結婚やUターンなどを機に1人暮らし解消!1人暮らし用の家具・家電はどうした?

2022.05.10

あなたは1人暮らしをやめて家族等と暮らすようになった経験はありますか?これからの時期に多い結婚・同棲・実家へのUターン等、1人暮らしの解消には様々な状況があり、生活スタイルの変化に伴う荷物処分の問題も生じてきます。そこで今回はアンケートをもとに、1人暮らし解消と引越し・荷物に関する問題を掘り下げます。不要になった荷物の対処法から、備えておきたい良くある困りごと、引越しを快適にするアイデアまで、知っておくと役立つ情報をまとめましたので是非ご覧ください。

1人暮らしをやめたことはある?

アンケートでは始めに、回答者が1人暮らしをやめた経験の有無を尋ねました。

今回の調査では、結婚・同棲・Uターン等で1人暮らしをやめた経験のある方は92.8%という結果になりました。想像より多かったと感じている方が多いかもしれません。

もちろん、1人暮らしをやめる事情には実に様々な背景があります。パートナーを見つけて新しい人生のステップに歩み出す方、学生生活を終えて就職したり、転職・退職によって実家に戻る方、もしくは実家の事情や個人的な事情で親元に戻る方もいらっしゃいます。

そこで、具体的にどんなきっかけで1人暮らしを解消した方が多いのかを調べていきましょう。

1人暮らし解消のきっかけは?

続いて、1人暮らしをやめた経験のある方に、そのきっかけや理由について尋ねました。

重複しやすい家電・家具が突出

結婚とその前提としての同棲が大部分

1人暮らしをやめた理由として最も多かったのは結婚(51.5%)でした。また、結婚することを想定した同棲(19.9%)と合わせると約7割がパートナーとの新生活のために1人暮らしをやめたことが分かりました。

この場合に注目しておきたいポイントは3つあります。

  • 転居を伴うことがほとんど                         (元から住んでいる家にパートナーが引越して来る場合を除く)
  • 双方が1人暮らしをしている場合、持っている家具・家電等が重複する
  • 住居や家財とも1人暮らし用ではサイズが合わず処分して新調する場合も多い

つまり、引越しを機にそれまで使っていたものを処分することが多く、かなりの量のものを処分する場合も多いといえます。そして、それらのものはまだ使えるものが多いことも考えておきたいポイントです。

実家を拠点として働くケースと実家が中心の生活を送るケース

結婚・同棲以外のケースは、ほとんどのケースがUターン等で実家に戻って暮らしているようです(例外的には、シェアハウスやきょうだい・友人と暮らすケースがあります)。

大きく分けて2つのパターンがあり、1つ目は実家を拠点として働くケースです。つまり、大学卒業後のUターン就職や転職、転勤で実家に暮らしながら働けるようになった場合です。中には実家の家業を継ぐために戻ってきたというケースも見られました。

2つ目は、実家が中心の生活を送るために戻ってくるケースです。例えば、就職のため上京したが体調を崩して実家に戻ったり、介護の必要や高齢の親を1人にしないために同居するというケースもよく見られました。

これらの場合の共通点として注目しておきたいポイントは4つあります。

  • 1人暮らし先から実家への転居を伴う
  • 寝具等、1人暮らしで使っていたものが不要になったり、場合によっては実家の古いものを捨てたりと重複したものを処分する必要が出てくる場合が多い
  • 1人暮らしをやめて不要になったがまだ使えるもの等荷物を実家に置けるかによって処分量や処分に使える時間が大きく変わる
  • 1人暮らし時の家具等が実家に入らない場合がある

つまり、1人暮らし用の家財は実家に戻る場合にも不要になったり使えなくなる場合が多いと言えます。

1人暮らし解消で不要になったもの

どのようなケースにおいても、1人暮らしをやめると何らかのものが使えなくなり、処分する場合が多いといえます。実際、1人暮らしをやめて不要になったものがあると答えた方は86.3%でしたが、その際に、具体的に不要になったものは何だったのでしょうか。

重複しやすい家電・家具が突出

突出して多く意見が挙がった1位は家電(75.3%)でした。この家電だけでも、様々な事情や人間模様が浮かび上がりました。

結婚や同棲の場合にはお互いに持っている家電のうちのどちらかを処分したり、1人暮らしサイズだと足りないから大きめサイズで新調し、元々の家電を処分することが多いようです。

特に、どちらかの家電を残して一方を処分する場合には、性能・新しさを基準に選択する場合は良いのですが、2人のうち主張が強い方が自分のものを残したり、趣味に合わないから処分すると仕切る場合があったり等で、不満が募ったり共同生活最初のケンカの原因になってしまうケースも多々あるようでした。

実家に戻るケースでも、元から実家で使っている家電を使うことが主になりがちで、使いみちのなくなった1人暮らし用の家電を手放すことが多いようです。

同様に、パートナーや実家のものと重複しやすく置き場所がなくなりがちな家具(48.8%)や、住む先の生活スタイルに合わないベッドや寝具(24.1%)、重複したり新調の対象となりがちな調理器具(10.2%)が不要になったという声が多く挙がりました。

居住先に収まりづらい荷物を処分

第2位の家具では、間取りやスペース的に居住先に入らないために使えなくなったというケースも多くみられましたが、他にも居住スペース・収納スペースに収まりづらいために荷物を処分した方が多いことがわかりました。

具体的には、季節ごとに増えて場所をとりがちな衣類・靴・バッグ(3.7%)や、衣装ケース等の収納グッズ(3.1%)、置き場所のなくなったクッション等のインテリアグッズ(2.7%)、集めていた書籍・マンガ(2.0%)等の趣味グッズ、駐輪場がないために置けなくなった自転車・バイク(2.0%)等が挙がりました。

ここで注目したいのは、パートナーや家族と暮らすことによって1人暮らしの時より自分のスペースとして使える場所が減り、そのことでまだ使えるものや、本当は取っておきたいもの、あると便利になるものまで処分せざるを得なくなることがあるということです。

引越し準備と不用品の片付けは大変

1人暮らしをやめる際に出る不用品を考えただけでも様々な問題があることがわかりましたが、もちろん引越し自体も時間や労力を使う作業です。

これらの引越し・不用品処分を大変だと感じた方はどれくらいいたのでしょうか。

引越し準備と不用品の処分が大変だったと答えた方が6割近くにのぼる(57.5%)という結果となりました。1人暮らしをやめるといっても様々なきっかけがあり、引越しの状況も実に様々ですが、何かと大変なことがあったと感じるケースが多いようです。

荷物の整理・処分・保管に関する作業が大きな負担に

問題をさらに深く掘り下げるために、1人暮らしをやめるための引越しやそれに伴う不用品処分等において、具体的に何が大変だったかを尋ねました。

様々な問題が伴う不用品・ゴミの処分

グラフでもわかるように、不用品・ゴミの処分(66.4%)が一つだけ突出しており、多くの方にとって何よりも大変な作業であったことがよくわかる結果となりました。

不用品・ゴミの処分において何が大変だったのかをさらに掘り下げていくと、下記の5つの問題が浮かび上がりました。

 

  • 希望するペースで処分できない

 - 粗大ゴミ等、自治体でゴミを出す量や回数制限が設けてある

 - ご近所に配慮するとゴミ出しで一気に出せない

 - 不用品処分業者の予約がなかなか取れない

 - 譲渡や売却にも時間がかかる

 - 時間がかかるために引越しまでに間に合わない日程になることも

 

  • 処分量の多さが大変

 - ゴミ出しするだけでも大変

 - トラック等を借りて処分場に自ら運び込む場合も多い

 - 一気に処分できず何回にも分けて処分が必要

 - 捨てる作業が重労働に

 

  • 処分にお金ががかる

 - 有料回収の粗大ゴミや不用品回収業者等に依頼することで処分にお金がかかる

 - 引越しや新生活の出費が大変な時に更に不用品のためにお金がかかり大きな負担に

 

  • 解体・運び出しが大変

 - 家具を処分する場合等は自分の手で解体する必要がある

 - 解体は慣れない作業かつ危険な作業

 - 朝まで寝ていたベッドを急いで解体して処分する場合も多い

 - 不用品処分は指定場所まで自分で運ぶことが多い

 - 家具や家電をそのまま運ぶことや解体した大きいパーツを運ぶのが大変

 - マンション上階等から階段やエレベーターを使った大きな家具・家電の運び出しを自分ですることが多い

 - 特に女性の1人暮らしの場合困難な作業になりがち

 

  • 捨てたくないものまで捨てざるを得ない

 - 共同生活になることによりスペースが限られたり重複するものが出てくるため、まだ使えるものや気に入っているものまで手放すことになる場合が多い

 - 処分にばかり時間をかけていられないので譲渡・売却したくても時間が取れず泣く泣くゴミとして廃棄することも多い

 - 大切なものとして引越し先に持って行ってもスペースが狭くて処分することになるものも

 - 荷物の整理にも心の整理にも時間がかかる

 - 悩んだ末処分してもやはり後に必要になって新たに買うことも

日常が続く中での引越しが大変

忙しい仕事や日常が続く中で、引越し業者の手配や役所の手続きをしたり荷造りをする状況が大変という声が多く聞かれました。

中でも荷物の整理と、いるもの・不要なものの仕分けに時間がかかり、荷物の置き場所にも困ったという意見が集まりました。日々の生活に必要なものや生活スペースを確保しながら家の荷物を整理・梱包し、引越ししやすいように荷物を置いて保管することは大変なことです。実際、荷物を整理するにも、梱包した荷物を置くにも、退去のための清掃をするにもスペースが足りなくて困ったという経験をした方が非常に多かったようです。

引越しのトラブルでの困りごとも

元々の家の退去日と新居への入居日にタイムラグが発生してしまう場合に、一度実家や友人宅に運んで一時保管したのが大変だったというケースも複数見られました。引越し業者の繁忙期や新居引き渡しのタイミング、パートナーとの退去日の差異等で、1人暮らしを辞める際の引越し日程がスムーズに行かないことはよくあることのようです。

人は一時的に宿泊などしてしのげても、退去しても置き場がない荷物の処理に困ったという意見が挙がりました。

また、引越し荷物で運んだものが新居に入らなかった・収まらなかったというトラブルに見舞われ、急遽処分と買い替えに追われる場合もあるようです。

落ち着いて整理する時間が欲しかった?

さて、1人暮らしをやめる際には実に多様な問題があり、あらゆる側面で「時間がかかる」という意見が多く見られました。中でも「一番時間がかかる」という意見が特に多かった荷物の整理について、落ち着いて整理する時間が欲しかった、時間が足りなかったと感じた方はどのくらいいるのでしょうか。

落ち着いて荷物を整理する時間が必要だったと答えた方は86.3%で、ほとんどの方が時間をゆっくりかけて荷物整理したかったと感じていたことがわかりました。限られた時間の中で、タイムリミットに合わせた急ぎの荷物整理となった方の多さを示す結果とも言えるでしょう。

荷物が必要か選別する仕分けの時間が取れず、荷物を丸ごと処分したという声も数多く見られましたが、もっと時間があれば、しっかり荷物を整理・選別して、より納得のいく引越しになったのにと感じている方も多くいらっしゃるようでした。

引越し準備や整理のためにトランクルームを一時利用することをどう思う?

ここまで、1人暮らし解消に伴う引越しに関して様々な問題や大変なことがあることが分かりましたが、その多くの問題に共通しているキーワードとして次の2つが挙げられることがわかってきました。

  • 時間のゆとりが足りない
  • スペースのゆとりが足りない

引越しの準備の際、荷物整理をしやすくするための荷物置き場として、また、梱包した荷物や処分予定の家具・家電等の一時置き場として、トランクルームが有効な解決策となる場合があります

そこで、引越し準備や荷物整理のためにトランクルームを利用することについてどう思うかを尋ねてみました。

約7割がトランクルーム利用を有効だと回答

約7割(68.5%)の方が、引越し準備や不用品等の荷物整理の場所としてトランクルームの利用を良いアイデアだと回答していました。

具体的なメリットを回答した方の意見としては、荷物の一時保管に有効(16.8%)で使い勝手がよく、時間のゆとりを生む(13.3%)・スペースのゆとりを生む(6.8%)という、多くの問題に共通するキーワードである時間とスペースを提供してくれると答えています。

また、荷物が多い方の引越しに便利で、急な引越しの際にも便利に使える(各6.3%)ことや、実際に引越しを経験して「あの時トランクルームがあったら利用したかった」「今後使ってみたい」という意見も多くありました(4.3%)。

トランクルームのデメリットの多くはサービスがカバーしている

トランクルームの利用にデメリットを挙げた方も見受けられました。中でも最も多く挙がったのは、荷物の出し入れが面倒(9.5%)という点でした。

このことについては、収納ピットではお荷物運搬サービスを利用することで、細かいものから大型のものまで、自宅からトランクルームに運んで荷物の収納を依頼でき、荷物の取り出しも全国どこにでも配送を依頼することが可能です。

今回、お金を節約するために自分で引越しをしたのが大変だったという意見も非常に多く見られましたが、トランクルームのお荷物運搬サービスを使えば集荷・荷物の一時保管・引越し先への配送までトータルで安価に行うことができるため、コストパフォーマンスが非常に良い場合もあります。実際、グラフのランキング外でしたが、この点をメリットとして挙げた回答も多数ありました。

もったいない(9.3%)・不用品の処分をしなくなりそう(3.5%)という、金銭的に負担になることや長期化を心配する声もありましたが、必要に応じた最低限のスペースにし、計画的に利用することで、出費が無駄にならず有効活用することができるのではないでしょうか。

トランクルームのイメージとは

ここでは、引越し準備・荷物整理時のトランクルーム利用についてどう思うか、回答者の意見をご紹介します。

 

User’s Voice

“トランクルームの一次利用は有用だと思う。処分すべきか否か判断に迷う場合は、トランクルームを一時利用して、落ち着いたときに処分を検討してみても良いと考える。”
(30代・会社員)

“小さなものでも、捨てなければよかった…と後悔するものもあったので、トランクルームを一時利用すれば必要なものと不必要なものを実際の新生活が始まってから決めることができたかもしれないと思いました。”
(40代・主婦)

“心の余裕をもって引っ越しが出来そうに思います。”
(50代・自営業)

 

最後の意見にもあったように、時間とスペースのゆとりは、心の余裕にも直結する大切な要素です。トランクルームはその点で大変有用です。

時間のゆとりの面では、引越しのタイムリミットに縛られることなく、納得いくところまで整理したり、不用品回収日程の自由度をもたせられ、退去・入居のタイムラグにも備えられます。

スペースのゆとりの面では、準備時の生活スペースを確保しながら、荷物整理・保管・清掃を効率的に行えるスペースを提供します。

また、必要に応じて継続利用することで、新たな居住先に収納しづらいがまだ処分したくないものを保管したり、利用頻度の低いものを置いて生活スペースにゆとりをもたせることも可能です。

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、1人暮らしをやめて共同生活になる際の引越しの実態とトランクルームの活用についてお話しました。

1人暮らしから生活スタイルが大きく変わる引越しならではの荷物処分も多くあり、時間のゆとり・スペースのゆとりが大切になってくることがわかりました。そして、その時間とスペースを提供するトランクルームを活用することで、引越しがもっと満足いく、ゆとりあるものになるかもしれません。あなたも是非利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年4月13日から4月15日までの3日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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