マンションや戸建てで暑さの悩みは違う?モノが多いことで暑さを感じることも!
「史上最も暑い夏」を更新した今年。「体温より暑い」どころか40℃以上を記録した地域もあります。命を守るためにもエアコン必須といわれる中、一概に「室内は涼しくて安心」とは言えず、日差しの照り付け、廊下など暑い空気の滞り、冷房効率の悪さなど、自宅の暑さに悩む方は多いのではないでしょうか。そこで今回は「住環境別・暑さの悩みと対処法」についてアンケート調査しました。酷暑を少しでも楽に乗り切る自宅環境について考えていきましょう。
【住環境別】自宅の暑さについて悩みがある?
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(33.0%)における結果を中心に分析していきます。
アンケートでははじめに、自宅の暑さについて悩みがあるか尋ねました。
今回のアンケートでは、自宅の暑さについて悩みがある・多少あると答えた方は約9割(関東87.8%・全国86.1%)でした。
内訳は
- ・悩みがある:関東54.5%・全国54.3%
- ・多少ある:関東33.3%・全国31.8%
という結果で、地方による差は大きくありませんでした。
関東の地域別では、自宅の暑さについて悩みがある・多少あると答えた方は埼玉県南部(95.4%)・神奈川県東部(92.3%)で高い割合でした。
今回は住居に関しての悩みがテーマなので、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に詳しく見ていきましょう。
【関東:住環境別・自宅の暑さについての悩み】
戸建 悩みがある:62.1%・多少ある:29.3%・合計:91.4%
マンション(全体) 悩みがある:50.9%・多少ある:35.8%・合計:86.7%
アパート(全体) 悩みがある:45.0%・多少ある:40.0%・合計:85.0%
どの住環境タイプでも自宅の暑さについて何らかの悩みがあると答えた方は約9割(戸建91.4%・マンション86.7%・アパート85.0%)でしたが、戸建の方が「悩みがある」と答えた方が約6割(62.1%)で、マンション(50.9%)・アパート(45.0%)より悩む方の割合が高いという結果でした。
マンションでは単身者向け・ファミリー向けともに、何らかの悩みがあると答えた方は約9割(単身者向け87.5%・ファミリー向け86.7%)でしたが、単身者向けの方が「悩みがある」と答えた方が13.6%多く(単身者向け62.5%・ファミリー向け48.9%)、より悩みが明確な方が多いという結果でした。
アパートでは何らかの悩みがあると答えた方は単身者向けで約7割(72.8%)で、ファミリー向けでは悩みが全くない方はゼロという結果となりました。ただし、単身者向けの方が「悩みがある」と答えた方が1.1%多く(単身者向け45.5%・ファミリー向け44.4%)、ファミリー向けより悩みが少ないわけではないことがわかる結果となりました。
【収納ピット】自宅の暑さに悩みがちなエリアにも!整理収納でより涼しい家づくりを
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【住環境別】暑さの悩みとは?
アンケートでは次に、自宅の暑さに関する悩みについて、「戸建」「マンション・アパート」に分けて尋ねました。
戸建は2階・日差しが入る部屋が暑い
戸建/マンション・アパートともに関東・全国のランキングは同一内容でした。
戸建の第1位は「2階が暑くなりやすい(関東62.3%・全国69.1%)」、第2位は「日差しが入る場所が暑くなる(関東56.6%・全国67.4%)」でした。
戸建はマンション・アパートと比較し、部屋が横並びに配置されていない場合や複数フロアに配置されている場合が多くあります。
冷房がある部屋ばかりではなく、「冷房の空気が行き渡らない(第4位・関東28.3%・全国27.1%)」という悩みがあったり、暑いままのスペースができやすいといえます。
暑さを感じる場所として、第3位「風呂場・トイレが暑い(関東37.7%・全国36.5%)」・第5位「廊下・収納スペースが暑い(関東22.6%・全国22.1%)」という意見が多く集まりました。
マンション・アパートは日差しが入る部屋とお風呂・トイレが暑い
マンション・アパートの第1位は「向きや窓の位置で日差しが入る(関東66.7%・全国66.9%)」、第2位は「風呂場・トイレが暑い(関東36.5%・全国40.5%)」でした。
マンション・アパートは戸建と比較し、部屋が横並びに配置されていたり近くの部屋から冷房の空気が流れてきやすいこともありますが、階段・廊下などの部屋以外の空間が少なく、ベランダ・玄関以外は窓などがないことも多いために、風通しがよくない・空気の流れが滞る状態になりやすい場合が多くあります。
暑さを感じる場所として、第2位の「風呂場・トイレ」に加え、第4位「廊下・収納スペースが暑い(関東17.5%・全国14.7%)」という意見が多く集まりました。
類似した悩みの戸建とマンション・アパートの比較
戸建とマンション・アパートに関して、暑さに関する悩みを類似の項目ごとに比較していきましょう。
【日差しの悩み】
- ・戸建 第2位
「日差しが入る場所が暑くなる(関東56.6%・全国67.4%)」
- ・マンション・アパート 第1位
「向きや窓の位置で日差しが入る(関東66.7%・全国66.9%)」
→関東ではマンション・アパートが日差しの悩みが多く、全国ではほぼ差はなし
【上階の暑さの悩み】
- ・戸建 第1位
「2階が暑くなりやすい(関東62.3%・全国69.1%)」
- ・マンション・アパート 第4位
「最上階のため直射日光と屋上で暑い(関東15.9%・全国12.9%)」
→マンション・アパートでは上階に済まない方が多いため、上階に暑さが集中する悩みは2階建ての多い戸建の方が高い割合
関東・全国による差は、戸建は全国が6.9%高く、マンション・アパートは関東が3%高い
【風呂場・トイレの暑さの悩み】
- ・戸建 第3位
「風呂場・トイレが暑い(関東37.7%・全国36.5%)」
- ・マンション・アパート 第2位
「風呂場・トイレが暑い(関東36.5%・全国40.5%)」
→悩みの順位としてはマンション・アパートの方が高いが、割合は戸建と大差なく、関東・全国の差も少ない。どれも約4割が風呂場・トイレの暑さに悩んでいる。
【廊下・収納スペースの暑さの悩み】
- ・戸建 第5位
「廊下・収納スペースが暑い(関東22.6%・全国22.1%)」
- ・マンション・アパート 第4位
「廊下・収納スペースが暑い(関東17.5%・全国14.7%)」
→悩みの順位としてはマンション・アパートの方が高いが、割合は戸建の方が関東で5.1%・全国で7.4%高い。それぞれ約2割が廊下・収納スペースの暑さに悩んでいる。
構造やスタイルが異なる戸建とマンション・アパートですが、暑さの悩みや暑くなりやすい場所は共通していることも多いことがわかりました。
暑さ対策をしている人は多数
戸建もマンション・アパートも、自宅内のさまざまな場所に関して暑さに悩んでいることがわかりました。そこで、アンケートでは暑さ対策など工夫していることがあるか尋ねてみました。
今回のアンケートでは、暑さ対策など工夫していることがあると答えた方は約7割(関東72.6%・全国71.5%)でした。
関東の地域別では、埼玉県南部(77.3%)・神奈川県東部(76.9%)・東京都23区外(76.2%)で高い割合でした。
関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けマンション(81.4%)・単身者向けマンション(75.0%)で高い割合でした。
実際に行っている暑さ対策の工夫についても尋ねました。
【実施している暑さ対策】
- ・カーテンやブラインドを閉める (関東第1位/63.7%・全国第1位/67.9%)
- ・サーキュレーター・扇風機で空気を攪拌 (関東第2位/59.3%・全国第2位/63.9%)
- ・日除けの使用 (関東第3位/35.2%・全国第3位/33.6%)
- ・モノを減らして空気の循環をよくする (関東第4位/15.4%・全国第5位/11.1%)
- ・断熱シート等の使用 (関東第5位/14.3%・全国第4位/12.1%)
- ・家具の配置を変える (関東第6位/6.6%・全国第6位/3.6%)
大きく分けて2つの視点での対策がありました。
- ・日差しを避ける遮光・遮熱対策
- ・空気の循環を良くする通気対策
これらの暑さ対策の中で、主に通気対策のために、モノを減らしたり家具の配置を変えるという方法が上がりました。
一見、暑さ対策と関係ないようにも思える「自宅のモノ・荷物と暑さ対策」。ここからは、このポイントに注目して、掘り下げていきましょう。
自宅のモノの多さや整理整頓の不足が暑さの原因に?
暑さ対策として、モノを減らして空気の循環をよくする方法が見受けられました。そのことに関連して、自宅のモノの多さや整理整頓できていないことで、空気がこもるなど暑さの原因になっているかもしれないと思うかをアンケートで尋ねました。
今回のアンケートでは、自宅のモノの多さや整理整頓できていないことで暑さの原因になっているかもしれないと思う/少し思うと答えた方は合わせて約6割(関東60.7%・全国56.4%)でした。
内訳は
- ・暑さの原因になっているかもしれないと思う:関東10.7%・全国10.5%
- ・少し思う:関東50.0%・全国45.9%
という結果でした。
関東の地域別では、自宅のモノの多さや整理整頓できていないことで暑さの原因になっているかもしれないと思う/少し思うと答えた方は東京都23区外(76.2%)・埼玉県南部(75.0%)で高い割合でした。
関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身者向けアパート(77.8%)・ファミリー向けアパート(77.8%)で高い割合でした。
モノが多く整理整頓できていないと気分的にも暑さを感じる
モノが減ると空気の循環が良くなり、涼しさが行き渡りやすくなるという物理的な暑さ対策に加え、アンケートでは、気分的にもモノの多さや整理整頓できていないことで暑さを感じるかも尋ねました。
今回のアンケートでは、気分的にもモノの多さや整理整頓できていないことで暑さを感じる/少し感じると答えた方は合わせて約6割(関東57.5%・全国59.6%)でした。
物理的な通気対策としてモノの多さ・整理整頓が気になる割合とほぼ同じ程度の高い割合であることがわかりました。
内訳は
- ・気分的にもモノの多さや整理整頓できていないことで暑さを感じる:関東13.6%・全国13.8%
- ・少し感じる:関東43.9%・全国45.8%
という結果でした。
関東の地域別では、気分的にもモノの多さや整理整頓できていないことで暑さを感じる/少し感じると答えた方は東京都23区外(70.9%)・埼玉県南部(68.2%)で高い割合でした。
関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、ファミリー向けアパート(77.8%)・単身者向けマンション(75.0%)で高い割合でした。
“物が多いと空気が循環しないので暑さを感じる、また物が多いと見た目にも圧迫感があり暑さを感じる”
(40代・パート事務員)
“収納が狭く、リビングにハンガーラックを置いていますが、そのせいでエアコンの風が部屋の奥まで通らずまだらに暑い場所がある”
(30代・会社員)
“背丈が高い家具が多いと、サーキュレーターやエアコンの冷気が行き届かない気がします”
(30代・フリーター)
“物が多いと風通しが悪くなるし、視覚的にも圧迫感を感じるので、感覚的に暑さが増すように感じると思う。物が目に見えないように収納されて、すっきりすることで、心理的にも全然違うと思う。”
(20代・接客業)
【収納ピット】暑さ対策の観点でモノの多さ・整理整頓が気になりやすいエリアにも!
◆東京都23区外エリアのトランクルーム
東京都東久留米市
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東京都東村山市
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◆東京都23区内エリアのトランクルーム
東京都品川区
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暑さ対策の一環でモノをスッキリと減らし、整理整頓された状態にするためにトランクルームを活用する方法もあります。
暑さ対策を兼ねて自宅内のモノを減らし通気をよくするためにトランクルーム利用を考える場合には、
- ・屋内トランクタイプのトランクルームを活用することで自宅の収納スペースの延長として安心の保管環境で保管できる
- ・必要最低限のサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、リーズナブルに収納スペースが確保できる
- ・リビングや居室などに置くモノを減らしていくことを考えた場合、必要最低限までモノを減らしても収納スペースが足りない場合の解消策としても有効
- ・シーズンオフの衣類・寝具・家電などの季節ものの荷物をトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりを持つことができ、日々の生活で使うものを中心にすっきりと収納できる
- ・今は使わないが保管しておきたい書籍等、使用頻度が低い荷物をトランクルームに預けることで自宅の収納スペースにさらにゆとりができる
- ・収納スペースにゆとりができれば、収納内の通気対策にも有効
- ・トランクルームなら、夏が終わった後、場所を取る扇風機やサーキュレーター・日除けなどの暑さ対策グッズを次の夏まで保管しやすく、自宅内の収納を圧迫しない
というメリットがあります。
夏の暑さ対策にも、秋以降の暑さ対策グッズの収納にも、そして日々の快適な生活にもトランクルームが非常に役立ちます。
【あなたのご自宅の近くにも!収納ピットのトランクルーム】おすすめ詳細エリア
◆埼玉県南部エリアのトランクルーム
埼玉県坂戸市若葉駅周辺
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◆神奈川県東部エリアのトランクルーム
神奈川県横須賀市衣笠駅周辺
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◆東京都23区外エリアのトランクルーム
東京都久留米市東久留米駅周辺
https://www.syuno-pit.biz/spot/tokyo/higashikurume-city/higashikurume-sta
◆東京都23区内エリアのトランクルーム
東京都新宿区四谷
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに「住環境別・暑さの悩みと対処法」についてお話しました。
自宅の暑さについて悩みがある方は全国的に約9割でした。関東では、暑さに関する自宅の悩みが少しでもある方は、戸建・マンション/アパートともに約9割でしたが、戸建のほうがより悩みが明確な方が多いようでした。
暑さの悩みは、日差しによる暑さ・上階の暑さ・風呂場・トイレ・廊下・収納の暑さが課題で、暑さ対策をしている方は7割以上で、日差しを避ける遮光・遮熱対策・空気の循環を良くする通気対策を意識する方が多く見受けられました。
通気対策では、自宅のモノの多さ・整理整頓できていないことが、物理的な空気循環の妨げとなり、心理的にも暑さを感じてしまうと考えている方がそれぞれ約6割にのぼりました。
自宅内のモノをスッキリとした状態にさせ風通しを良くするなら、トランクルームの活用が便利です。暑さ対策を兼ねて、この夏、自宅のモノをスッキリとさせてみませんか。
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【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年7月25日から7月29日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査