収納の湿気・カビのお悩み!梅雨時期の収納はどうしてる?
今年もいよいよ梅雨の季節です。洗濯物が干しにくい、お出かけしづらい等、様々な悩みがありますが、収納の湿気やカビも大きな悩みの一つではないでしょうか。そこで今回はアンケートをもとに、収納の湿気対策の実態と工夫から、トラブルの経験談、悩みを解決するおすすめの対策まで、梅雨時期の収納環境をもっと安心快適にするためのヒントをまとめましたので是非ご覧ください。
梅雨時期の収納スペースの湿気・カビは心配?
アンケートでは始めに、回答者が梅雨時期の収納スペースの湿気・カビが気になっているかを尋ねました。
今回の調査では、梅雨時期の収納スペースの湿気・カビが気になると答えた方は96.3%という結果になりました。ほとんどの方にとって、収納における湿気・カビは心配・悩みのタネとなっているようです。
湿気やカビは、収納場所や収納されている荷物にダメージを与え、しかも時にはそれらの荷物を処分せざるを得ない状態にしてしまいます。そのような被害は避けたいものですね。
収納しているもので湿気・カビが心配なものは?
次に、収納しているもののうち、どのような種類のものについて湿気やカビが気になっているのかを尋ねてみました。
湿気を吸いやすい衣類・布団類
特に湿気・カビが気になるものとして最も多く挙がったのは衣類・布団類(59.3%)でした。
衣類・布団類の布地や綿等は湿気を吸いやすいことに加え、付着した汚れ・ホコリ等を栄養源としてカビが増殖する場合があることから、まさにカビにとっては好条件が揃ってしまうと言えます。風通しをよくして湿気がたまるのを避け、洗濯・掃除等のお手入れで清潔に保っておく必要があります。
カビが生えると大変なバッグや靴等の革製品
2番目に多く挙がったのはバッグや靴等の革製品(32.0%)でした。
バッグや靴は高価である場合や品質の劣化が気になる場合が多いだけでなく、洗えない・お手入れが難しいという性質もあります。カビが生えた際に取り去ることがなかなか難しく、そのまま処分するしかなくなってしまう場合も多いものです。
高い湿度・カビをできるだけ避けて、良い品質を保ちたいと考える方が多く見られました。
その他にも、本・書類や写真・アルバム、雛人形や兜等、長期的にずっと持っておきたい、処分できない大切なものについて湿気やカビが気になるという意見が挙がりました。
湿気やカビを避けたいものが数多くあることがわかりましたが、実際に回答者は梅雨時期の収納の湿気・カビ対策をどの程度しているのか、また、具体的にどのような対策をしているのかを掘り下げていきましょう。
収納スペースの湿気・カビ対策はやっている?
収納スペースの湿気・カビが気になると答えた方は96.3%にも上りました。ということは、湿気・カビ対策を実際にしている方も多そうですが、どれほどの方が対策しているのでしょうか。
収納スペースの湿気・カビ対策をしていると答えた方は57.3%でした。確かに、6割程度の多くの方が対策していますが、気になっている方が96.3%であることと比較すると、実際の対策率が少なく感じるのではないでしょうか。つまり、約40%の方は、収納スペースの湿気・カビが気になっているにも関わらず対策まではできていないのが実情のようです。
その背景には、対策になかなか時間をかけられない事情や、収納スペースの少なさでどうしてもぎゅうぎゅうに詰めなければならず、風通し等の対策が取りづらい事情もあるようです。
湿気・カビ対策でやっていること
約6割の方は収納スペースの湿気・カビ対策を行っていることがわかりましたが、具体的な対策はどのようなものなのでしょうか。回答者に対策の内容を尋ねてみました。
除湿剤を使った対策が最も人気
突出して多かった第1位の対策は除湿剤(71.6%)でした。具体的には、スーパーやドラッグストア等で購入できる除湿剤を押し入れ・クローゼット等に置く方法です。中には、期間を決めてこまめにチェックし、できるだけ頻繁に新しい除湿剤に取り替えるよう心がけている方も多く見られました。
除湿剤は、比較的安価であることと、置いておくだけという気軽さが人気のようです。また、目に見えて湿気・水分が取れるので、やりがいを感じられる方法でもあります。普段目には見えなくてもこれだけ湿気があり、対策が大切であることも実感できる方法ではないでしょうか。
他にも、湿度を下げる対策として吸湿シートを敷く方法や除湿器をかける方法(各4.8%)等がありました。
換気をして風通しを良くする対策も
第2位は換気(27.5%)でした。また、除湿剤と換気を組み合わせて行なう方法が非常に多く見られました。
換気は、天気の良い日に収納の扉を開けておく方、定期的に扉を開けている方、基本的に扉を開けたまま使う方等、タイミングはさまざまですが、扉の解放により換気している方が大部分でした。
この方法は、手軽に空気を入れ替えて湿気がこもるのを防げますが、収納スペースの扉を開けておくのが難しい位置・収納形式(タンス等)の場合も多くあり、安全性や利便性の問題で対策が取れないこともよくあります。
換気や風通し・通気を良くする方法としては、他に、すのこを敷く方法(5.2%)、扇風機(1.7%)や送風機等を使う方法も見られました。
また、収納物を減らしてゆとりを持たせ、物と物の間にすきまを持たせるよう心がけているという意見もありました。荷物同士が密着していると除湿剤や換気等の効果を十分に発揮できないので、湿気をこもらせない・カビを発生しにくくさせる上でゆとりをもった収納は基本となる重要な対策と言えるでしょう。
科学の力で湿気・カビにアプローチ
除湿剤と同様の「置いておく対策」として、防カビ剤(7.4%)、乾燥剤(3.1%)、炭・消臭剤・防虫剤(各1.7%)等の意見もありました。カビや菌・虫の発生自体を抑え、トラブルを防止してくれる様々な製品があります。収納保管時に求める条件に合わせて賢く使うと非常に良い対策になりそうです。
収納スペースにカビが発生してしまったことはある?
ほとんどの方が収納スペースの湿気・カビを気にして、多くの方が様々な対策を取っていることがわかりましたが、実際のところ、収納スペースにカビが発生してしまった経験のある方はどのくらいいるのでしょうか。
収納スペースにカビが発生したことがあると答えた方は51.8%で、半数を超える方がカビ発生を経験したことがわかりました。対策していない方はもちろん、対策をしていてもカビが発生してしまった方や、カビが発生して大変だった経験をもとに対策を強化した方も多くいらっしゃるようでした。
半数を超える方がカビ発生を経験しているという数字は、湿度・カビ対策が大変で、万全の対策はなかなか難しいということを示しているのではないでしょうか。
収納スペースのカビ掃除は大変!
実際にカビが発生した経験を持つ方に、カビの掃除が大変であったかを聞きました。
カビ発生時の掃除が大変だったと答えた方は92.3%で、やはりかなり大変なことであることが分かりました。なかなかカビが取り去れない大変さはもちろん、掃除の際気分が悪くなってしまう場合や、カビが取れず荷物を廃棄せざるを得なくなった経験がある方も少なからずいらっしゃるようでした。
これだけ多くの方が気にかけ、大変な思いをしている収納スペースの湿気・カビ対策。
やはり、収納の仕方の段階から、湿気や汚れをためず、通気を良くして清潔感を保つことで、様々な対策も功を奏すると言えそうですが、なかなか簡単なこととは言えません。
そんな時、通気・湿気対策に配慮したトランクルームを活用するという方法があります。
あなたのご自宅での湿気・カビ対策のお役に立てるかもしれません。
湿気・カビ対策にトランクルームを利用することをどう思う?
今まで収納スペースの制限により自宅でできなかった湿気・カビ対策を行うための方法として、通気・湿気対策に配慮したトランクルームを活用する方法があります。
例えば、収納スペースの不足で荷物をぎゅうぎゅうに詰めがちになっている場合、荷物をトランクルームと自宅に分散させることで、荷物同士が密着しすぎない、ゆとりある収納状態にすることができます。先ほどもお話したように、収納のゆとりは湿気をこもらせずカビを発生しにくくさせる上で基本となる重要なポイントであり、風通しや除湿等の対策が効果的にできるようになります。
今回のアンケートでは、収納スペースの湿気・カビ対策としてトランクルームを利用する方法についてどう思うかを聞いてみました。回答者の様々な意見から、具体的なメリット・デメリットを考えていきましょう。
使える派の意見
今回、最も割合が高かったのは良いアイデアと思う(48.8%)でした。その発想がなく驚いた、新鮮でなるほどと思ったという方も非常に多くいらっしゃいました。特に、トランクルームは収納が足りない時の手段というイメージだったが、湿気や通気の対策として活用する方法を考えたことがなかった、もしそうできるなら非常に便利(10.5%)、利用してみたい(14.0%)、家の近くにあったら嬉しい(8.3%)という意見が目立ちました。
良いアイデアと感じた具体的な理由として、荷物のケアが楽になる(7.3%)、保管環境や安全性に関して安心感がある(5.3%)と答えた方が多く、(グラフ外では)保管に気をつけたい大切なものがある時に良い(3.5%)、家で保管するより良い状況が保てる(2.8%)、コストパフォーマンスが良い(2.3%)、荷物運搬サービスがあるのが魅力的(1.8%)という意見がありました。
上記の大部分の意見において共通しているのは、トランクルームの活用によって収納スペースの湿気・カビへの不安や対策の大変さを軽減でき、大切な荷物を安心して任せられることに意義を感じているという点でした。
“(トランクルームを実際に)利用済みで、カビ対策に屋内型を選んでいる。”
(40代・クラウドワーカー)
“自宅では管理が行き届かず、対策しているつもりでもちゃんと出来ないことも起こりうるから、トランクルームという専用ルームでしっかり安心して保管できるので有効活用できると思う。”
(30代・会社員)
“家に置いておくよりもはるかに安心で、利用料に関してもカビが発生したときの手間を思うとお得に感じました。”
(30代・会社員)
“車を持っていないのでトランクルームまで荷物を運べないと思っていたが、運搬のサービスもある事を知って利用を検討しようと思えた。”
(30代・パート)
“自宅では捨てたくない衣類が多くあり、そのような中で衣類を定期的に整理するなどして湿気・カビ対策を行うのは手間がかなりかかる。そのため、気軽に利用でき、大量に衣類を収納できるトランクルームを湿気やカビ対策として使うことは多少お金がかかっても良いことだと思う。”
(20代・学生)
使えない派の意見
今回、反対派というよりは、サービスとして良い点があると感じるけれど、荷物の少なさ等から自分には必要でない(10.5%)場合や、費用面・立地等から自分にとって使いやすい条件でないので自分は使わない(7.5%)というケースが多くみられました。
全体として、特にネックとなった部分はお金がかかる(16.8%)ことへの抵抗感であり、トランクルームを使うには前提としてお金の余裕が必要(5.0%)という意見もありました。
しかし、前述のように、調べてみたら利用料金が想像よりお得だったという意見や、カビが発生した時のロスや後始末を考えるとトランクルームを使う方がコスパが良くなるという考え方もあり、出費があるからといって一概に贅沢・もったいないというわけではないと言えるでしょう。
また、トランクルームに収納した荷物の出し入れが大変(7.3%)という意見があるほか、自宅のすぐ近くになければ使えないという意見が多く見られました。この問題は、お荷物運搬サービスを活用することで解決できます。お荷物運搬サービスでは、自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。
“収納場所が狭かったりする方には、良いと思います。対応もしっかりしていると思います。ただ、月額料金がかかってくるので、ファミリー層は考えてしまうと思います。”
(40代・在宅ワーカー)
“いいとは思うけど、トランクルームを使用することで収納したものを使わなくなりそう。”
(40代・職種未記入)
“興味はあるが、やはり金額が気になってすぐに利用は考えにくい。”
(40代・主婦)
“便利だと思いますが、どこのサービスも自宅が距離があるので取りに行き来するのが面倒に感じるので、利用しないと思います。”
(20代・専業主婦)
“カビ対策や安全性、運搬サービスなど魅力は感じるが、まだ量も少ないので、家の収納に困ってきたら検討しようと思う。”
(40代・パート)
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、収納スペースの湿気・カビ対策とトランクルームの活用についてお話しました。
通気・湿気対策に配慮したトランクルームを活用することで、ゆとりある収納状態にすることができ、大切な荷物を湿気やカビから守りやすくなります。トランクルームを賢く使うことで、湿気・カビへの不安や対策の大変さが軽減されれば、梅雨時期のスッキリしない気分も晴れてくるのではないでしょうか。
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【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年5月13日から5月16日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ