季節ごとの寝具を衣替え!お手入れ法や収納のアイデア

2022.10.12

肌寒くなるのが少し早めに感じられる今秋。秋冬用の厚めの寝具を出してきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。気候にあった寝具を使うことは、風邪をひきにくくなる等、健康に直結します。そこで今回は、アンケートをもとに、季節ごとの寝具の衣替えとお手入れ・収納の事情を掘り下げます。人となかなか話す機会がなく「我が家のルール」が色濃く出る寝具の衣替えだからこそ、興味深いアンケート結果に注目です。

季節に合わせて寝具の衣替えを実施している?

アンケートでは始めに、季節に合わせて寝具の衣替えを実施しているかを尋ねました。

季節に合わせて寝具の衣替えを実施していると答えた方は88.3%を占めました。布団を使う方・ベッドを使う方を合算したアンケート結果ですが、約9割という高い割合です。

四季がはっきりしており、季節ごとの気温差・気候差がある日本ではやはり、通年同じ寝具を使うのではなく、季節に応じた寝具を使うことで快適な睡眠を得られるようです。

冬用・夏用寝具を使っている人が多数

次に、寝具の衣替えを実施する時期について尋ねました。

全ての季節に衣替えする方は約2割

季節が変わるたび、全ての季節において寝具の衣替えをする方は21.8%(濃赤のグラフ)で、全体の約2割を占めました。夏の薄手・冬の厚手はもちろん、その間の季節に合った暑さや素材感の寝具だと快適なのでこまめに変えているようです。

一方、全ての季節ではないけれど、暑さ寒さに応じて衣替えをしている方は残りの8割弱(78.2%)で、薄赤色のグラフが衣替えしている季節を表しています。詳しく分析していきましょう。

冬用の厚手寝具・夏用の薄手寝具を使う方が多数

年数回寝具の衣替えをする方のうち、特に多かったのが冬用に衣替え(71.1%)夏用に衣替え(66.6%)でした。

全ての季節に衣替えする方(21.8%)も冬用・夏用の寝具に衣替えすることを考えると、全体では冬用の衣替えをする方は9割を超え(92.9%)、夏用の衣替えは9割弱(88.4%)となり、ほとんどの方が冬用・夏用の寝具を使っていることがわかりました。

夏用がわずかに低いのは、他の季節にも使っている薄手毛布を活用したり、タオルケット等、タンス等からすぐ出せて衣替えという感覚にまではならない薄手寝具を出して使う場合があるからのようです。

一方、春用・秋用への衣替えはそれぞれ6%程度で、合物として冬用を部分的に使ったり夏用にプラスして使っている場合が多いことがわかりました。

寝具の衣替えが1番大変な季節

ほとんどの方が年に複数回寝具の衣替えをしていることがわかりました。そこで、寝具の衣替えをするのが1番大変に感じる季節はいつか尋ねました。ここでいう大変さとは、収納する前のお手入れと、これからの季節の寝具を出しシーズンオフの寝具を収納する作業等に関する大変さです。

厚手寝具を収納する春夏の衣替えが大変

アンケートでは、冬春の寝具を収納し夏の寝具を出してくる夏の衣替えが大変と答えた方が最も多く、41.6%でした。

さらに、秋冬用の寝具を収納し春夏用の寝具を出してくる春の衣替えが大変と答えた方は40.5%で拮抗していました。

タイミングは少し違えど、春・夏とも厚手の寝具を収納する季節が大変ということが共通しており、春夏を合わせると82.1%もの方が厚手寝具のお手入れと収納を大変だと感じていることが分かります。

冬の厚手寝具は出してくるだけでも大変

一つ前の質問で冬用の衣替えをする方が9割超だった割には、この質問で冬の衣替えが一番大変と答えた方は15.3%で低いですが、注目しておきたいポイントが2つあります。

1つ目は、冬用の厚手寝具は出すだけでも重労働ということです。

後の収納方法の話題でも説明しますが、場所を取るシーズンオフの寝具は普段の生活や収納利用の邪魔にならないように収納スペースの「奥の方」「上の方」にしまっている場合が多いようです。そのため、出すときに手前にある荷物を退けたり、届きにくい場所から重い厚手寝具を引っ張って支えるのが重労働と感じる方は多いようです。

特に腰痛や膝痛持ち等の方には辛い作業だと言えるでしょう。

2つ目は、夏等の汗ばむ季節に使ってきた薄手寝具を収納する前のお手入れに気を遣うことです。

収納時にカビ・臭い・虫食い等がないように衛生的に保管する必要がありますが、冬の優しい日差しや曇りがちな天気ではスッキリ乾きにくい場合があります。

そこで、寝具の収納前のお手入れにも目を向け、詳しく分析していきましょう。

衣替えの寝具はどうやってお手入れする?

アンケートでは、衣替え時に収納する前に寝具をどのように手入れしているのか、具体的な方法を自由記述で尋ねました。さらに、お手入れ内容を項目化して分類してみました。

洗濯と天日干しが基本・難しければクリーニングに

第1位は「洗濯する(53.3%)」でした。薄手のシーツや毛布等から丸洗いできる布団まで、洗えるものは自宅で洗濯するのが主流のようです。

また、自宅の洗濯機では小さいという場合には第4位の「コインランドリーで洗う(7.5%)」という方もいます。この方法は、ゆとりある洗濯槽でしっかり洗えて、そのまま乾燥までしっかりできるので便利という声がありました。

洗濯できるものは洗った上で、洗濯できない寝具の場合は第2位の「天日干しする(33.5%)」という流れが多数派でした。

なお、この割合には「洗濯とともにしっかり天日干しをする」と答えた方も含まれています。

天日干しの記載がなくても洗濯の一環で外干ししている方は多いと考えられるので、実際天日干ししている方の割合はより多いと想定されます。

さらに、洗えない寝具は天日干しのみではなく第3位の「クリーニングに出す(14.8%)」ことでしっかり汚れを落とすという意見もありました。また、自宅でケアすると寝具の劣化が心配なので全てクリーニングに出してプロに任せるという方も多数見受けられました。

寝具の清潔感と品質を保つためのお手入れ

汚れを落として清潔にする基本のお手入れにプラスして、寝具の清潔感と品質を保つためのお手入れをしている方も見られました。

まずは湿気を残さないために「長めに干す(4.5%)」ことを心がけているという声がありました。特に、春先に厚手の寝具を収納する際には、気候的にすっきりと乾き切らないのが気になることが多く、何日も干して乾かすというケースが多いようです。

同じく、湿気を残さずしっかり乾燥させるために「布団乾燥機をかける(4.0%)」という意見や、収納時に除湿剤を入れるなどして「湿度対策をする(2.3%)」という意見もありました。

他には「防虫対策をする(3.0%)」・「布団用掃除機を使う(2.3%)」・「臭い対策をする(2.0%)」等、汚れや臭いをできるだけ取り除く対策・収納時のトラブルから守る対策をプラスしている方が多いようです。

お手入れだけじゃなく収納するのも大変

ここまで見てきて、寝具の衣替えはかなり大がかりなものであり、お手入れもなかなか大変であることが分かりました。

お手入れ後はシーズンオフの大きい寝具を収納することになりますが、寝具の収納を大変と感じている方はどのくらいの割合なのでしょうか。

寝具の衣替え時に寝具を収納することが大変だと感じている方は73.5%でした。4人中3人程度が大変と感じており、特に重みのある冬物の厚手布団の収納作業が重労働かつ場所を取るので大変という意見が頻繁に見られました。

寝具の収納どうしてる?

衣替え時の寝具の収納は、収納するために折り畳む・運ぶ・出し入れする作業自体の大変さと、限られた収納スペースに寝具を収納するスペース確保の大変さがあるといえます。

そこで、後者の「寝具の収納」に注目し、回答者の寝具の収納方法について尋ねてみました。同じく自由記述にて質問し、内容を項目化して分類しています。

厚手の寝具は圧縮し寝具を置くなら押し入れに

収納方法として最も多く挙がったキーワードは「圧縮袋(29.0%)」でした。特にかさばる冬物の厚手寝具は圧縮しないと置くスペースがないというケースが多いようです。

しかし、圧縮することで寝具の風合いや素材の劣化を気にしている方も多く、場所を取っても圧縮したくないと答えた方や、圧縮袋を使っていても、圧縮処理を無理ない程度で止めて完全に空気を抜くことは避けるという方も多々見られました。

圧縮機能がないものでも、寝具を買った時の袋等「カバー・収納袋(24.3%)」に収納している方が多いようです。

汚れから寝具を守るだけでなく、中にはアイデア商品としてよりコンパクトにまとめられるように設計された袋や、寝具を立てて縦に収納でき、平置き時のように収納スペースで場所を取りすぎない工夫がされている袋等もあるようです。

また、布団を使っている方を中心に「押し入れ(27.8%)」に収納している方が多いようでした。洋室中心で押し入れでなく「クローゼット(11.8%)」に入れている方も多数見られましたが、元来布団の収納場所として作られている押し入れの方がサイズ的・機能的にも寝具の収納により適している傾向にあるようです。

そもそも収納できず部屋に置いているケースも

収納方法を聞いたアンケートの回答の中には「無理やり詰め込んでぎゅうぎゅうになっているし湿度対策も心配」・「そもそも布団が入る収納スペースがない」等、布団の収納スペース確保についての悩みの声が頻繁に含まれていました。

実際、シーズンオフの寝具を収納せず「部屋に置いている(1.8%)」という回答が多く見られたほか、ベッド下や家具と壁の隙間等の「すきま収納(1.5%)」や、空き部屋等の「収納用の部屋(1.3%)」に置く、使っている寝具の一番下に重ねて置いておく等の工夫で何とか置き場所を確保しているようです。

収納方法についての回答から、置き場所がなんとかなってはいてもあまり満足できていない方も多い現実が伝わってきました。

寝具の収納はスペースを取るので困る

寝具の収納方法の回答では、各家庭で工夫してかさばる寝具を収納していることが分かり、スペース不足や居室に置いている場合がある等、様々な問題があることがわかりました。

そこで、回答者全体に、かさばって場所を取りがちな寝具の収納について困っているかどうかを尋ねました。

約6割弱(57.8%)が寝具の収納に困っていると答えました

もちろん、毎年寝具を出し入れするので定位置を作っている方が多いようですが、それでも「寝具の定位置に収納スペースの大部分を割いてしまっていて不便」という声が多く挙がりました。

また「マンション暮らしで布団を収納できる大きさのスペースがそもそもない」・「収納する前に、収納したい場所の整理をしておくこと自体が大がかり」・「普段の荷物の出し入れの邪魔にならないよう奥の方に入れているので手前のものを一旦出す必要がある」等、さまざまな問題が潜んでいます。

それらの問題の多くは、収納スペースにもっと余裕ができれば解消する場合があると言えそうです。

シーズンオフにトランクルームに預けるという選択肢

寝具等の収納スペースが不足しているとき、トランクルームを活用し、シーズンオフの寝具・家電・衣服や使用頻度の低い荷物等をトランクルームに収納することで、収納スペースや居住スペースにゆとりをもつ方法が有効と考えられます。

そこで回答者の方に、季節ものの寝具をシーズンオフにトランクルームに預ける方法を良いと考えるか尋ねてみました。

アンケートでは34.0%の方がシーズンオフの寝具の収納にトランクルームを利用する方法を良いと思うと答えました。

3割を大きく越えており、少なくとも3人中1人にとっては有効な方法であると言えるものの、寝具の収納に困っている方が約6割弱(57.8%)であることと比較すると、収納に困っていてもトランクルームの利用は考えないという方がある程度いると言えます。

シーズンオフの寝具をトランクルームに預けるのをどう思う?

アンケートでは、シーズンオフの寝具をトランクルームに預けることに関して回答者がどのように感じているのか、メリット・デメリット等の意見を詳しく伺いました。

トランクルーム利用を「あり」と考える方の意見

メリットとして多く挙がった点は、

  • ・寝具を収納しやすい場所ができて助かる
  • ・スペースにゆとりができ有効活用できそう
  • ・家族が多い家庭や来客用寝具を持つ方に便利
  • ・使わない季節に家で邪魔にならなくて良い
  • ・ゆとりある収納で通気性が良くなり湿度対策にもなる

という意見でした。

大きな寝具が無理なく収納できる場所が確保でき、シーズンオフに場所を取らないことを大きなメリットと感じているようです。

トランクルーム利用を「場合によっては良い」と考える方の意見

トランクルームの利用を「あり」・「なし」と判断した方の中にも、心配が残る点等の条件がクリアできれば「場合によっては良い」という方が多くいらっしゃいました。

気になる点として多く挙がったのは、

  • ・便利だが利用料金がかかり出費が増える
  • ・保管環境が心配(特に衛生面や温度・湿度管理等)
  • ・トランクルームと自宅間の運搬がネック

という点でした。これらは、トランクルーム利用を「なし」と感じた方にも共通した意見が多く見られました。

トランクルーム利用を「なし」と考える方の意見

「場合によっては良い」と考えた方が気になった点と共通していますが、より強い度合いの意見になっている場合が多いようでした。また、スペースが確保できるため必要性を感じない方も見受けられました。

  • ・利用料金を払いたくないから使わない
  • ・料金がかかるなら収納を工夫したり断捨離して家で収めたい
  • ・保管環境が不安なので肌に当たる寝具は預けたくない
  • ・トランクルームと自宅間の運搬が大変なので使わない
  • ・自宅の収納スペースで足りている

トランクルーム利用をしづらいと考えている場合、実際のサービスでは心配ごとが解消される場合が多くあります

利用料金については、低料金な必要最低限のサイズにしたり、お得な割引キャンペーン等を利用することで出費を抑えることができます。

また、重くて大きい寝具を預けるのにトランクルームと自宅間の運搬・出し入れが気になる方にはお荷物運搬サービスがおすすめです。自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。しかも、年中無休で24時間いつでも依頼でき、最短3日後には作業実施可能なので、欲しい時すぐに使うことが可能です。

保管環境については、収納ピットの場合、公式HPにて各店舗の現地写真や360°バーチャル内覧を使って実際のトランクルームの様子を見ることができます。衛生的な保管環境や防犯対策、動線等が視覚的に確認できて安心です。

もちろん、保管状況・防犯対策等、不安な点・疑問点が少しでもありましたらお気軽にお問合せください

 

User’s Voice

【トランクルーム利用は「あり」という方の意見】

“冬用の布団だけではなく、夏用のひんやりタイプのシーツもかなり場所を取るので、預けることはアリだと思います。スペースを取らないように紐でしばってケースに入れているので寝具の傷みも気になるし、保管場所もぎゅうぎゅうで湿気のこもりも気になります。”
(40代・専業主婦)

“シーズンが変わる度にしばらく使わなくなるので、スペースを取ってしまうなら、預けておくのは便利だと思います。”
(20代・会社員)

“トランクルームの使用により、収納スペースに余裕がうまれ、広々とした暮らしが実現できて、快適に暮らせると思います。”
(50代・自営業)

【トランクルーム利用は「場合による」という方の意見】

“トランクルームの清潔さを見て判断したい。”
(50代・自営業)

“特に、冬用の寝具を収納するのに、スペースを取るので預けたいですが、湿度対策が気になります。”
(50代・自営業)

“集荷に来てもらえるならありだと思いますが、そうでなければ自分で車に乗せて運ぶことができないので難しいです。”
(40代・主婦)

【トランクルーム利用は「なし」という方の意見】

“なんとなく家から離れたところに寝具を保管するのは抵抗があります。トランクルームの衛生さも不明なため。また、出し入れするのは私の担当になりそうなので、やめておきたいです。”
(30代・トラックドライバー)

“料金がもったいないと感じるから。トランクルームに預けるくらいだったら圧縮袋などを使って工夫したり、使わないものを処分したりすると思う。”
(30代・無職)

“冬物の寝具の場合は特にですが、ただでさえ重たいものなのでわざわざ自宅外へ運ぶことは骨が折れます…。”
(40代・ギグワーカー)

 

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、季節に応じた寝具の衣替えとトランクルームの活用についてお話しました。

季節・気候に合った寝具の利用は健康管理の視点からも大切ですが、寝具の衣替えは大きさ・厚さ・重さ等の影響で何かと大変な作業です。

シーズンオフの寝具の収納スペースが足りず、ぎゅうぎゅうに詰め込んだり、居室にそのまま置くケースも多いようですが、そんな時に役立つのがトランクルームです。

寝具を使わない季節に預けたり、季節的に使わない家電や使用頻度の低いものを預けて寝具の収納スペースを確保したりと、自由度の高い使い方ができます。重い荷物にはお荷物運搬サービスの活用もおすすめです。

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年9月18日から9月22日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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