粗大ゴミを処分するのは大変?廃棄までの置き場所など悩みがいっぱい!
今年も一年が終わろうとしています。年末には大掃除をして、使えなくなった大きな家財等の粗大ゴミを処分する方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「粗大ゴミの処分」に注目し、アンケートをもとに粗大ゴミを出す上で大変なことや、処分を待つ間の管理方法等について考えます。作業面・保管面・金銭面等、あらゆる面で何かと大変なことの多い粗大ゴミ。今回の特集がそれらの負担軽減のヒントになれば幸いです。
粗大ゴミの処分は大変!
粗大ゴミは各自治体によって定義・回収方法・料金は実に様々ですが、一般的な目安として「30cm以上の金属製のゴミ」及び「30cm〜50cm以上のプラスティック製または木製のゴミ」が粗大ゴミとされ、それ以外の大型のゴミについても各自治体により粗大ゴミについて分類・定義がなされています。
具体的な粗大ゴミの例には家具・寝具・自転車・大型のベビー用品やおもちゃ・家電リサイクル法対象外の家電製品等があります。
大型なものが多いため回収場所への持ち運びが大変で、処分前に一時保管しておく場所を確保することが大変な場合もあります。また、回収の日程調整や処分料金も負担となりやすいと言えるでしょう。
今回のアンケートでは最初に、粗大ゴミの処分は大変だと思うかを尋ねました。
粗大ゴミ処分で大変なこと
ほとんどの方が感じている粗大ゴミ処分の大変さですが、どのような点が大変と感じている方が多いのでしょうか。回答者が大変に感じていることを尋ねてみました。
重く大きい粗大ゴミの移動が大変
第1位は「粗大ゴミの移動(57.2%)」で、半数を超える割合の方が懸念している問題であることが分かりました。
自宅内で使っていた場所から玄関への移動だけでも大変なのに、自宅から自治体指定の回収場所にまで持っていく場合は長い距離を運ばなければなりません。公道の通行に注意して指定の時間に出せるように運びますが、朝の混雑する時間に重なる場合も多々あるでしょう。また、マンションなら廊下・エレベーター等を通るのにも一苦労です。
回収場所への運搬が難しい場合やゴミの量が多い場合等は車やトラック等で処理センターに持ち込む場合もあるでしょう。やはり、普段慣れない運搬作業は非常に大変です。
粗大ゴミの処理料金に負担を感じる
第2位は「粗大ゴミ回収の費用(20.2%)」でした。
粗大ゴミ回収日に出す場合無料で処分してくれる自治体もありますが、多くの自治体の場合、粗大ゴミを申し込んで処分料金を払い、申込・支払済のシール等を貼って回収場所に出すことが多いでしょう。
また、自治体によっては戸別回収があったり、粗大ゴミ回収業者に回収依頼する場合にもやはり料金がかかります。
「捨てるものにお金を払う」抵抗感がある方は多く、運搬の困難さから回収依頼をした場合にはまた料金が上乗せになります。回収依頼をお願いしなければならない事情がある場合、都度依頼ではなく、ある程度まとめて依頼することで回収料金が抑えられることがあることも注意しておきたいポイントです。
粗大ゴミの回収の段取りが大変
第3位以降は粗大ゴミ回収の段取りの大変さに関する項目が並びました。「粗大ゴミ回収のスケジューリング(13.6%)」「粗大ゴミ回収を呼ぶ(8.3%)」という意見が集まりました。
申込手続き可能な時間やゴミ出しできる時間が平日日中に限られている場合が多いので、申込電話からゴミ出しまで、仕事との兼ね合いを調整せねばならず、休暇をとって粗大ゴミを出す必要がある場合も多々あるようです。
また、原則雨でも回収は行われるものの、粗大ゴミとして回収後に資源としてリサイクルする対象となっている素材の場合等には雨の日に出せないこともあります。「粗大ゴミに出してからの雨(0.8%)」は、運搬時・出したゴミが濡れる等の大変さだけでなく、雨を避けるため、せっかく出したものを一度持ち帰る大変さもあるのです。
処分するのが大変だった粗大ゴミ
アンケートでは続いて、処分するのが大変だった粗大ゴミを尋ねてみました。
「寝具がない日」は困るのでベッド等の寝具の処分が大変
第1位は「ベッド・マットレス・布団(37.3%)」等の寝具でした。これは、大きくて運搬が大変であることはもちろんですが「寝具がない日があっては困る」ことも大変さの大きな要因です。
具体的には、捨てる日の朝まで使って処分の準備をして、捨てた後も次の寝具をすぐ準備するのは大変な作業ですし、事前に新しいものに交換した場合にも、捨てる寝具を家の中で一時保管しなければならない大変さもあります。
頻繁に使うソファや座椅子の処分が大変
第2位は「ソファ・座椅子(23.9%)」でした。運搬が大変なことはもちろんですが、寝具と同じように「家の中で過ごす際頻繁に使うから、ないと困る」ことにより大変さが増しています。つまり、寝具ほど必須ではなくても、ソファや座椅子がないと「過ごす場所がなくなる・いつも通り過ごせなくなる」状態になるのです。
つまり、寝具と同様にソファや座椅子を「処分後出来るだけ早く新しいものを用意する」ことや「新しいものがきた後、古いものを処分まで家に置いておく」大変さが伴います。
寝具とともに「粗大ゴミの一時保管場所の確保は非常に大変で、保管スペースが取れない時には素早く新旧の交代をする大変さも伴う」ことがよくわかる結果となりました。
第3位以降は大きく運搬が難しい項目が並び、「その他」にはスポーツ用品・自転車・子供用の室内遊具等が見られました。
粗大ゴミは都度出す?まとめて出す?
粗大ゴミは運搬が大変で、処分まで日がある場合には自宅の中に一時保管するスペースも場所を取って大変です。一時保管が難しい場合には即日に処分・入れ替えをする大変さもあります。
その大変さを考えると、粗大ゴミを出すものができた際に都度出す方が良いかと感じますが、運搬が困難なため回収を依頼する場合や、申込手続・粗大ゴミ出しを仕事の合間や休暇に対応する場合等は、都度対応は現実的に難しく、ある程度まとめて依頼する必要が出てきます。
そこで、アンケートでは、粗大ゴミを都度出しているか、まとめて出しているかを尋ねてみました。
何と都度出す方とまとめて出す方がちょうど半分・同数の50.0%ずつになりました。
それだけ、各家庭の状況や事情に応じて、都度出すことのメリットを重視するか、まとめて出すことのメリットを重視するかによって選択が変わることがわかります。
ここからは、先程大きな問題として話題に上がった「粗大ゴミの処分までの一時保管」に注目しながら、粗大ゴミをまとめて出す方の詳しい事情について掘り下げていきます。
まとめて出す場合は回収までの保管場所が大変
粗大ゴミをまとめて出すまでには、それらを処分する日まで自宅で保管する必要があります。そこで、粗大ゴミをまとめて出すと答えた方を対象に、粗大ゴミの回収までの保管場所に困ることはあるかどうか尋ねてみました。
粗大ゴミをまとめて捨てる際、粗大ゴミ回収までの保管場所に困ると答えた方は約7割(68.5%)でした。
まとめて出すメリットを感じながらも、処分までの荷物保管を大変に感じる方は多く、置き場所の確保が難しかったり、家の中で邪魔になったり、部屋や収納スペースが手狭に感じてしまうという悩みはつきもののようです。
自宅のスペースを圧迫してしまう一時保管
次に、粗大ゴミの処分までの保管場所はどこかを尋ねました。
居室等の空きスペースに保管
第1位は「居室等の空きスペースに保管(36.5%)」でした。
粗大ゴミは大ぶりのものが多いため、押し入れやクローゼット等、なかなか普段の「収納スペース(6.5%)」に保管することができない場合が多いようです。そこで居室等を含む部屋の空いている場所にとにかく置いておく場合が多くなります。広いスペースがとりやすい「リビング・ダイニング(3.5%)」を置き場所としている場合もあります。
居室に置くのに抵抗がある方は「廊下(8.5%)」に置いています。通るのに邪魔になってしまいますが、くつろぐ部屋に処分する粗大ゴミがあるよりは良いという選択肢のようです。
大きいものの一時的な保管とはいえ、居室でも廊下でも、置けば手狭になり、邪魔になったりぶつかったりすることも考えられ、子供がいる場合等は特に危険が伴います。場所を選べないのが現実とはいえ、不快感だけでなく安全性にも問題があるといわざるを得ません。
空き部屋保管は便利だが確保できる住居は限定的
第2位は「空き部屋(33.5%)」で、居室への影響なく、いつも通りの生活スペースを保ちながら保管できるためメリットを感じている方が多いようでした。
しかし、収納用の空き部屋の確保が難しい場合は多く、空き部屋があっても家具等の大きな粗大ゴミが置けるほどの保管スペースがなかったり、搬入・搬出が難しい場合も多々あると考えられます。
つまり、粗大ゴミを「使っていた場所のまま置いておく(1.5%)」ことができない場合、粗大ゴミを置いておけるスペースのある空き部屋や収納スペースがない限りは、どうしても一時保管の粗大ゴミが生活スペースを圧迫してしまうことになります。
粗大ゴミの一時保管や普段使用しない物をトランクルームに預けてみる?
粗大ゴミを処分までの間自宅の中に保管しておくと生活が不便に感じる方や、粗大ゴミの置き場所確保のために収納スペースや部屋を広げると便利だと感じる方は、トランクルームを活用して一時保管※したり、荷物を預けて自宅のスペースを広げる方法があります。
(※法律・公序良俗に反する物・動植物・腐敗しやすい物・湿気・臭気を発する物・現金等貴重品・総重量1tを超える物品などはご収納できません。廃棄予定の家具等、衛生的に問題ないものであれば収納可能です。)
アンケートでは、粗大ゴミの一時保管や普段使用しない物をトランクルームに収納する方法をよいと思うかを尋ねました。
トランクルームは便利?不便?
粗大ゴミの一時保管場所に困っている方の割合に対してトランクルーム利用による解決法を評価する割合が少なかったのは、トランクルームサービスへのなじみの少なさと、トランクルームに保管することに対して気になることがあるからと考えられます。
そこで、回答者の皆様にトランクルーム各社のHPを通じてトランクルームについてご理解いただいた上で、トランクルーム利用について意見を伺いました。
まずアンケートでは、トランクルームは便利と思うか不便と思うかを尋ねました。
トランクルームは便利だと思うと答えた方は5割強(53.5%)でした。
トランクルームのサービスを知っていただく前よりは割合が改善されたとはいえ、依然、気になる点や不便さが気になる方も多いようです。
そこで、回答者がトランクルーム利用にどんなメリット・デメリットを感じているか詳しく見ていきましょう。
便利派・不便派それぞれの意見
トランクルーム利用を便利と感じた方・不便と感じた方の意見を通じ、メリット・デメリットを考えていきましょう。
便利と感じた方の意見
便利だと感じたポイントとして特に多く挙がった意見は次の5点でした。
- ・処分予定の家具等の粗大ゴミをトランクルームに保管でき自宅がすっきりする
- ・大きな物を一時保管する場所がない自宅でも必要な収納スペースがもてるようになる
- ・保管環境が清潔でセキュリティも安心
- ・Webで内覧・申込できたり24時間利用でき利用時間の制限にしばられない
- ・荷物運搬のサービスを使うと重い物の運搬もしてもらえて安心
便利さに加えて、思ったよりもリーズナブルに利用できるという意見も多く集まりました。
重くて大きな荷物が多い粗大ゴミがテーマであったこともあり、お荷物運搬サービスが好評でした。自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。しかも、年中無休で24時間いつでも依頼でき、最短3日後には作業実施可能です。
【荷物の一時保管に関連して】
“不要品を廊下に置いていると凄く邪魔だから、一時的にどこか別の場所に置けるなら便利でいいと思ったからです。”
(30代・スーパー店員)
“まとめて処分するまでに時間が掛かるし、それまで自宅のスペースが埋まるのはもったいないから”
(50代・フリーランスライター)
“家に粗大ゴミが物理的にあるより精神衛生上良いと思いました。”
(30代・会社員)
【お荷物運搬サービスに関して】
“オンライン契約ができる。車がなくても、荷物を運んでもらえる。”
(40代・ホテル清掃員)
“高齢になると重いものを運ぶのも一苦労で、運搬サービスは便利だと思います。”
(60代以上・フリーランス)
“荷物を運んでもらえるので男手がない時でも気軽に頼めるから。”
(30代・パート)
【自宅荷物の保管に関して】
“該当するシーズンにしか使わない大きな荷物の保管場所に苦慮しているため。”
(50代・無職)
“以前クローゼットに入りきらない洋服をたくさん仕方なく処分したことがあったので、もっと早くに知っておいていればよかったなと思いました。”
(40代・専業主婦)
不便と感じた方の意見
不便だと感じたポイントとして多く挙がった意見は次の4点でした。
- ・お金がかかる
- ・運搬や出し入れが面倒
- ・家の近くや居住地域にない
- ・一時的な狭さは我慢すれば何とかなる
利用料金が気になる方・運搬の手間が気になる方は、保管するもののサイズに合わせて必要なサイズを小さいスペースから選ぶことやキャンペーン等を活用して低コストに抑えたり、お荷物運搬サービスを活用することにより負担を軽減できます。
特に大きな家具等の処分時には、お荷物運搬サービスにより自宅からトランクルームに運ぶだけでなく、トランクルームから回収センター等への運搬も可能です。
なお、収納ピットでは毎年数多くの出店計画があり、今後も店舗数がどんどん増えていく予定です。現在まだ店舗がない地域の方も、今後のサービス拡大にどうぞご期待ください。
また、保管環境等利用について気になる点等があればお気軽にご相談ください。
“粗大ごみの場合、保管場所に困っても一時的なことなので、そのためにコストをかけるのはもったいないかなと思います。”
(30代・会社員)
“粗大ゴミを捨てるのに費用がかかるうえ、ゴミの保管にお金をかけたくないと思いました。まだ使うかもしれないものの保管には便利だと思いました。”
(30代・主婦)
“便利だがお金をつかいたくない。”
(50代・自営業)
“近くにトランクルームがないので、そこまで運ぶのが大変です。”
(30代・専業主婦)
“東北に住んでいるのですが、東北にトランクルームが無いからです。”
(30代・在宅ワーカー)
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、粗大ゴミの大変さと一時保管のスペースの悩み、トランクルームの活用による便利な荷物保管についてお話しました。
粗大ゴミは大きく、処分の前の一時置きの際に普段の収納等に入らないことがネックです。空き部屋に保管できる場合はよいですが、そうでなければ居室や廊下等、場所を問わず空きスペースにとりあえず置いておくことになり、不便を感じる場合も多いはずです。
そんな時、処分する家具等の一時置き場所として、また、自宅のスペースを一時的に広げるために自宅荷物を置くための場所としてもトランクルームの利用が便利です。
短期間の利用にも、今後も保管する自宅荷物を対象とした継続的な利用にも適したトランクルームをあなたも是非気軽に使ってみませんか。
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