梅雨の部屋干しはどこに干す?自宅スペースの確保が大変!
梅雨の季節の悩みと言えば、毎日のように続く雨と、洗濯物が外干し出来ないことではないでしょうか。なかなかスッキリ乾かず、干し続けているうちに次の部屋干しがくる状況や、干している服ばかりで思うように服が使えなかったり、カラッと乾いたタオルが足りなかったりしますね。そこで今回は、普段なかなか聞けない部屋干しの実態と、もっと快適に部屋干しができるアイデアをまとめましたので是非ご覧ください。
梅雨時期の洗濯物に悩んでいる?
アンケートでは始めに、回答者が梅雨時期に洗濯物を干す際の悩みがあるかを尋ねました。
今回の調査では、梅雨時期の洗濯物干しに悩んでいると答えた方は70.0%という結果になりました。
雨が続くとどうしても外干しができなくて洗濯が滞りがちですが、具体的には、どのような悩みを持っているのでしょうか。
梅雨時期の洗濯物のお悩み
梅雨時期ならではの洗濯物の悩みについて、具体的な内容を尋ねてみました。
洗濯物が乾かず悪循環に
最も多く挙がった悩みは洗濯物がなかなか乾かない(62.1%)ことでした。雨の日の部屋干しがなかなか乾かないことに加え、湿度が高く曇りの日も多い梅雨時期だからこそ外干ししてもすっきり乾きにくい日が多いのも難点です。
洗濯物がなかなか乾かないことで生乾きになり、部屋干しのにおいが気になる(34.6%)、乾くまで干しづらく洗濯物がたまる(4.6%)、急いで乾かすために乾燥機等を使って乾かすのに電気代がかかる(1.8%)という回答が目立ちました。
特に困るのはバスタオルやシーツ等の大きな物、厚地のものが乾かないことです。いつまでもすっきり乾かず、部屋干しで場所を取り続ける大きな洗濯物は特に、屋外に干せないのが不便(5.7%)という声がよく聞かれました。
ずっと部屋干ししていると、部屋に湿気がこもる(7.1%)、カビが生えそうで気になる(0.7%)といった住環境への悪影響も生じてきます。実際、部屋干ししている部屋にカビが生えて困った経験をした方もいらっしゃいました。
部屋干しのスペース問題
3番目に多く挙がったのは部屋干しのスペースが狭い(18.6%)ことでした。
そもそも部屋干しに取れるスペースが狭い場合もありますが、それよりも深刻なのが、洗濯物が乾かなくて干し続け、取り込めないために、次の洗濯物と一緒に干す状態になり場所が足りなくなるケースです。
また、干しやすい日を待ってためてしまった洗濯物の量が多かったり、タオルやシーツ等の大きく乾きにくいものを部屋干ししようとするとスペースが足りず大きく広げられないという難点も悩みとして挙がりました。
このような状態が続くと、部屋干しで(生活)スペースが狭くなる(4.6%)、部屋干しの洗濯物が邪魔に感じる(1.8%)という状況が起こってきます。
物理的に狭く感じるだけでなく、生活感を感じる、あまりきれいでない光景は心理的にも嬉しいものではなく、圧迫を感じることもあるようでした。
梅雨時の洗濯物はどこに干している?
部屋干しのスペースが狭いという悩みを持つ方が多いようですが、具体的には洗濯物をどこに干す方が多いのでしょうか。
生活のメインでない洋室に部屋干し
最も多かったのは、洋室(55.1%)に部屋干しする方でした。空き部屋(7.5%)を含め、生活のメインとなる部屋以外に部屋干しし、普段の動線の邪魔にならないようにしている方が多いようです。
また、室内の竿・レール(15.7%)で部屋干ししている方も多いようです。例えば、部屋干し用の竿を用意したり、カーテンレールにかけることで窓際で干せるようにしている方も多くいらっしゃいました。
生活のメインとなるリビング・寝室の広さを活用
上記とは逆に、リビング(24.6%)、寝室(6.8%)に部屋干しする派である方もいらっしゃいました。部屋が広くて部屋干しのスペースを取りやすいこと、生活の中で頻繁に通る場所なのでこまめに乾き具合を見られることがメリットです。
また、浴室(24.6%)は、比較的広い場所が取れ、かつ乾燥機能が使えることが多いので人気でした。
洗濯物を乾燥させるのに工夫していることは?
梅雨時期は部屋干しや湿気の多さでとにかく乾かない、というのが多くの方に共通する悩みだと分かりましたが、少しでも早く乾燥させるために工夫していることはあるのでしょうか。
風や温風をあてて乾燥させる
第1位は扇風機(26.4%)でした。洗濯物に直接風を当てることで水分を飛ばし乾燥させる方が多いようです。熱を与えるものと異なり、電気代の面でも手軽な対策として好まれているようです。
他にも風・温風・空気の流れで乾かす対策として、乾燥機(11.4%)、サーキュレーター(10.4%)、エアコン(10.0%)、浴室乾燥(8.6%)、換気(5.7%)、換気扇(2.1%)等がありました。
湿気・水気を減らして乾燥しやすくする
第2位は除湿機(18.9%)で、同様にエアコンの除湿機能を活用している方も多いことが分かりました。さらに、洗濯機の部屋干しモード等を使って脱水の強化(2.1%)をし、少しでも早く乾くようにしておく方法もありました。
先ほど出た換気に関する対策も、湿気がこもらないようにして湿度を上げない対策であると言えます。
悩みを解消する洗濯の工夫
洗濯物の生乾き防止対策としては、干す時に間隔を開ける(8.2%)、部屋干し用の洗剤を使う(3.9%)、こまめに洗濯する(2.1%)ことで一回あたりの量を減らす等の工夫がありました。
清潔な状態をたもち、できるだけ早く乾くようにする方法を多くの方が工夫して模索しているようです。
洗濯物のスペースは場所を取る?
先ほどの洗濯物に関する悩みにも部屋干しのスペースに関する悩みがありましたが、洗濯物のスペースが場所を取って自宅スペースが狭くなっていると感じている方はどのくらいいるのでしょうか。
部屋干しをすることで自宅スペースが狭くなると答えた方は58.0%でした。
約6割の方が生活スペースにある部屋干しの洗濯物が気になり、圧迫感を感じたり、時には動線が制限されたりして自宅スペースが狭くなると感じているようです。
生活のメインとなる部屋以外で部屋干しをする方や浴室乾燥等を活用する方は自宅スペースが狭くなると感じない傾向にあるようですが、部屋干し量が多くなると、部屋干し用の定位置だけではおさまらなくなったりして、やはり自宅のスペースを圧迫していると感じることもあるようです。
自宅が片付いたら洗濯物スペースを確保できそう?
部屋干しのスペースが不足しがちと感じている方は多いようですが、そもそも自宅の生活スペース自体が少ないために部屋干しの場所まで少なくなっていると感じることはあるのでしょうか。
自宅が片付いてスペースが広がったら部屋干しスペースが確保できると答えた方は約2割(19.8%)でした。
そもそもの部屋の面積や間取り等、他の原因ももちろんありますが、それでも5人に1人は自宅の片付けが部屋干しスペースにも好影響を及ぼすと考えていることがわかります。
片付けたいものはどんなもの?
自宅の片付けが部屋干しスペースの改善につながると答えた方に、具体的に片付けたいものを尋ねてみました。
使っていない家具・家電が場所をとる
第1位は家具・家電(47.8%)でした。今回のアンケートでは、今は頻繁に使わない家具があり、自宅内でスペースを取っているケースや、シーズンオフの家電が邪魔になっているケースが頻繁に見られました。
使わなくなったおもちゃ・衣類
第2位はおもちゃ(19.6%)、第3位は衣類(17.4%)でした。子供が大きくなったが処分しづらくてできなかったおもちゃや、シーズンオフの服等が場所をとってしまっていることが多いようです。
整理したくてもまだできていなかった場合は見直す必要がありますが、今後も使うことがあるものや、今後も思い出として残しておきたいもの等は、これからも自宅に残っていくものだといえます。
季節ものの家具/家電をトランクルームに預けることをどう思う?
自宅の片付けを考える際「整理してもなお場所が必要なもの」を保管する場所としてトランクルームを利用する方法があります。この方法についてどう思うかを今回のアンケートで聞いてみました。回答者の様々な意見から、具体的なメリット・デメリットを考えていきましょう。
使える派の意見
今回、最も割合が高かったのは良いアイデアと思う(45.5%)でした。
中でも、普段頻繁に使わないものをトランクルームに置けたら家のスペースがスッキリする(13.5%)、便利(4.0%)、(利用に前向きなために)料金が安くあってほしい(6.8%)、家の近くにあれば良い(5.3%)という意見が目立ちました。
どんな人にとって役立つかという視点では収納スペースがない場合に良い(5.0%)、(預けるものが)使用頻度が少なければ良い(3.5%)という意見が多くありました。
部屋干しスペースの不足からトランクルームの活用を考えるのは定番ではないかもしれませんが、背景として自宅のスペース不足があるならば、トランクルームの活用は生活をより良くするために非常に良い方法だと言えます。自宅の生活スペースが広がることで、部屋干しだけでなく、生活全体がより過ごしやすくなるでしょう。
“部屋が広くなればそれだけ空気も循環しやすそうなので、除湿機の効果も上がるかもと思いました。”
(40代・専業主婦)
“物があると洗濯物の乾燥にも影響するため、トランクルームなど自宅以外に不要なものを預けることは有効だと思う。ただし、コストと自宅からの距離との兼ね合いも重要な要素になると思う。”
(60代以上・会社員)
“梅雨時期だけでなく普段も部屋が広くなって良いと思いました”
(30代・食品製造業)
“非常に効率的だと思う。近所に一時的に借りられるトランクルームがあれば、ぜひ借りたいと思います。そうすれば、もっと洗濯物を干すスペースができるので、凄く役に立ちそう”
(40代・フリーランスライター)
“良い方法だと感じる。普段使用しないものや不必要なものを一時的にトランクルームに預けることができると、自宅の空いたスペースを有効活用することができると感じ、そのスペースで洗濯物を干したりすれば梅雨の時期の干すことができずに溜まっていく洗濯物の悩みがなくなりそうだと思ったから。”
(30代・飲食店接客業)
使えない派の意見
今回、最もネックであったのがお金がかかる(16.8%)ということでした。特に、今回の部屋干しスペース不足の背景にある生活スペースの不足に目を向けない場合、洗濯物だけのためにトランクルームの利用料金を払いたくないという意見でした。
また、そこまで困っていないので必要でない(12.8%)、自分は使わない(5.8%)、そもそも荷物を減らすのも大切(6.5%)という意見も多くありました。
生活スペースをより広くし、より快適に過ごせるようにすることを目的とすれば、トランクルームを利用することによるメリットを感じられるのではないでしょうか。
また、荷物の出し入れが大変(11.8%)という意見もありました。
この問題は、お荷物運搬サービスを活用することで解決できます。お荷物運搬サービスでは、自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。しかも、年中無休で24時間いつでも依頼でき、最短3日後には作業実施可能なので、欲しい時すぐに使うことが可能です。
“トランクルームに預けてしまったらいざという時に困りそうなのと、預けてること忘れて新しく購入してしまいそうなので、私は利用しないかなと。”
(30代・会社員)
“トランクルームの費用を考えると抵抗があります。現在は使用しない不要なものを捨てることを検討します。”
(60代以上・自営業)
“トランクルームに預けるほど使用しないものがたくさんあるわけではないので、もったいなく感じます。”
(50代・専業主婦)
“近くにあればいいですが、距離があると急に必要な時など、取りに行くのが面倒です。”
(50代・会社員)
“梅雨の時期はそんなに長くないので、トランクルームまで使用しなくてもいいかなと思います。トランクルームよりはコインランドリーでの乾燥などの方が手軽ではないかと考えます。”
(30代・主婦)
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、梅雨に伴う洗濯物干しの悩みや実態、トランクルームの活用についてもお話しました。
部屋干しスペースは雨が続くとどんどん足りなくなっていく傾向にありますが、その不足には実はそもそも生活スペースの不足が影響しているかもしれません。そんな時、役に立つのがトランクルームです。
あなたも自宅の生活スペースをもう一度見直して、必要に応じてトランクルームを活用し、生活全体の向上とともに、梅雨時期の部屋干しももっと快適にしてみませんか。
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【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年5月16日から5月19日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ