収納だけじゃない!アンケートでわかったトランクルームの活用アイデア
トランクルームと聞くと「収納場所」のイメージが浮かぶ方は多いのではないでしょうか。実際トランクルームは自宅外で荷物を収納できる場所として多くの人に重宝されています。しかし、収納としてのシンプルな使い方にプラスして、豊かな発想でトランクルームを利用しているユーザーが実はたくさんいます。今回は、アンケートを分析し、様々なアイデアでトランクルームを活用している人々の声をご紹介します。今後あなた自身がやってみたくなる魅力的な使い方を発見できるかもしれません。
【ご注意】
トランクルームには利用の上でのルールがあります。十分に確認して、ルールを守った利用を心がけましょう。なお、このコラムに掲載されている利用方法でも、状況によりルールで認められない場合がありますのでご注意ください。
「収納場所」としての利用が多いトランクルーム
今回のアンケートはトランクルームユーザーを対象に行いました。始めに調査したのは「ユーザーがトランクルームをどのように利用しているか」です。第一段階として「トランクルームを自宅荷物の収納場所としての目的のみで利用しているかどうか」を尋ねました。
アンケートでは、82.9%のユーザーがトランクルームを主に「収納場所」として利用していると答えました。つまり、8割を超える多さのユーザーが、トランクルームを「収納専用の場所」と捉えていることがわかります。
一方、ここで「いいえ」と答えた17.1%のユーザーは、シンプルな収納としてだけではなく、別の目的を持ってトランクルームの利用をしています。では、具体的にどのように利用しているのでしょうか。
収納以外のアイデア利用法にはこんなものが!
シンプルな収納としての目的以外のトランクルーム利用をしている人に、具体的な利用内容を尋ねてみました。
自転車・バイクの駐輪場代わりの利用が第1位
収納以外のトランクルーム利用法の第1位は、自転車・バイクの「駐輪場代わり」として日々利用する方法(25.0%)でした。
動機としては2パターンあり、1つ目は「自宅の敷地に駐輪スペースが取れない」場合で、一軒家でもマンションでも必要な台数分の駐輪スペースを確保しづらい実情がわかりました。
2つ目は「雨ざらしにならない・防犯対策ができる保管環境を望んでいる」場合です。こちらでは趣味で自転車・バイクにこだわりを持つ人が多い傾向にありました。
「趣味・実用のものを置く場所」と「引越しのためのスペース」が主要な使い方
2位以下を見てみると、大きく2つの利用法に分かれる傾向があります。
趣味のもの・本やマンガ等「趣味・娯楽のものを置く場所」や、仕事道具・着替えの服等「実用のものを置く場所」として利用する人が多く見られました。
また「引越しのためのスペース」として利用する方法も人気です。荷造りの作業場所や、梱包の終わった段ボール・家財を運搬まで置いておく方法が多く見られました。
こんな使い方をしている人も!
会社から近い「離れの着替え場所」
仕事の後プライベートの用事があるとき、自宅まで帰るのは時間がかかり大変なものです。会社の近くにトランクルームを借りて、そこで着替えて荷物を持ち替え、素早く出かける方法を取っている人もいます。
長期不在時に家賃を節約する「荷物だけの部屋」
海外勤務等の長期不在の場合、戻ってくる予定はあっても家賃を払い続けるのはきついものです。そこで、家は解約してトランクルームに家財等を残していく方法で家賃を節約する人も見られます。
自営業の方等の「倉庫としての利用」
自宅と職場を兼ねる場合も多い自営業。仕事道具が自宅スペースを圧迫しがちなことが多く、離れの倉庫代わりにトランクルームを利用する人が見られました。大きな工具を置いたり、写真屋さんがカメラレンズを並べておき選んで使うケースもありました。
トランクルームにどんなものを預けている?
具体例で一部紹介しましたが、全体として、シンプルな収納以外の利用法ではトランクルームにどんなものを預けている傾向にあるのでしょうか。
駐輪場利用の影響で「自転車・バイク」が第1位
収納以外の利用法で1位となった「駐輪場代わり」の使い方の影響もあり「自転車・バイク」が第1位(29.2%)となりました。ちなみに、トランクルームを駐輪に日々利用することから、自宅または勤務先に近い立地、出し入れしやすい場所・形状等が特に必要になります。
「趣味関連のもの」が多い傾向
利用法ではトランクルームを趣味関連のものを置く場所にする人が多く見られました。具体的な収納物としては、特に「趣味のコレクション」「書類・書籍」「スポーツ用品」「楽器」が多い傾向にありました。
もちろん、自宅荷物の収納と兼ねている人が多いので、「衣類・靴・バッグ」「家具・家電」を挙げる人も多くいました。
トランクルームを収納以外で利用したきっかけは?
ユーザーごとに思い思いのアイデアあふれる利用法があるようですが、そのように使うようになったきっかけは何だったのでしょうか。
「必要に迫られた」が第1位
生き生きとした使い方に見えるものも、きっかけは「必要に迫られた」が第1位(27.3%)でした。特に駐輪の場所がない場合が多いのですが、他は「書籍・書籍」「仕事道具」の置き場がなくなった場合が多く見られました。
「他の人の利用事例」が参考に・利用しながら思いついたアイデアも
第2位は「他の人の利用事例を聞いた・見た」(18.2%)でした。知人との会話やテレビ等で使い方を聞き、魅力を感じてやってみた人が多いようです。この項目と「目的に合う環境が整っていた」(13.6%)では、最初は家の荷物の収納場所としてだけ利用していたけれど、途中から他のアイデアを思いついて実践した人も多くみられました。
最初から「自分専用の場所」が欲しかった人も
もちろん「自宅から離れた場所が必要だった(13.6%)」「趣味のスペースを作ろうと思った(9.1%)」のように、最初から自分の場所が欲しくて、家族等の影響を受けずに使いたいと考えて利用方法を決めた人も多くみられました。実際、家族に干渉されたり、増えたものを処分するよう言われたことが始まりだった場合も多いようで、これもある意味「必要に迫られた」と言えるのかもしれません。
トランクルームの「趣味のスペース」としての利用についてはこちらでも詳しくご紹介しています。ユーザーの本音が満載なので参考になるかもしれません。
収納以外でトランクルームを利用するメリット
ここでは、ユーザーが収納以外でトランクルームを利用してみて感じたメリットをアンケートからピックアップしてご紹介します。
“自宅マンションの自転車置き場が貧弱で雨に濡れることがあり、また、盗難もあるので、高価なタイプの自転車の保管は、トランクルームがベターと思った。”
(50代・会社員)
“部屋が広くなったことと、自分だけの秘密基地みたいな空間ができて朝仕事に向かうのが楽しくなったことがメリットです。”
(30代・会社員)
“だれにも邪魔されずに自分の趣味を満喫できるようになったことがメリットです。”
(40代・システムエンジニア)
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、トランクルームの収納以外での利用法についてご紹介しました。日々の駐輪等の利用や、趣味や実用のものをまとめておく「離れの部屋」としての利用等が多いことがわかりました。あなたが試して見たいものはありましたか。
トランクルームは収納のスペースに限らず、使い方はアイデア次第で無限大とも言えます。ご自身の生活の中で「こんな場所があったらいいな」と思ったら、是非、トランクルームで実現できないかも考えてみてくださいね。
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「トランクルームの意外な使い方」についてはこちらでも特集していますので是非ご覧ください。
【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:140サンプル
回答期間:2021年10月14日から10月24日までの11日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ