寒くなるその前に!自宅の冬支度はいつ始める?冬支度で感じる収納悩み調査
今年は長い残暑から一気に秋が深まり、気忙しく冬支度を考え始めた方が多いのではないでしょうか。寒くなる前に冬支度を万全にしたいものの、暖房器具や冬用寝具など、寒さ対策はどうしても「重い・厚い・かさばる」ものが多く、出し入れやお手入れが大がかりになりがちです。そこで今回は「冬に向けた自宅内の準備と悩み」についてアンケート調査しました。アンケートで特に多かった収納の悩みについても詳しく分析していきます。
冬に向けた自宅内の準備(暖房器具や冬用寝具・カーテン・マット等)をしますか?
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、全国・地域別の統計結果を解説していきます。回答者が特に多かった関東地方(37.8%)については、詳細エリアについても分析していきます。
アンケートでははじめに、冬に向けた自宅内の準備(暖房器具や冬用寝具・カーテン・マット等)をするか尋ねました。
アンケートでは冬に向けた自宅内の準備(暖房器具や冬用寝具・カーテン・マット等)をすることがある(やる・時々やる)と答えた方は約9割(関東90.7%・全国94.5%)でした。
内訳は、
- ・「やる」: 関東79.5%・全国82.0%
- ・「時々やる」: 関東11.3%・全国12.5%
となり、「やる」が約8割、「時々やる」が約1割でした。
なお、関東の地域別では、冬に向けた自宅内の準備をすることがある方の割合は神奈川県東部(95.8%)・東京都23区外(93.3%)・埼玉県南部(90.9%)で高めでした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身者向けマンション(97.3%)・ファミリー向けマンション(90.0%)で高い割合でした。
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準備はどのくらいから始める?
アンケートでは次に、冬支度(冬に向けた自宅の準備)をいつ頃始めているか尋ねました。
関東・全国とも各時期の比率はほぼ同じで、順位は同一でした。最も多かったのは11月上旬(関東51.1%・全国41.6%)、第2位は11月下旬(関東20.7%・全国26.4%)でした。
11月中に冬支度を始める方は合わせて約7割(関東71.8%・全国68.0%)で最も多く、10月以前が約2割(関東20.0%・全国21.5%)、12月が1割未満(関東7.4%・全国9.2%)でした。
つまり「晩秋」の11月中までに約9割(関東91.8%・全国89.5%)の方が冬支度を開始していることがわかりました。
冬に向けて準備すること
アンケートでは、冬支度として具体的にどんな準備をしているのか尋ねました。
暖房器具・冬物寝具の準備が中心
全国的に6割以上を占め突出していた項目は「ストーブ・ヒーターを出す※」(関東第1位/65.2%・全国第2位/68.2%)と「寝具を冬物に替える」(関東第2位/63.0%・全国第1位/76.4%)でした。
関東では「ストーブ・ヒーターを出す」、つまり暖房器具の準備が第1位でしたが、全国的には冬物寝具を準備する方の割合が高く、8割弱にのぼりました。また、暖房器具の準備とともに「加湿器を出す」(関東第3位/28.3%・全国第6位/24.1%)という方も多いようです。
(※ここには据付のエアコンは含まれていないため、エアコンのみで暖房をまかなっている方の比率は含まれていません。)
スリッパ・カーペット・カーテンなどの布製品を冬物に
第3位以降は「布製品を冬物にする準備」が並びました。
【布製品を冬物にする準備】
- ・「スリッパや室内履きを冬物に替える」(関東第4位/27.5%・全国第3位/31.2%)
- ・「ホットカーペットを出す」(関東第5位/26.8%・全国第5位/24.9%)
- ・「カーペットやマット等を冬物に替える」(関東第6位/25.4%・全国第4位/28.9%)
- ・「カーテンを冬物に替える」(関東第7位/5.8%・全国第7位/5.2%)
スリッパなど肌に直接あたるものを暖かい生地感のものに変えたり、窓・床からの冷気を防いで寒さを緩和させる冬物のカーペット・マット・カーテンなどを活用している方が多いようです。
春支度として「片付ける」作業も発生する?
冬支度として準備したものは、冬が終わると「片付ける」可能性があります。
アンケートでは、冬から春に向けた準備として、冬物を片付け春夏物に替えるなどの作業をやる・時々やる方は8割台(関東82.8%・全国88.0%)でした。加えて、それらの作業を夏にやる方も見受けられ(関東5.3%・全国3.8%)、冬に使ったものをシーズンオフに片付ける・取り替える作業をする方は合わせて約9割(関東88.1%・全国91.8%)でした。
【冬物を片付け春夏物に替える作業】
- ・「やる」: 関東47.0%・全国62.8%
- ・「時々やる」: 関東35.8%・全国25.3%
- ・「夏にやる」: 関東5.3%・全国3.8%
[何らかの作業を実施:関東88.1%・全国91.8%]
- ・「やらない」: 関東11.9%・全国8.3%
冬支度や片付けは労力がかかる・・・
暖房器具や冬用寝具など、寒さ対策に使うものは「重い・厚い・かさばる」ことが多く、出し入れやお手入れが大がかりになりがちです。
アンケートでは、冬の準備は労力がいると思うか尋ねました。
アンケートでは、冬の準備は労力がいる/多少いると答えた方は約9割(関東90.7%・全国88.0%)でした。
内訳は、
- ・「労力がいる」(選択肢「はい」): 関東52.9%・全国37.9%
- ・「多少感じる」: 関東37.9%・全国50.1%
となり、関東が全国と比べて冬の準備に労力がいることをより強く感じている傾向がわかりました。
関東の地域別では、冬の準備は労力がいると少しでも感じる方は東京都23区外(92.9%)・東京都23区内(90.6%)・埼玉県南部(90.5%)で高い割合でした。中でも「労力がいる」(選択肢「はい」)と答えた方が東京都23区内(69.8%)で特に高かったことが特徴的でした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身者向けマンション(94.6%)・戸建(93.9%)で冬の準備は労力がいると少しでも感じる方が多い傾向でした。
冬の準備に労力がいると感じる理由を尋ねてみました。
【冬の準備は労力がいると感じる理由】
- ・「使用前後のお手入れ」(関東第1位/72.2%・全国第2位/70.2%)
- ・「収納スペースからの出し入れ」(関東第2位/64.3%・全国第1位/74.1%)
- ・「寝具の使用前後のお手入れ」(関東第3位/42.1%・全国第3位/56.3%)
- ・「入れ替える寝具の収納」(関東第4位/32.5%・全国第4位/42.9%)
- ・「カーペット・マット等のお手入れ」(関東第5位/17.5%・全国第5位/19%)
【うち使用前後のお手入れ作業】
- ・「使用前後のお手入れ」(関東第1位/72.2%・全国第2位/70.2%)
- ・「寝具の使用前後のお手入れ」(関東第3位/42.1%・全国第3位/56.3%)
- ・「カーペット・マット等のお手入れ」(関東第5位/17.5%・全国第5位/19%)
【うち収納(出し入れ)作業】
- ・「収納スペースからの出し入れ」(関東第2位/64.3%・全国第1位/74.1%)
- ・「入れ替える寝具の収納」(関東第4位/32.5%・全国第4位/42.9%)
労力がかかる理由として、冬物家電や布製品などのお手入れと収納スペースの出し入れが大変であるという意見が多く見受けられました。
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冬支度をすると収納スペースの使い勝手やモノの多さに不便を感じる
冬への準備において労力がかかるポイントとして「お手入れ」と「収納」がキーワードになっていることがわかりました。そのうち「収納スペースの出し入れ」に関しては、自宅の収納スペースの状況やモノの多さによって作業負荷が増加している可能性があります。
アンケートでは、冬支度をすると収納スペースの使い勝手やモノの多さに不便を感じるか尋ねました。
アンケートでは冬支度をすると収納スペースの使い勝手やモノの多さに不便を感じることがある(感じる・多少感じる)と答えた方は関東で約9割(87.7%)・全国で約8割(82.4%)でした。
内訳は、
- ・「感じる」: 関東32.6%・全国30.2%
- ・「多少感じる」: 関東55.1%・全国52.2%
という結果でした。
なお、関東の地域別では、冬支度をすると収納スペースの使い勝手やモノの多さに不便を感じることがある方の割合は埼玉県南部(90.5%)・東京都23区内(88.5%)で高めでした。
また、関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身者向けマンション(97.2%)・戸建(93.8%)で高い割合でした。
これらは、冬の準備に労力がいると答えた方が多かった地域・住環境タイプと一致しており、冬の準備に労力がかかると感じやすい地域・住環境タイプにおいて、収納スペース・モノの多さに悩みを持つ方が多い傾向があることがわかりました。
関東・全国で全て順位は同一で、収納スペース/第1位の「モノの出し入れがしづらい」(関東80.2%・全国82.4%)という悩みと、モノの多さ/第1位の「整理整頓しづらい」(関東75.4%・全国74.8%)という悩みがそれぞれ突出していました。
収納スペース・モノの多さに関する悩みはそれぞれ「自宅の構造上の問題」と「自宅に必要なモノの量」が関わっており、収納スペースとモノの多さの問題は互いに深く関係していることがわかってきました。
そして、アンケートの結果・意見から「自宅に必要なモノの量」をカバーできるだけの収納スペースがないことが問題の根底にある場合が多いことがわかりました。
「モノの出し入れがしづらい」のは、収納スペースが「狭い/小さい」(関東28.9%・全国39.6%)など形状の問題もありますが、そもそも収納スペースが不足していて、自宅に必要なモノが「収納スペースに入りきらない」(関東41.0%・全国51.6%)、これ以上は「不要品の処分がしづらい」(関東26.2%・全国30.6%)ケースが多いようです。
そのため、収納スペースにぎゅうぎゅうにモノを詰め込まざるを得なくなり、収納スペースの出し入れがしづらく「整理整頓しづらい」(関東75.4%・全国74.8%)・「どこに何があるか分からない」(関東23.1%・全国26.2%)などの悩みが多く、「湿気が気になる」(関東28.9%・全国31.0%)・「空気がこもる」(関東12.4%・全国14.7%)など通気の悪さも気になってくることが多いようです。
また、ぎゅうぎゅうに詰め込んでも収納スペースに入らないものは「部屋や廊下などに置きっ放しになる」(関東20.5%・全国24.8%)ことも多く、部屋が手狭になったり動線が悪くなったりしているという悩みもありました。
これでは、「重い・厚い・かさばる」ことが多い冬物家電や寝具・布製品の出し入れもお手入れもスペース的にしづらくなり、ましてや普段使わない季節物の荷物を収納スペースの奥に保管しようとすると手前の荷物を全て出し入れすることになり、さらに労力・時間がかかることになります。
“冬物は場所をとるものが多いので、限られた収納スペースに収めるのは毎年大変。”
(40代・自由業)
“狭いので、しまっておく場所がない。”
(30代・主婦)
“収納場所がなく奥から出すのが大変”
(50代・パート)
“冬物はかさばりやすいため収納スペースを圧迫することに悩んでいる。圧縮袋を利用しているが、圧縮するとしわくちゃになってしまう。”
(30代・会社員)
“一番困るのは衣服の整理です。夏物の方が数が多いのに、冬服は生地が厚いものが多いので夏物を収納していた場所に入り切ってくれないし、押し込むと服同士の装飾が引っかかってしまいがち。”
(30代・事務職)
“収納スペースが小さいので、どんどん物を上に重ねていくことになる。そのため、いつの間にか物が崩れてしまっていることがあるし、どこに何があるのか把握するのが困難でイライラする。”
(40代・パート)
“どこに収納してあるか分からなくなり探すのが大変”
(30代・製造業)
「自宅に必要なモノの量」をカバーできるだけの収納スペースが自宅にないときにはトランクルームの利用が便利です。
- ・屋内トランクタイプのトランクルームを活用することで自宅の収納スペースの延長として安心の保管環境で保管できる
- ・必要最低限のサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、リーズナブルに収納スペースが確保できる
- ・普段使わないモノやシーズンオフのモノについて、使わない期間には自宅スペースを圧迫せず、使いたいときにいつでもすぐ取り出して使える
- ・自宅の収納スペースにゆとりができると部屋や廊下などに置きっ放しになっているモノも収納できるようになる
- ・冬支度における季節物の家電・布製品が出し入れしやすくなるだけでなく、お手入れのスペースを取りやすくなるなど負担の軽減につながる
というメリットがあります。
冬支度や衣替えなど季節のモノの入れ替えが楽になることはもちろん、日々のモノの出し入れや整理整頓も快適になり、生活がぐんと便利になります。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに「冬に向けた自宅内の準備と悩み」についてお話しました。
アンケートでは、冬に向けた自宅内の準備をすることがある方は約9割でした。冬に向けての準備(冬支度)は11月までに始める方が約9割で、本格的な寒さになる前に、季節家電・冬物の寝具や布製品を準備する方が多いようです。
「重い・厚い・かさばる」ことが多い冬物家電や寝具・布製品は作業が大がかりになりがちで労力がかかると感じている方が約9割で、うち約9割が収納スペースの使い勝手やモノの多さに不便を感じ、収納スペース不足によるモノの出し入れや整理整頓のしづらさを感じていました。そしてその背景には、「自宅で必要なもの」をカバーするだけの収納スペースが確保できない「収納スペース不足」が深刻であることがわかりました。
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調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年10月11日から10月15日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査