冬服のクリーニング・洗濯は8月がオススメ!季節外の衣服の収納の悩み

2022.07.29

日差しが熱く照りつける真夏の日々がやってきました。熱中症が心配、出歩くのも大変、家にいても暑さで家事が捗りにくい…そんなモードになっているあなた、この暑さを逆手にとって秋冬物の服を効率的にお手入れしてみませんか。今回は、アンケートをもとに秋冬服のお手入れの悩みと夏のお手入れならではのメリットについて考えます。また、かさばりがちなシーズンオフの衣類の収納の悩みと役立つ収納アイデアについても掘り下げますのでぜひご覧ください。

冬服の衣替えはいつやっている?

アンケートでは始めに、回答者が普段、冬服の衣替えをいつ行っているかを尋ねました。

今回の調査では、冬服の衣替えを春に行なっていると答えた方が57.5%で多数派という結果になりました。

暖かくなってきて真冬の服から薄手の長袖、さらに春夏の服と着る物が時期を追って変化していく中で、使わなくなった冬物を春夏物と入れ替える形でお手入れ・収納する場合が多いようです。

しかしそこでよくある悩みが「長袖をいつしまうか」という問題です。最近は5月に夏のような暑さになった後に梅雨で一気に肌寒くなることも多く、それに備えてなかなか長袖をしまえなかったり、逆に片付けてしまったものをまた引っ張り出してきたりした経験がある方は多いのではないでしょうか。

その上、やっと長袖を使わなくなったと思った時には梅雨どき、普段の洗濯物さえ乾かないのに冬物を洗う余裕なんてとてもない、というパターンに陥ることもあるでしょう。そんなことをしているうちに、冬服をお手入れするタイミングを失ってしまう場合もあるのではないでしょうか。異常気象が多く予想がつかない気候に悩まされる昨今なら尚更です。

アンケートでも、冬服の衣替えを夏に行う方が19.5%、その他(秋・やらない等)が22.5%で、合わせて4割強となりました。

そしてもちろん、今回注目する「あえて夏に冬服の衣替えやお手入れをする」という方も多くいらっしゃいました。その理由とメリットは何かを考える上でキーワードとなる「クリーニング」と「洗濯」について考えていきましょう。

衣替えのタイミングでクリーニング・洗濯もしている

次に、冬服の衣替えと同時にクリーニングや洗濯をしているかについても尋ねてみました。

アンケートでは約8割(80.5%)の方が衣替えの際にクリーニング・洗濯を行っていると回答しました。

次に使う時のためにきれいにしておきたいという思いはもちろんのこと、きれいにしておかないと服の劣化を招いたり、汚れの酸化によって冬になかったシミが時間を経て現れることもあるので、しまう前に清潔にしておくことが基本と考える方が多いようです。

冬服のクリーニング・洗濯は8月がオススメって知っていた?

冬服の衣替えの際にクリーニング・洗濯でのお手入れはやはり必要なことであると言えそうですが、厚くてかさばる冬服のクリーニング・洗濯に最適なのが真夏、特に8月です。そのメリットをまとめてみました。

【8月に冬服をクリーニングするメリット】

  • ・8月は衣替えのオフシーズンのため春・秋より料金が安い場合がある
  • ・店舗によってコート等冬物のクリーニングを値引きしている場合がある
  • ・夏休みのため制服クリーニングの割引キャンペーンをやっているお店が多い

普段春に冬服のクリーニングをしている方が夏までわざわざ待つほどではないかもしれませんが、少なくともクリーニングを急がないでも良い服やクリーニングを出しそびれてしまった服については8月がチャンスと言えるでしょう。

【8月に冬服を洗濯するメリット】

  • ・短時間ですっきり乾いて衛生的
  • ・日常の洗濯物干しに影響しにくい(洗濯物がすぐ乾くので干し場所を圧迫せず、日常の洗濯のあともう一回分洗濯して冬物の洗濯をすることも可能)

シンプルに素早くすっきり乾くことがメリットですが、この十分な乾燥があらゆる副次的なメリットをもたらし、冬服のお手入れにおける多くの悩みを解決するのですが、これについては後ほど詳しくご紹介しましょう。

アンケートでは、冬服のクリーニング・洗濯を夏(8月)に行うと良いことを知っていたかどうか尋ねました。

冬服のクリーニング・洗濯を夏に行うと良いことを知っていたと答えた方は1割強(11.0%)でした。

あまり多い数値とは言えませんが、知っていたと答えた方の48%は実際に夏に冬服の衣替えを実践していたことがわかりました。

つまり、知識として知っておくことで、これからお話するような冬服のお手入れの悩みを解消する良策として実践できるかもしれません。

そこで、ここからは冬服のクリーニング・洗濯の実態と悩みについて掘り下げていきましょう。

冬服でクリーニングに出すのは何着くらい?

冬服は大きいもの・厚いもの・自宅で洗えないものが多い傾向にありますが、クリーニングに出すのは何着程度の方が多いのでしょうか。アンケート回答者にクリーニングを利用する着数を尋ねてみました。

第1位は0〜4着(63.0%)、第2位は5〜9着(25.8%)で、合わせると約9割(88.8%)の方が10着未満と答えました。

また、具体的に何をクリーニングに出すのかを尋ねました。

突出して多かったのがコート(72.3%)でした。特に、ウールのコートと明示をしていた方が多く見られました。

他にも、冬物ならではの服で自宅でお手入れしにくいダウンコート・ダウンジャケット(19.8%)セーター・ニット(14.5%)が多くみられた他、冬物に限らずスーツ(14.8%)制服(2.5%)はクリーニングに出すと決めている方も見受けられました。

なお、着数が少ない方はコートだけ・スーツや制服だけの方が多く、着数が多い方はコートに加えてセーター・ニット、おしゃれ着、ウール製品、マフラー等の小物等自宅で洗いにくいものをできるだけプロに任せている傾向にありました。

自宅で冬服を洗濯する際の悩み

続いて、自宅での洗濯に目を向けてみましょう。冬服を自宅で洗濯する場合に悩みがあるか、ある場合はどんな悩みかを尋ねました。

乾きにくいのが一番の悩み

第1位は「乾きにくい(25.0%)」という悩みでした。厚い素材の洗濯物を春先に干す場合が多く、長い時間干してもなかなか乾かないと感じる方や、完全に乾いたかわからないと感じる方が多く見られました。

この乾きにくさは洗濯の段取りに大きな影響を及ぼし、新たな悩みを生んでしまいます。

第5位の「一度に多く洗えない(11.0%)」と答えた方の中には、なかなか乾かないから干し場所がなくなるので少しずつしか洗えないと答えた方が多く含まれていました。

(グラフ外ですが、「干す場所の確保が大変(4.8%)」と感じるという意見も頻繁に挙がっていました。)

そのため、おのずと「洗濯の回数が増える(8.8%)」「手間がかかる(9.8%)」という状況になりやすいようです。

乾きにくさは服の品質劣化にもつながる

乾きにくさは洗濯の手間を増やして干し場所をとるだけでなく、服そのものの品質劣化にも大きく関係しています。

具体的には、分厚い冬服を長時間ハンガーにかけて乾かすことで、服の重さで伸びて形崩れするという経験をした方は多く、悩みにも「形崩れが心配(8.3%)」という声が聞かれました。平らに広げて干すにも場所を取りやすい難点があります。

また、すっきり乾かないことで「生乾きの臭いが気になる(0.5%・グラフ外)」、長時間の乾燥でパサパサ・ゴワゴワな質感になる等「質感・色味の劣化が気になる(16.8%)」という意見が集まりました。

つまり、今回のテーマである夏(特に8月)に冬服の洗濯をすることで、短時間ですっきりと乾かすことができ、時間や手間を削減できる上、服の仕上がりの質も向上できることが分かります。

自宅でお手入れしにくい素材は厄介!

今回印象的だったのが「お手入れ方法がわかりにくい(6.0%)」という意見で、洗濯表示だけではどんなお手入れをするとよいか判断しづらいという声や、実は正しいお手入れ方法か自信がないが我流で続けているという意見が多数ありました。

正しいお手入れ方法をそもそも知らない場合に加え、脱水をどの程度までやっても大丈夫か判断できない等、適切な「程度・強さ」に悩んでいる方も多いようです。

また、冬服の素材は「洗濯機にかけられないものが多い(9.5%)」ので「手洗いが大変(4.3%・グラフ外)」で、洗うこと自体できないものも多いと言えます。節約のために自宅で洗った場合には、風合い等「質感・色味の劣化が気になる(16.8%)」、「(ニット等が)縮む(14.8%)」、「しわになりやすい(4.5%・グラフ外)」、「毛玉ができる(3.0%・グラフ外)」等、何かと悩みが多くお手入れに気を遣う実情が見えてきました。

こちらについても、もし安価であればプロに任せてクリーニングに出したいという服があれば、夏にクリーニングを出す方法によりコスト削減できる場合があり、悩みが解消・軽減されるかもしれません

冬服の洗濯後の収納はスペースを圧迫

続いては、冬服の収納についての実情について考えていきましょう。季節的に使わなくなった冬服をお手入れした後に収納する際、収納スペースへの圧迫を感じている方はどのくらいの割合なのでしょうか。

冬服がクリーニング・洗濯後に収納スペースを圧迫していると答えた方は約8割(79.8%)でした。

1枚1枚が厚く、畳んでもボリュームが出てしまいがちな冬服は、衣替えで収納をする際にどうしても場所を取りがちです。冬服を出している冬と使わずに収納している季節では収納スペースの余裕が全然違うと感じる方は多いようです。

しかも、次に寒くなってくる頃まで使わないままになるので、別の用途で収納を使う時に冬服が邪魔に感じる場合も多いのではないでしょうか。

冬服の収納は主にどうしている?

アンケートでは次に、冬服の収納場所・収納方法について尋ねてみました。

畳まずかけておけるクローゼットが人気

第1位はクローゼット(68.3%)でした。コート・ダウン・ジャケット等のアウター類等を中心に、畳まずそのままハンガーにかけておけるので好まれている傾向にありました。

ハンガーにかけておく冬服と一緒に、畳める冬服もクローゼットにまとめている方が多くみられます。

畳めるものは収納ボックス・衣装ケースに

第2位は収納ボックス・衣装ケース(42.3%)でした。

ハンガーにかけるものはクローゼットに、畳めるものは収納ボックスや衣装ケースに、と仕分けしているパターンが最も多く見られました。

タンス・棚・引き出し(4.5%)よりも収納ボックスや衣装ケースが好まれるのは、冬服が厚みがあって膨らみがちなことから、どうしても押し込む形でしまうようになったり、引き出し等の出し入れ時に挟まったりしがちであることも大きく影響しているようです。

圧縮袋は賛否両論

第3位は圧縮袋(8.5%)でした。しかしこちらは賛否両論あるというのが実情のようです。

かさばる冬服だからこそ圧縮袋がないと収納しづらいという意見もあれば、つぶされた状態で長期保管するので風合いが変わったり取れにくいしわがついたりと、元に戻らなくなることが心配なので圧縮袋は使わないという意見もありました。ちなみにこれは以前、羽毛布団の収納についても同様の問題が見られました。

圧縮によって衣類をいためないためには、空気を完全には抜きすぎず短時間で圧縮を終えることがポイントです。また、羽毛布団については、羽毛布団専用の圧縮袋が使えるケースもあります。

圧縮したいけれど劣化が心配な方は、圧縮方法について調べてみると悩みが解消できるかもしれません。

季節外の衣類をトランクルームに預けるという選択肢

冬服の収納について考えると、厚くてかさばる冬服をできるだけコンパクトにまとめたいけれど、デリケートな冬服を傷めないために適切なスペースを使って負担のかからない収納方法が必要であるという、相反する2点の両立が大きな課題であることが分かってきました。

そんな時、自宅の収納スペース自体を広く取れれば問題が解決する場合があり、季節外の衣類をトランクルームに収納すれば、衣類収納に必要なスペースを十分に確保でき、自宅の収納スペースにもゆとりができます。この方法についてどう思うかを今回のアンケートで聞いてみました。

今回のアンケートでは季節外の衣類をトランクルームに預けることを良い方法と判断したのは30.5%でした。

使える派の意見

季節外の服をトランクルームに預ける方法を良いと感じた方の意見は主に下記の4点に集約されました。

【良いと思った理由】

  • ・自宅のスペースがすっきりし、有効活用できるから
  • ・使わない期間に収納スペース内で邪魔になってしまうから
  • ・冬服の収納圧迫や収納スペースの不足が気になっていて必要に迫られているから
  • ・空調等が整っている保管環境に適したトランクルームを利用できれば安心だから

上記のように自宅を広々とすっきりさせて快適に過ごせることに加え、適切な環境で保管できることにメリットを感じている方も多く見られました。

 

User’s Voice

“冬服のせいでクローゼットがいっぱいになってしまっているから。”
(30代・専業主婦)

“長い期間使わないのであれば、トランクルームに預けた方が、収納スペースに余裕ができ、他の物がおけるからです。”
(40代・看護師)

“本当は服を圧縮したくないので。”
(40代・パート)

“自宅だと単にしまうだけでなく、カビや匂い対策なども必要になってくるので、空調や湿度の管理されたようなトランクルームがあるなら便利だなと思ったので「あり」です”
(40代・会社員)

 

使えない派の意見

季節外の服をトランクルームに預けない方がよいと感じた方の意見は主に下記の4点に集約されました。

【預けないほうがよいと思った理由】

  • ・お金がかかる
  • ・収納スペースに困っておらず必要性を感じない
  • ・自宅から収納しに行く・使いたい時に取りに行くのが大変
  • ・保管環境に不安がある

収納スペースの条件は家によって異なり、家族が多いケースや職業柄等で多くの服が必要な方もおられます。そのような方にとってトランクルームは大きな助けとなるかもしれません。

保管環境が不安という方もいらっしゃいましたが、空調や温度管理等に配慮したトランクルームも利用できるので安心です。

また、荷物の出し入れが大変という問題については、お荷物運搬サービスを活用することで解決できます。自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。しかも、年中無休で24時間いつでも依頼でき、最短3日後には作業実施可能なので、欲しい時すぐに使うことが可能です。

 

User’s Voice

“収納場所がギリギリあるし料金がもったいない。”
(20代・製造業事務)

“持って行ったり、取りに行ったりするのが面倒だからです。”
(50代・専業主婦)

“コストもかかるし取りに行くのに億劫、かつ温度や湿度管理など衛生面で不安があるから。”
(60代以上・自営業)

 

必要な時だけトランクルームを利用するのはアリ?

冬服の収納について考える場合、冬服を使わない期間だけ収納スペースの圧迫が気になるケースが多く見られます。また、毎月の利用料金を考えると思いとどまってしまうという方が非常に多いようです。

それなら、冬服のシーズンオフのみ等、必要な時だけトランクルームを利用する方法については、回答者はどう感じるのでしょうか。

必要な期間だけのトランクルーム利用が良いと判断した方は48.0%で、半数近くにまでアップしました。

無駄がなくて良いと感じた方や、そもそも短期間のみの利用ができないものと思っていた方が多かったようです。

トランクルームは季節や引越し時期等の短期間の利用も可能で、必要なときにピンポイントにお役に立てる便利なサービスなのです。

 

User’s Voice

“必要な時期・必要な量だけだったらお金があまりかからないと思うからです。”
(40代・専業主婦)

“使わない季節に置きたい”
(40代・自営業)

 

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、夏に行う冬服の衣替えとお手入れや、冬服の収納とトランクルームの活用についてもお話しました。

夏の気温や日差しを有効活用することで冬服をいたわりながら効率よくケアすることができます。また、衣替えのハイシーズンよりクリーニングがお得にできる場合があります。

冬服だからこそ収納時にかさばるけれど、冬服のデリケートな素材だからこそふんわりと保管したいという両立も悩みどころです。そんな時、トランクルームを利用すれば、収納スペースの自由度を上げ、ご自宅の冬服収納がもっと快適になるかもしれません。

厚手が多い冬服の収納や寝具の収納について別記事でもアンケート調査をしていますので、ぜひご覧ください。

冬服から春服への衣替え!厚手が多い冬服の収納はどうする?

冬の寝具はどこにしまう?大きい寝具の収納悩み調査

 

衣服の収納における大切な課題である収納の湿気・カビ対策や除湿について特集しています。通気・湿気対策に配慮したトランクルームの話題についても触れていますのでぜひご覧ください。

収納の湿気・カビのお悩み!梅雨時期の収納はどうしてる?

梅雨時に活用する人が多数!除湿機の利用と収納の悩み

梅雨の部屋干しはどこに干す?自宅スペースの確保が大変!

ジメジメした梅雨の終わり!この時期にやっておくべき収納スペースの換気と整理整頓

 

トランクルームを利用し始めたきっかけの第5位は「季節毎の荷物置き場」にしたいという使い方の希望でした。シーズンオフの荷物保管とトランクルームについて考えていますのでご覧ください。

トランクルームを利用し始めたきっかけとは?アンケートからユーザーの本音を探ろう!

 

荷物の搬入・搬出・運搬の負担を軽減する「お荷物運搬サービス」について、アンケートを交えて特集していますので是非ご覧ください。

アンケートで判明!幅広いユーザーのニーズに応えられるのは「荷物運搬サービス」

 

トランクルームを利用する理由の第7位は「オフシーズンの家財・衣類等の保管」でした。トランクルームユーザーの活用方法をぜひご覧ください。

【トランクルームに関するアンケート】アンケートで発見!トランクルームを快適・便利に活用する賢い使い方

 

【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年7月8日から7月11日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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