置き配サービスが開始!置き場所の確保や玄関周りの整理調査

2024.05.23

近年、通販などで購入した商品が玄関や宅配ボックスなどに配達され、非対面で受け取る「置き配」のサービスが増えています。不在時や対面受け取りをしたくない時などに便利な置き配ですが、スペース確保や悪天候・防犯面等で課題もあります。そこで今回は、置き配の利用状況と配達場所の確保についてアンケート調査しました。回答者の皆様は、置き配の課題をどのように解決し、利用しているのでしょうか。ご自宅の状況と照らし合わせると参考になる情報が見つかるかもしれません。

置き配サービスを活用したい?

今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(32.0%)における結果を中心に分析していきます。

アンケートでははじめに、置き配サービスを活用したいと思うか尋ねました。

今回のアンケートでは、置き配サービスを活用したいと思うと答えた方は関東で約6割(57.0%)・全国で約5割(48.8%)でした。

関東の地域別では、置き配サービスを活用したいと思うと答えた方は千葉県湾岸部(85.7%)・神奈川県東部(66.7%)で高い割合でした。

次に多かったのは「配達物による(関東31.3%・全国35.5%)」で、活用したい・配達物によっては活用したいと考えている方を合わせると全国的に8割を超えていました(関東88.3%・全国84.3%)

置き配サービスを活用したい・配達物による・活用したくない方のそれぞれの意見を抜粋して紹介します。

 

User’s Voice

置き配を活用したい派

“仕事で直接受け取ることが難しいことが多いから。宅配を受け取るために待っている待機時間が嫌だから。”
(30代・会社員)

“再配達を頼むのが面倒くさいし指定の時間に家にいるのが必須になってしまうので、留守の場合置いて行ってもらって構わないです”
(40代・専業主婦)

“直接受け取らなくても良いので便利であるし、配達業者にとっても助かると思うので。”
(40代・Webエンジニア)

“小さな子供がいて、インターホンに対応できないときがあるから。”
(20代・専業主婦)

“すっぴん部屋着で出たくない。”
(30代・専業主婦)

配達物により活用したい派

“食品だとちょっと不安になる”
(30代・営業)

“高額の品はやはり盗難が怖い”
(40代・自営業)

“高額な機器などは不安だが、書籍などの比較的安価な配達物は活用したい”
(20代・会社員)

“プライバシーの問題もありますし、万が一盗難の可能性もなくはないかなと思います。”
(30代・建設業)

“雨の日だと躊躇してしまいます”
(30代・営業)

活用したくない派

“自宅に置く場所が無いです。”
(40代・会社員)

“置く場所もないし、他の人の通行の邪魔になりそうなので。”
(40代・アルバイト)

“他人に見られたくないから”
(40代・会社員)

“近所の実例を見ると、床に直に置かれており、あまり良い感じに見えない。”
(30代・フリーター)

“扱われ方が雑になりそうなのと、雨で濡れたり、そのまま盗まれる可能性もあるから。”
(30代・医療事務)

 

興味深いのは、どの選択肢を選んだ方も置き配に関して気にしていることが共通している傾向があることでした。

【置き配を利用するために満たしたい条件】

  • ・荷物を置く場所が十分にある
  • ・荷物を置いた時家族の動線や通行人の邪魔にならない
  • ・盗難・いたずらから荷物を守れる
  • ・雨風や直射日光から荷物を守れる
  • ・届いた荷物の内容についてプライバシーが守られる

これらの条件が揃えば理想的ですが、自宅における状況に合わせながら、できる範囲で条件を満たして置き配を利用していることがわかりました。

また、これらの条件を満たし、置き配の指定場所として宅配ボックスがよく利用されています。アンケートでは、マンション在住の方を対象に宅配ボックスが設置されているか尋ねてみました。

自宅マンションの宅配ボックス設置率は関東で約7割(70.7%)・全国で約6割(61.8%)でした。関東の地域別では、東京都23区内(85.0%)・千葉県湾岸部(83.3%)・神奈川県東部(80.0%)で高い設置率でした。

近年ではマンションのみならず、アパートや戸建でも宅配ボックスを設置しているケースが増えているようで、最近宅配ボックスを設置したという回答もアンケートで多く見受けられました。

置き配の置き場所は玄関付近を利用

アンケートでは次に、置き配サービスを利用する際に置き場所はどこにするか(しているか)を尋ねました。

玄関付近に設定する方が最多

関東・全国とも第1位は「玄関付近」(関東71.2%・全国79.8%)で突出していました。

関東の地域別では、千葉県北部(85.7%)・東京都23区外(78.9%)で高い割合でした。

配達員の方に場所が指定しやすくわかりやすい、また、配達後に荷物を持って家に入りやすい玄関付近を置き配の場所として指定する方が多いようです。

宅配ボックスが関東で約2割

関東・全国とも第2位は「備え付けの宅配ボックス」(関東18.6%・全国12.5%)でした。関東より全国の方が低い割合なのは、マンションの宅配ボックス設置率が関東に比べ低かったことも影響していると考えられます。

関東の地域別では、千葉県湾岸部(42.9%)・神奈川県東部(28.6%)・東京都23区内(21.4%)で「宅配ボックス」を選んだ方が高い割合で、やはり、宅配ボックスの設置率が高い地域では置き配を宅配ボックスにしている方が多く、その分玄関付近に指定している方が少ない傾向がありました。

置き配を利用するのに満たしたい条件である防犯・プライバシー保護に配慮し、荷物を雨風や日光にさらさずに済む宅配ボックスは、置き配の指定場所として重宝されていることがわかりました。

少数意見の設定場所はさまざま

第3位以降は5%以下の少数意見となり、さまざまな指定場所が並びました。

  • ・ガスメーターボックス(関東第3位・3.4%・全国第3位・2.6%)
  • ・自転車のカゴ(関東第4位・2.5%・全国同率第6位・0.9%)
  • ・マンション受付・管理人預け(関東同率第5位・1.7%・全国同率第4位・1.1%)
  • ・近所の宅配ロッカー(関東同率第5位・1.7%・全国同率第6位・0.9%)
  • ・車庫(関東第7位・0.8%・全国同率第4位・1.1%)
  • ・物置(関東0%・全国第8位・0.3%)

屋根やドアがある場所や指定しやすい目印となる場所が並びました。

また、「置き配を利用しない」と答えていた方には「マンション・アパートの建物入口部分のオートロックで不在時に配達員が入れず宅配ボックスもないため置き配ができない」と答えた方も多く見受けられましたが、代わりにマンション受付・管理人預けや近所の宅配ロッカーで対応しているケースもあるようです。

置き配サービスのために置き場所を準備

玄関付近を中心に置き配の指定場所にしている方が多いことがわかりましたが、アンケートでは、置き配サービスのために置き場所の確保や準備をしているかを尋ねてみました。

今回のアンケートでは置き配サービスのために置き場所の確保や準備をしている・しようと思っていると答えた方は合わせて約5割(関東49.2%・全国45.3%)でした。

内訳は、

  • ・準備をしている:関東31.3%・全国27.5%
  • ・しようと思っている:関東18.0%・全国17.8%

となっており、関東は全国と比べ置き配サービスのための置き場所確保・準備を進めている方がやや多いという結果でした。

関東の地域別では、置き配サービスのために置き場所の確保や準備をしている・しようと思っていると答えた方は神奈川県東部(56.7%)・埼玉県南部(52.2%)で高い割合でした。

また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、戸建(64.0%)・ファミリー向けアパート(54.5%)で高い割合でした。

具体的に準備した(する)ことについても尋ねてみました。

【置き配サービスのために準備した(する)こと】

  • ・置き場所のスペース確保・片付け(関東第1位・59.0%・全国第1位・66.9%)
  • ・専用宅配ボックスの設置(関東第2位・32.8%・全国第2位・30.9%)
  • ・置き場所として台やイス等を設置(関東同率第3位・8.2%・全国第3位・14.6%)
  • ・風雨避けの設置(関東同率第3位・8.2%・全国第4位・10.1%)
  • ・防犯カメラの設置(関東第5位・6.6%・全国第5位・6.7%)

置き場所のスペース確保・片付けが最も多く、関東の地域別では東京都23区内・東京都23区外(それぞれ66.7%)で多い傾向でした。第2位以降は荷物を守り場所指定の目印となるものを準備する方が多く見受けられました。

 

【収納ピット】置き配のためにスペース確保・片付けをする方が多いエリアにも!

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東京都杉並区
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東京都墨田区
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◆東京都23区外エリアのトランクルーム
東京都武蔵野市
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東京都三鷹市
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置き場所確保のための片付けで困ったこと

置き配サービスを利用するために置き場所のスペース確保や片付けをする方が多いことがわかりました。アンケートではさらに、置き配の場所を片付ける際に困ったことがあるか尋ねたところ、約半数(関東52.7%・全国55.4%)の方が困ったことがあると答えました。

そこで、アンケートでは、置き配の場所を片付ける際に困ったことを具体的に尋ねてみました。

天候など荷物を守るための対応

関東・全国とも第1位は「雨など天候が悪い時の対応」(関東53.8%・全国56.5%)でした。

雨の日に玄関付近に置き配で届けてもらう場合、床が濡れていたり、届いた荷物も濡れてしまうのが気になるものの、雨対策のボックス等を置くと場所を取るなど、荷物を守る対応が困るという意見が多く見受けられました。

荷物を守る対応を取るとコストがかかることも問題です。関東第4位・全国第3位は「防犯カメラやボックス設置で費用がかかる」(関東17.9%・全国20.2%)でした。

荷物の置き場所が不足する・手狭になる

スペース確保に困ったという意見も多く見受けられました。

関東同率第2位・全国第2位は「置き場所の確保で周辺が狭くなる」(関東23.1%・全国33.1%)でした。

ある程度のサイズを見越して置き場所を確保する必要があるものの、玄関付近などの限られたスペースで置き配スペースを取るとその他のスペースが圧迫されたり、荷物や宅配ボックスを実際に置いてみると手狭に感じる方は多いようです。

この困りごとに関連して、関東同率第2位・全国第4位は「元々置いていたものの置き場所がない」(関東23.1%・全国15.3%)でした。置き配スペースを作るために、元々置いてあるものを移動する必要があるけれど、移動後に他にちょうどいい置き場所がなく困った方が多く見受けられました。

玄関付近に植木鉢・傘立て・自転車・子供の遊び道具やベビーカーなどを置いている方は多いでしょう。屋内に持って入るのが難しいものがあったり、他に屋外での置き場所が限られている場合も多いはずです。

また、置いてあるものだけでなく、エアコンの室外機や給湯設備、メーターボックスなどが玄関周りで場所を取っている場合もあるのではないでしょうか。

置き配の利用を考えるときには、自宅周りの限られたスペースの使い方やモノの配置・動線などを考える必要が出てくる場合が多いといえるでしょう。

自宅外の収納スペースや狭さなど気になることがある方は約6割

置き配のためのスペースを設けるにあたって自宅周り・自宅の外のスペース確保や荷物の配置が問題になりやすいことがわかりました。そこでアンケートでは、(置き配利用の希望にかかわらず)回答者全員を対象に、自宅の外について収納やスペースがない・狭いと感じるか尋ねてみました。

今回のアンケートでは自宅の外について収納やスペースがない・狭いと感じる、若干感じると答えた方は合わせて約6割(関東60.9%・全国61.5%)でした。

内訳は、

  • ・収納やスペースがない・狭いと感じる(選択肢「はい」):関東32.8%・全国30.5%
  • ・若干感じる:関東28.1%・全国31.0%

となっており、全国的にそれぞれ約3割という結果でした。

関東の地域別では、自宅の外について収納やスペースがない・狭いと感じる、若干感じると答えた方は埼玉県南部(73.9%)・千葉県湾岸部(71.4%)で高い割合でした。

また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けアパート(75.0%)・ファミリー向けマンション(71.7%)で高い割合でした。

 

【収納ピット】自宅の外について手狭に感じている方が多いエリアにも!

◆埼玉県南部エリアのトランクルーム
埼玉県坂戸市
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埼玉県所沢市
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◆千葉県湾岸部・北部エリアのトランクルーム
千葉県千葉市
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千葉県市川市
https://www.syuno-pit.biz/spot/chiba/ichikawa-city

 

置き配の際のスペース確保はもちろん、自宅周り・自宅の外のスペースが手狭に感じたり、収納スペースが足りないと感じる場合、トランクルームを利用するという方法もあります

自宅周り・自宅の外に置いている荷物をすっきりさせ、スペースを確保するためにトランクルーム利用を考える場合には、

  • ・トランクルームを活用して収納スペースをプラスすることにより、玄関付近など自宅周り・自宅の外に置いているものを必要最低限で済ませることができ、すっきりとした使いやすいスペースになる
  • ・必要なサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、リーズナブルに収納スペースが確保できる
  • ・荷物の種類に応じて屋内トランクタイプ・屋外コンテナタイプを選ぶことができる
  • ・頻繁に使わないカー用品やシーズンタイヤ、アウトドア・スポーツ用品等の大きくかさばるものも収納可能
  • ・自転車置き場がなく空きスペースに置いている場合は、駐輪場代わりに利用することも可能(自転車を趣味にしている方は特におすすめ)
  • ・置き配を安全に便利に利用できる十分なスペースが確保しやすくなるだけでなく、荷物がすっきりすれば日々の生活・動線も快適になる

というメリットがあります。

置き配は、宅配の荷物が不在時にも非対面で受け取れ、都合の良いタイミングで持って入れる便利な手段であり、配達作業の効率化、結果として配達のムダを省くことによるCO2削減にも寄与します。

玄関付近など、自宅周り・自宅の外のスペースが手狭なために、また、置き配を安全に利用するためのスペース確保が難しいために置き配が利用しづらい場合は、荷物をすっきり収納するトランクルームの活用を選択肢として考えてみるのも良いかもしれません。

 

【あなたのご自宅の近くにも!収納ピットのトランクルーム】おすすめ詳細エリア

◆東京都23区内エリアのトランクルーム
東京都墨田区押上(スカイツリー前)駅周辺
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/sumida-ku/oshiageskytree-sta

◆東京都23区外エリアのトランクルーム
東京都武蔵野市吉祥寺駅周辺
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/musashino-city/kichijoji-sta

◆埼玉県南部エリアのトランクルーム
埼玉県坂戸市若葉駅周辺
https://www.syuno-pit.biz/spot/saitama/sakado-city/wakaba-sta

◆千葉県湾岸部エリアのトランクルーム
千葉県千葉市稲毛区
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調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、置き配の利用状況と配達場所の確保に関する問題についてお話しました。

アンケート(関東)では、置き配を利用したい(配達物による場合含む)と答えた方は約9割でした。配達指定場所は玄関付近が7割を超え、宅配ボックスは約2割でした。

置き配のために場所を確保・準備している方は約5割で、うち約6割が置き場所のスペース確保や片付けが必要でした。置き配スペースを確保すると周辺スペースが手狭に感じる方や、元々置いてあるものを動かすと新たな置き場所がなく困った方が多く見受けられました。

玄関付近など、自宅周り・自宅の外のスペースが手狭で、置き配を利用するためのスペース確保が難しい場合にはトランクルームの活用が便利です。荷物をすっきり収納すれば、十分な置き配スペースが確保しやすくなるだけでなく、毎日の生活も快適で便利になるはずです。

 

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年4月16日から4月19日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査

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