関東の春の衣替え:半数以上が収納スペースの不足を感じる。
寒かった冬が終わり、あたたかい春がやってきました。春らしい服装で出かけたくなる陽気になってきましたね。この季節、冬物から春物への衣替えをする方は多いのではないでしょうか。寒さから身を守ってくれた冬服を大切にお手入れ・保管して次の冬も快適に着たいものですね。しかし、厚い生地でかさばる冬物は、お手入れも収納も何かと大変で重労働です。そこで今回は、冬物から春物の衣替えについてアンケートを行いました。あなたのご自宅の衣替え事情と照らし合わせて、より快適な衣替えのヒントが見つかれば幸いです。
冬物から春物の衣替え時期
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(40.3%)における結果を中心に分析していきます。
はじめに、冬物から春物に衣替えをする時期について尋ねました。
今回のアンケートでは、冬物から春物への衣替えをする方が最も多かったのは「3月下旬(45.3%)」でした。気温が一気に上がり、桜が咲くなど春らしい季節感になってくる時期であると同時に、2番目に多かった「4月上旬(24.2%)」とともに4月から始まる新生活に備える影響もありそうです。
全国もほぼ同じ分布となりましたが、
3月以前に衣替え: 全国56.6%・関東60.2%
4月以降に衣替え: 全国41.8%・関東37.8%
であり、全国と比較すると関東はやや早い春を迎えていると言えそうです。
衣替えは家族何人分?
アンケートでは次に、家族何人分の衣替えをしているかを尋ねました。
最も多かったのは「1人(48.1%)」でした。1人暮らしの方が多いことに加え、普段自分1人分の衣替えのみをするという方も含まれている数値であると考えられます。
なお、こちらも全国もほぼ同じ分布となりましたが、
3人以下: 全国84.0%・関東86.1%
4人以上: 全国16.0%・関東13.9%
関東において7人以上と答えた回答者ゼロ
であることから、関東の方がやや家族の人数が少ない傾向にあることがわかりました。
衣替えのお手入れ方法
アンケートでは次に、衣替え時に収納する前の衣類のお手入れ方法を尋ねてみました。
洗濯機・手洗い等自宅で洗うのが主流
最も多かったのは「洗濯機で洗う(79.1%)」でした。厚くてかさばる・家で手入れしにくい素材が多い冬物とはいえ、洗濯ネットやデリケート素材向けの洗剤等を活用して洗濯機で洗う方が約8割でした。全国においてもほぼ同じ割合(80.9%)の方が洗濯機で洗うと答え、他のお手入れ方法も関東・全国においてほぼ同じ割合の結果となっています。
また、特に気になる服については「手洗い(16.5%)」「浸け置き洗い(5.1%)」をするという意見もありました。いずれも、基本的に自宅でお手入れをするという方針の方が多いことがわかります。
自宅でお手入れしづらい衣類はクリーニングに
次に多かったのは「クリーニング(54.4%)」でした。スーツや制服等に加え、冬物ならではの素材のためにプロのクリーニングをお願いするという方が多いようです。
クリーニングに出す服についても調べてみました。
最も多かったのは「アウター類(88.4%)」でした。洗濯機で洗いづらく手洗いも脱水も大変で、素材的にも洗うことができなかったり、自宅のお手入れでは風合いを損なってしまうケースが多いアウターはクリーニングするという方が多いようです。
同じく、風合いを損ねたり形崩れしやすい「ニット類(7.0%)」をクリーニングに出すという方も多く見受けられました。
お手入れした後の保管方法
次に、衣替え時のお手入れをした後、冬物衣類を保管する方法について尋ねてみました。
畳んで衣装ケースや段ボールに保管
最も多かったのは「衣装ケース等へ収納し自宅で保管(58.4%)」でした。全国での結果も59.3%で大差ない割合となりました。
冬物をまとめて畳んだ状態で保管する方が多く、同様に畳んでまとめて「段ボールへ収納し自宅で保管(1.9%)」するという声もありました。
かさばる冬物を自宅で保管せず「衣装ケース等へ収納しトランクルームで保管(1.2%)」する方もいらっしゃいました。一着ごとにかさばり全体量も多い冬服をトランクルームに収納することで自宅のスペースがすっきりします。トランクルーム利用についてはこの後詳しく掘り下げていきましょう。
ハンガーにかけてクローゼットで保管
2番目に多かった意見は「今ハンガー掛けしてクローゼット等へ保管(34.2%)」でした。
畳んで保管しにくくハンガーで吊るして保管したいアウター等を中心に、クローゼットで保管しているという声が集まりました。
ただ、シーズンオフにもハンガーを掛け続けなければならず、冬物だけでハンガーポールやラックがいっぱいになる、他の季節の服をかけておくスペースが足りなくなるという悩みがある方も多いようです。
なお、その他の意見としては圧縮袋を活用するという意見等が上がりましたが、やはり冬服はかさばる・保管スペースの確保が大変という悩みが多いようです。
そこでここからは、冬物の収納について掘り下げていきましょう。
冬物の収納は1人1箱では足りない
冬物は分厚くかさばりがちですが、具体的にはどの程度保管場所を取るものなのでしょうか。アンケートでは目安として、冬物が1人分の段ボール1箱ほどの収納スペースを必要とするかどうかを尋ねました。
アンケートでは冬物の収納は1人段ボール1箱ほどで収納できる量ではない(それより多い)と答えた方は6割超(63.9%)でした。
そして、全国ではさらに多く、66.9%の方が冬物の収納に1人段ボール一箱ではおさまらないことが分かりました。
冬物の収納だけで家族人数分の個数以上の段ボール相当量を保管すると考えると、収納スペースにおいて冬物が占めている場所の大きさを改めて実感するのではないでしょうか。
冬物を仕舞うと自宅スペースを圧迫
場所をとりがちな冬物の収納。アンケートでは、衣替えで冬物を収納する際、自宅のスペースが圧迫されると感じるかを尋ねました。
アンケートでは冬物を収納すると自宅スペースが圧迫されると感じると答えた方は5割超(55.1%)でした。全国ではさらに多く、56.9%の方が冬物収納により自宅スペースが圧迫されると感じていることが分かりました。
限られた収納スペースをオフシーズンの間使わない冬物のために割き続けるストレスを感じている方も多いようです。そのことによって収納スペースが不足し、居室等に荷物があふれる状況になっている場合は尚更です。
アンケートでは冬物を収納する際の具体的な悩みについても尋ねてみました。多くの方が抱えている悩みについて、意見を抜粋してご紹介します。
◆冬物がかさばって収納スペースを圧迫してしまう
“夏物に比べて厚みが有るので2倍は収納スペースが必要です。”
(60代以上・専業主婦)
“冬の期間が長い地域に住んでいるので冬物の服が多く、大きめの収納ケースが2~3個必要になるので、保管する際に部屋のスペースをかなり使ってしまうこと。”
(20代・事務職)
“ダウンジャケットのようなかさばるものをクローゼットに入れると、少ない点数でもスペースを多くとるのが悩みです。”
(30代・会社員)
“ダウンコートなど(シーズンオフに)使わない服でクローゼットがいっぱいになってしまう”
(40代・主婦)
“かさばってしまうものが多いので、圧縮袋を使うようにはしているが、それでも場所を取ってしまう。”
(30代・会社員)
◆きれいな状態でしまえない
“セーターなど分厚い服が多いので、収納するスペースがいっぱいになってしまい、入りきらなかった服を収納ボックスの上に置いておくなど、キレイに収納できないことです。”
(30代・専業主婦)
“収納スペースが足りないため、コートやセーターの型崩れが気になっています。”
(40代・会社員)
◆ハンガースペースが足りない
“アウター類などは畳んでおくとシワになるので必ずハンガーにかけて収納しますが厚みがあり春夏の洋服をかけるスペースが少ないのが悩みです。”
(30代・接客業)
“ダウンやコート、スキーウエアなどかさばる物が多く、圧縮袋に入れるとクローゼット内に置く場所がないので、そのままハンガーで掛けておくしかいない。アウターだけでクローゼットのパイプが埋め尽くされ他の物が掛けられない。”
(40代・主婦)
◆スペース不足から冬物の数が限られる
“嵩張るのを防ぐ事が出来ないので、断捨離する事が有ります。”
(40代・会社員)
冬物の収納によって自宅スペースが圧迫される悩みを解消したい時、トランクルームを利用するという方法もあります。冬物の収納方法のアンケートでもトランクルームを活用するという意見がありました。
冬物をはじめ、すぐに使わない季節ものの荷物や使用頻度の低い荷物、大きくてかさばる荷物等をトランクルームに置いておけば、自宅がすっきりし、収納にゆとりが持てます。
すぐに使うものだけを収納スペースに置いておくことで、利用するときの出し入れも快適にできます。
本来はもっと冬物を多く持っておきたい、保管に場所をしっかり使いたい時、トランクルームがあれば、快適な生活を保ちながら必要な数の冬物を確保したり、形崩れしないような収納方法にするゆとりができます。普段のお部屋の環境に近い屋内型のトランクルームなら衣類の保管も安心で、例えばハンガーラックを活用しての保管も可能です。
トランクルームを活用することで、かさばってシーズンオフに邪魔になりやすい冬物の収納の悩みを一気に解決し、日々の生活もぐんと快適になるかもしれません。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、冬から春の衣替えとお手入れ・収納の悩みについてお話しました。
アウターやニット等、1枚1枚がかさばる冬物。6割以上の方が1人あたり段ボール1箱ではおさまらない量の冬物を持っており、使わないシーズンオフに割き続けるスペースはやはりもったいなく感じるものです。そんな時、トランクルームがあれば、十分なスペースを確保し、必要な数の冬物を確保しながら、自宅のスペースを有効活用することが可能になります。
冬物から春物をはじめとする衣替えをより快適にし、ゆとりを持った収納を実現するために、あなたも是非トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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