年末の大掃除は毎年やっている?大掃除がきっかけのトランクルーム利用について
一年を締めくくる「大掃除」。あなたの自宅では年末の大掃除をしていますか。大掃除ではどんな場所を念入りに掃除し、また、荷物の整理や片付けはしていますか。今回は、大掃除の実施状況について調査したアンケート結果を分析してご紹介し、大掃除で直面しがちな収納の悩みを解消するヒントも探ります。普段なかなか聞けない大掃除について知り、参考にすれば、今年の冬はもっときれいな自宅で新年を迎えられるかもしれません。
毎年大掃除をする人は8割超!
アンケートでは始めに、年末の大掃除の実施有無と頻度を尋ねました。
今回のアンケートでは、最も多かったのが「(大掃除を)毎年する(83.0%)」でした。また、毎年ではないが数年に一回はする人と合わせて、何らかの大掃除をすることがある人は回答者の9割を超えました(95.5%)。
日本での年末の大掃除は、普段なかなかしっかり掃除できない場所を念入りにきれいにすることはもちろん、一年に感謝し、今年も身を守ってくれた家に感謝し、穢れを払い身を清めて気持ちよく新年を迎えるという意味合いも持っています。年末の大掃除は日本の国民的な年中行事と言っても過言ではないかもしれません。
主に大掃除する場所はどこ?
多くの人が大掃除をしていることがわかりましたが、具体的に、どこに重点を置いて大掃除をする人が多いのでしょうか。
「水まわりをゴシゴシ」が大掃除のメイン
第1位は「キッチン」で約8割(78.5%)を占めました。毎日の料理を片付ける時等に掃除はしていても、流しや排水口・レンジ周り・換気扇等の水アカや油汚れは蓄積していくものです。大掃除の際に腰を据えて時間をかけてきれいにする人が多いようです。
第2位の「お風呂・洗面所・トイレ」も、キッチンに迫るほど多く見られました(75.1%)。普段の掃除ではなかなかできない徹底的な掃除をして新年を迎えたい人が多いと言えるでしょう。
まとめると、大掃除は水回り中心に時間をかけて蓄積した汚れをゴシゴシする掃除がメインとなる傾向にあります。
「気がついたら掃除する」低頻度の場所をきれいに
第3位以降は「窓」「収納スペース」「ベランダ」と続きます。共通して、毎日までは掃除しない人が多く、一度やり出すと時間がかかるため汚れや乱れが気になったときに掃除をする場所と言えそうです。ランクインはしていませんが意見が集まった「エアコン」「家具の上や下」「壁・天井」等も同じですね。
時間がかかる掃除をゆっくりとすることが多い大掃除ですが、居室や玄関等の全ての部屋を対象に「普段している掃除をより念入りにする」というスタイルの大掃除をする人も多く見られました。
大掃除と併せて収納スペースの整理をする方も
大掃除を重点的にする場所の第4位としても登場した「収納スペース」ですが、大掃除とともに荷物の整理や片付けをする人はどの程度いるのでしょうか。
大掃除の際に収納スペースの整理をすると答えた人は64.7%に上りました。つまり、清掃だけでなく片付け・整理も大掃除の一環として定着していることがわかります。
普段使う頻度の多いものや新しいものを手近に収納していっていると、収納方法が最適な状態になっていなかったり、時には期限切れ等古くなったものの処分や入替ができていない状態になりがちです。大掃除の際に一度荷物を取り出して荷物を見直し整頓するという声が多く聞かれました。
整理した収納スペースの荷物はどうしている?
続いて、整理した収納スペースの荷物はどのように対処しているのかを尋ねました。
不用品の廃棄が第1位
アンケートで特に多かったのが第1位「不用品を廃棄(69.5%)」でした。先ほど少し触れた、期限切れ等の古い荷物を取り出すことはもちろんですが、使わなくなった荷物を廃棄したり、限られたスペースの確保のために優先順位の低いものや、使わないけれど取っておいたもの等を何とかして廃棄する、という状況も多く発生しています。
つまり、収納スペース確保のために断捨離が重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
不用品を再利用するための売却と譲渡
不用品廃棄の次に多かったのが、リサイクルショップやフリーマーケット等で「不用品を売却(20.8%)」することです。また、割合は少ないですが「不用品を人にあげた(2.7%)」という回答もありました。
大切に使ってきたものを捨てるのではなく再利用し、新たな持ち主のもとで引き続き役に立ってほしいという思いが表れた選択肢と言えそうですが、忘れてはならないのが、再利用にも準備にコストや手間がかかるということです。
例えば、服の売却・譲渡では洗濯してアイロンをかける手間とお金、配送費や交通費もかかる場合があります。荷物をまとまって再利用する場合にはその分まとまった出費になることも考えられます。売却時の収入はある程度入ってくるかもしれませんが、赤字になるときももちろんあるでしょう。
もちろん、その手間やコストにまさる「ものに優しく地球にも優しい」「喜んでもらえる」という良さがあるからこその選択肢ですが、現実的に時間とコストが割けない場合があるという面も考慮に入れたいポイントです。
第1位の「不用品を廃棄」と合わせると、荷物を整理し不用品の処分が必要になった人は93%にも上り、不用品の処分はほぼ必須といっても過言ではありません。
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収納を考える上での重要キーワードとなる「断捨離」の事情を、アンケートを通じて分析しました。是非ご覧ください。
大掃除が収納スペースの必要性と向き合うきっかけに
収納スペースをはじめとする荷物の整理・片付けは大掃除の定番であり、その際に不用品の処分が伴うことがわかりましたが、整理・片付けの結果、収納スペースは足りているのでしょうか。
アンケートでは大掃除を機に収納スペースが足りないと感じた人は21%を占めました。つまり、5人に1人が大掃除で収納スペース不足を意識したことがわかります。
収納スペースを整理して収納量が気になるだけでなく、そもそも大掃除の際に荷物が邪魔になったり、荷物の都合で動けるスペースが足りなくて掃除がしづらい場合にも収納の悩みを気にする声が多くありました。
どんな収納の悩みが明確化したか?
大掃除を機に収納不足が気になった人は、具体的にどのような状況でそう思ったのでしょうか。
家自体に収納が少ない悩み
アンケートでは、大掃除等の際、何かを収納しようと思った時にしまえる場所がなく困ったという経験から収納不足が気になったという意見が目立ちました(「収納する場所がなかった(45.2%)」)。
そこで振り返ると、マンション等そもそも家自体に収納が少ない(23.8%)ことが浮かび上がり、その結果、生活とともにものが増えたり(20.2%)、すぐ使わないが捨てられないものが取っておけなくなったり(19.0%)して、部屋にものを置き(19.0%)、部屋が手狭に感じる(6.0%)というシナリオが展開されるパターンが非常に多く見受けられました。
収納を整理するほどかさばるジレンマ
荷物整理に手をつけられていないうちは「これを整理できたらスッキリする」と思うものですが、今回のアンケートでは整理したからといって綺麗に収まるとは限らないという、少し悲しい結果ですが重要な意見が多数得られました。
仕切りや収納グッズを使えば様々なものがきれいに整頓され出し入れしやすくなるものですが、仕分けをするということは分け隔ててスキマを空けるということですから、整理前のように隙間なく詰め込むよりもかえってかさばり場所を取ることがあります。
そのため「整理して置くとかさばって入りにくい(7.1%)」「荷物整理後も収納が足りない(6.0%)」という一見矛盾するような悩みが並びます。これも、しっかり収納と向き合う大掃除ならではの発見かもしれません。
つまり最低限の荷物に整頓するのさえも絶対的なスペースが必要であることがわかります。
「衣類・靴・バッグ」の置き場がネック
収納の悩みのアンケート回答の中で、具体的にどんなものに関する収納に困ったか記載してあった場合、その種類を記録して統計を取りました。
収納場所に困ったものの第1位はだんとつで「衣類・靴・バッグ(32.1%)」でした。特にシーズンオフの服を置いておく場所の確保が大変という意見が多くありましたが、2位以降も今は使っていない・頻繁に使わない・とっておいてすぐ使えるようにしたいというニーズのものをキープしておくのが大変になっている傾向にありました。
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大掃除で荷物を整理してみてトランクルーム利用を検討したことがある?
ここまでで多かった悩みをまとめると「家の収納が不足していて荷物を整理しても処分してもなかなか収まらない」という深刻な状況が浮かび上がってきます。では、トランクルームを利用することで収納不足を解消しようと検討した人はどのくらいいるのでしょうか。
大掃除をきっかけにトランクルーム利用を検討した人は8.0%にとどまりました。割合が少ないのは、収納の選択肢としてまだトランクルームに親しみが少ないことや、特定かつ緊急で収納したいものが具体的にないことが大きな要因と言えそうですが、年末年始のバタバタで収納の悩みにまで手が回らず話が流れてしまっていることも影響していると言えそうです。
しかし実際にトランクルームを検討して利用した人もいて、収納の悩みが解消された事例もあります。詳しく見ていきましょう。
実際にトランクルームを利用した人も
大掃除を機にトランクルームの利用を検討し、実際に利用した人はどれほどいるのでしょうか。
利用した人のきっかけ
利用した人のきっかけは、もちろん収納したい荷物が増えてきたことが前提としてありますが、そこを一歩踏み出す共通かつ決定的なきっかけは「トランクルームのサービスを詳しく知る機会があったこと」でした。
具体的には、友人の紹介や近所にトランクルームがあったことで興味を持ち、実際のサービスを知ることで、リーズナブルな利用料金・保管環境の良さ・簡単で気軽に使える便利さ等がわかり、利用してみて便利だったという声が集まりました。
利用しなかった理由
利用しなかった理由は大きく2つに分かれました。1つ目は利用料金がかかることでした。2つ目は近くにトランクルームがない等で荷物の出し入れ・運搬が大変という理由でした。
利用料金に関してはイメージで高いと判断している人が多く、実際はニーズに応じて低料金のプランも展開されています。また、自宅等とトランクルーム間の荷物の運搬サービスが展開されており、運搬の手間や不安が解消されるサービスとして非常に人気です。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに大掃除と収納、トランクルームの活用についてお話しました。
大掃除は「自宅の収納の実態を改めて知り、収納不足等の問題を正確に把握できるよいきっかけ」です。その結果、荷物を整理しても処分しても絶対的なスペースが足りないというケースも多々あるでしょう。そんな時に役に立つのがトランクルームです。
馴染みのなさから踏み切れずにいる人が多く見られますが、実際に知ってみると思ったよりリーズナブルで気軽に使いやすく便利だという声が届いています。利用の有無に関わらず、まずはトランクルームについて知っておくと、いつか役に立つかもしれません。
おうち時間が増える年末年始、改めて収納と向き合い、より気持ちいい自宅環境で新年を過ごしてみませんか。その一つの選択肢としてトランクルームについて知り、親しみを持っていただければ、これ以上嬉しいことはありません。
【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2021年12月05日から12月09日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ