アンケートで判明!リモートワーク時にありがちな問題とトランクルームの有効利用
あなたはリモートワークをしていますか。している場合、自宅に仕事用の場所を整えていますか。近年のコロナ禍によるリモートワークの普及に伴い、自宅に仕事のスペースを確保した人は多いでしょう。しかし、日々の生活がある自宅のスペースをいきなり仕事場として使い始めるのは何かと大変です。今回は、リモートワークに関するアンケートを分析し、ありがちな問題と本音を探り、トランクルームの有効活用についても考えます。
コロナ禍によってリモートワークが増えた人が多数
今回のアンケートでは、普段テレワークをしているかどうかと、自宅における仕事場確保の実情を調べました。始めに調査したのは「コロナ禍でリモートワークに変わったかどうか」です。
アンケートでは、75.5%ものユーザーがコロナ禍によりリモートワークを実施していると答えました。「いいえ」と答えた人にリモートワークが物理的にできない業種の場合が多く含まれていることを考慮すると、リモートワークが可能な業種における実施率は非常に高いと言えるでしょう。
この状況は、言い換えると、全体の7割以上の人が自宅のどこかのスペースを使って仕事をしているということにもなります。
リモートワークは週に何回?
次に、リモートワークをしている頻度について調査しました。
リモートワークを週1〜2回程度が5割強
収納以外のトランクルーム利用法の第1位「週2回程度」(27.8%)と第2位「週1回程度」(26.5%)が僅差で、「週1〜2回」が5割強を占める(54.3%)結果となりました。これは、社員が順番に週1〜2回ずつのリモートワークをし、出勤者の割合を減らしながらも仕事の生産性をできるだけ落とさないよう試みている傾向にあると推測できます。
フルリモート(週5回)は約2割
週あたりのリモートワークの回数は少なめに設定される傾向にある一方で、週5日フルリモートになっていると答えた人も2割を超えました(22.9%)。コロナ禍を機に社員の働き方や制度を大きく変革してフルリモートとなっている企業は多いようです。また、オフィスを持たない会社・社員の定位置を作らずオフィス規模を最低限にする会社等の話もよく耳にするようになってきました。
フルリモートはもちろんのこと、週1〜2であっても継続して毎週リモートワークがあり、1回あたりも長時間にわたるので、自宅内に腰を据えて仕事ができる場所が必要になってきます。
リモートワークで自宅にワーキングスペースを確保した?
続いて、リモートワークにあたって自宅にワーキングスペースを確保した人の割合を調査しました。
ワーキングスペースを設けた人は約半数
リモートワークの実施にあたって自宅内に専用のワーキングスペースを確保した人は約半数(48.3%)でした。もちろん目的は「仕事をしやすい環境作り」がメインですが、リモート会議の際、背景として自宅の風景が相手に見えるのが気になって整えた人も多く見られました。
自室等既存スペースの利用や諦めた人も
ワーキングスペースを設けなかった人は、元からあった自室・書斎やリビング・ダイニング等の机をそのまま利用している場合が多く、また、本当はワーキングスペースが欲しくても自宅にスペースがなく諦めているというケースもよく見られました。
自宅にワーキングスペースを作るのに困ったことは?
自宅にワーキングスペースを設けた人々の状況を詳しく見ていきましょう。日常生活を送る自宅に仕事用の場所を設けるにあたって困ったことはなかったのでしょうか。
困りごとがあった人は約8割
アンケートでは、自宅にワーキングスペースを設ける際に81.5%もの人が何らかの困りごとがあったと答えました。では具体的にどんなことが問題となったのでしょうか。
第1位・第2位とも「スペースに関する問題」
自宅にワーキングスペースを設ける際に最も大変なのは「スペースの捻出」のようです。第1位「スペース確保が大変だった(38.7%)」が突出しており、仕事場を作った後に「(生活に)使えるスペースが減った(16.0%)」ことに悩まされている人も多いようです。限られたスペースを広げて仕事場用の「家具等の配置が大変だった(16.0%)」という苦労も伺えます。
ネックになるのは「かさばる荷物」
スペースの確保とも深い関わりがあるのが荷物の問題です。自宅の荷物が多く「リモート背景がきれいにならない」「荷物の置き場所に困った」「片付け・整理が大変だった」というように、自宅・仕事の荷物が一挙に部屋に集まって手狭になってしまうことが大きな問題となっています。
ワーキングスペースを確保するためにしたこと
ワーキングスペースを設けるには何かと問題も多いようですが、具体的にはどのようなことをして準備したのでしょうか。
「片付け・整理」が第1位
仕事用のスペースを捻出するための「片付け・整理(36.3%)」が第1位でした。荷物の整理に伴い「断捨離(11.6%)」や「トランクルーム利用(9.6%)」をして荷物を減らし、自宅のスペースを広げる人が多く見られました。
部屋をスッキリさせたら快適な環境がつくれる
ワーキングスペースをつくるために「家具の購入・設置(31.5%)」「仕事用機器の購入(8.9%)」等、大ぶりなものを新たに部屋に設置する人が多く見られ、「模様替え(8.9%)」の大きな作業が必要になる人もいました。これらができるのも全て、部屋に十分なスペースがあってこそ。そのためにも「片付け・整理」は大前提と言えるでしょう。
事例として、一部屋までは仕事場にはできなくても、家族から半独立した空間で仕事に集中できるように衝立や家具の仕切りで「半個室をつくる(6.2%)」のも人気でした。この方法も、荷物をスッキリさせてスペースを広くとるからこそ可能となった選択肢であり、快適で作業効率が上がるワーキングスペースが可能になったと言えるでしょう。
リモートワークをきっかけにトランクルームを利用した?
ここで、ワーキングスペースを自宅に設けるためにしたことの第4位「トランクルーム利用」に注目します。アンケートではリモートワークをきっかけにトランクルーム利用をしたかを尋ねました。
リモートワークが続く場合トランクルーム利用を検討するか?
リモートワークが普及したいま、今後も日々の働き方として在宅勤務が継続していくかもしれません。リモートワークが続く場合トランクルーム利用を検討してみたいかを、自宅にワーキングスペースがありトランクルームをまだ利用していない人に尋ねました。
トランクルームを利用する場合どんな物を預ける?
最後に、リモートワークが続く場合トランクルーム利用を検討したいと回答した人が何を預けたいと考えているのかを調べました。
スペースをとる「家具・家電」が第1位
トランクルームに預けたいもの第1位は「家具・家電(25.5%)」でした。自宅のスペースを大きくとりがちな大ぶりのものを預けたい傾向に加え、仕事用に新しい家具を設置する代わりに前からあった家具・家電を退避させた人が多いことも大きく影響しています。
仕事・生活に比べ優先順位が下がる「趣味のもの」
「仕事のものが増えるんだから、あとは日常生活の最低限のものだけにして部屋をスッキリさせたい」と考える人が多い傾向があり、結果趣味のものは優先順位が下がって、時には邪魔なものとして扱われてしまうこともあるようです。でも捨てずに保管したいからこそトランクルームが役立ちます。「趣味関連の荷物(23.4%)」はもちろん、「書籍・書類」「スポーツ用品」「おもちゃ・ゲーム」にもこの影響が表れています。
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「趣味のためのトランクルーム活用」についてはこちらでも特集していますので是非ご覧ください。
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、リモートワークの実情と、自宅にワーキングスペースを設ける上での課題・解決法についてご紹介しました。やはり日常生活を送る自宅のスペースを空けて仕事の場所を作るのは大変なことで、荷物がスペースを圧迫することが課題でした。そんな時、かさばる荷物を保管して自宅のスペースを広くとれるようにする便利な解決策がトランクルームです。快適な生活環境と仕事環境を両立させたいときには、トランクルームを活用してみてはいかがでしょうか。
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「コロナ禍におけるトランクルームのニーズの高まり」についてはこちらでも特集していますので是非ご覧ください。
【トランクルームに関するアンケート】コロナ禍におけるトランクルームの使い方の変化
回答数:400サンプル
回答期間:2021年10月10日から10月15日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ