になってしまいがちです。そんな時、トランクルームの活用を選択肢として考えてみるのも良いかもしれません。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、進学・就職とともにスタートする1人暮らしと家事の大変さ、生活・収納スペースと荷物量の問題についてお話しました。
今回のアンケートでは、進学・就職を機に1人暮らしを始めたことがある方は全国的に9割を超えていました。また、1人暮らしを始めて家のことをするのが大変と感じた方は全国的に8割を超えていました。
学校・職場での新生活が忙しい中、手間のかかる面倒な家事をするのが大変という意見が集まりましたが、多くの方にとってネックとなっていたのが「片付け・整理整頓・掃除」でした。ここで問題となっていたのは、生活・収納スペースの不足と、それに収まりきらない荷物量でした。もう少しスペースがあれば家事等が楽にできたかもしれないと感じている方は全国的に約8割でした。
1人暮らしのコンパクトな部屋で生活・収納スペースが不足していると感じる場合、トランクルームの活用が便利です。必要なぶんだけ収納スペースをコストパフォーマンスよくプラスでき、生活スペースを圧迫せずに必要な荷物を持つことができるだけでなく、忙しい日々でも片付けやすい収納づくりも可能になります。
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調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年3月6日から3月11日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査